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安田純平さんへの「自己責任」批判に賛否両論 著名人の見解まとめ

ダルビッシュ有さん、本田圭佑さん、高須克弥さんなどがSNSで述べている。

2015年、シリアで拉致、拘束されたジャーナリストの安田純平さん。10月23日深夜に日本政府が解放されたと発表し、25日に帰国した。

帰国してから二日が経ち、ネット上では安田さんに対し、「自己責任」と批判が出ている。著名人もSNSで持論を述べている。それぞれのツイートを列挙する。

ダルビッシュ有さん「あなたが文句をいう時もそれは無力さからくる自己責任でしょう」

一人の命が助かったのだから、自分は本当に良かったなぁと思います。 自己責任なんて身の回りに溢れているわけで、あなたが文句をいう時もそれは無力さからくる自己責任でしょう。皆、無力さと常に対峙しながら生きるわけで。人類助け合って生きればいいと思います。

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ルワンダのジェノサイドなんかも50万から100万人が亡くなってる。 約100日と短期間すぎたのもあったけど、もっと他国が介入出来ていたら絶対こうなっていないはず。 世界の国々もジャーナリストもこういった歴史から人間の弱さ、怖さを学んできたはずなんですよ。

危険な地域に行って拘束されたのなら自業自得だ!と言っている人たちにはルワンダで起きたことを勉強してみてください。誰も来ないとどうなるかということがよくわかります。 映画だと「ルワンダの涙」が理解しやすいと思います。 ただかなり過激な描写もあるので気をつけてください。

本田圭佑さん「色々と議論がなされてるみたいやけどとにかく助かって良かったね」

フリージャーナリストの安田さん、色々と議論がなされてるみたいやけどとにかく助かって良かったね。

僕も色んな国に好きで行くので、しかも政治やビジネスに関して好きな事言うので、このまま拘束されたりしたら、ホンマにヤバいかもっていつも思ってます。ダルビッシュさん夫婦がいればもっとガツガツいけそうです。 https://t.co/kjwt7XbSM8

ZOZO社長・前澤友作さん「(日本政府は)人命より、テロとは交渉しないという姿勢を優先した」

拘束されていた安田さんが解放され助かった。本当に良かった。けれど忘れてはいけない。2015年1月の後藤さんと湯川さん、2004年10月の香田さん、三人とも助からなかった。いずれも身代金要求に日本政府は応じなかった。人命より、テロとは交渉しないという姿勢を優先した。人命<姿勢???

身代金を払えば、それが新たな武器購入の資金となり、テロの力を強め、さらなる被害拡大につながる。大方の人の意見がそうなことは知っている。けれども、それは近視眼的な考えだと思う。根本的なテロ問題の解決は、資金源の凍結や、武力による一掃戦略ではなく、話し合いだと思う。

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武力での一掃殺戮は孫の代までの怨恨継承となり、また同じテロを生む。国際社会がテロとは交渉しない、という強固姿勢を貫く中、彼らには彼らの覚悟と主張があるはずで、その声に誰かしらが耳を傾け、非武装の状態でテーブル上で議論してみることはできないだろうか。

平和主義国であり被爆国でもある日本が、国際社会を代表して、そうしたテーブルを用意し、そこへテロリストと呼ばれる人たちに丸腰で来てもらい、さあ冷静に話しませんかと、あなたたちの本当の目的は何なんですか?と議論の場を設けることはできないだろうか。

身代金は、そのテーブルセットのための重要なカードとして使えるのではないかと僕はいつも思う。いくら払ってでも人命第一である、そして払うなら話し合いの機会が欲しいと。そうした姿勢を日本が率先して国際社会に示し、イタチごっこになっているテロ問題解決の新たな糸口にできないものかと。

アルピニストの野口健さん「邦人保護は国にとっての責務。事が起きてしまえば『自己責任だから』では片付けられない」

安田さんのメッセージに『日本政府に対し「自己責任なのだから口や手を出すな」と徹底批判しないと』とありますが邦人保護は国にとっての責務。事が起きてしまえば「自己責任だから」では片付けられない。ジャーナリストとして現場に拘る姿勢は強く共感。しかし自己責任についてはもっと謙虚であるべき https://t.co/jcIfCxVXBJ

ただし、安田さんへの過剰な又は感情的なバッシングはこれからの報道姿勢を抑圧してしまう。ロバート・キャパ氏や沢田教一氏のような使命感あふれるジャーナリストや報道カメラマンの存在は社会にとって極めて重要。海外の通信社から映像を買ってばかりでは「フィルター越し」に真実を眺めるばかり。

この度の出来事を一つの教訓として次に繋げていかなければならないと思う。必要な事は感情的な誹謗中傷ではなく冷静な分析。紛争地帯であり100%身の安全が保障されるわけもなく。紛争地入りする前の情報収集のあり方など。情報収集=資金であり、特にフリージャーナリストにとっては大きなテーマ。

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落語家の立川志らくさん「自己責任論は上がって然るべしだとは思う。これまでの言動、行動から当然そうなる」

安田さんの自己責任論は上がって然るべしだとは思う。これまでの言動、行動から当然そうなる。身代金が支払われたかどうかは定かでないがもしそうならその資金で人が殺される。でもね、とにかく助かったんだからまずは良かったねと言うべき。それがあってからの議論であり非難だと思う。

タレントのJOYさん「日本政府じゃないにしても、テロリストに身代金が払われてるわけで、結果的にそれが彼らの支援金になる」

安田純平さんが解放。 この人に批判が集まるのは過去の発言や態度からすると仕方ないのかな。 拘束も何度もされてますし。 日本政府じゃないにしても、テロリストに身代金が払われてるわけで、結果的にそれが彼らの支援金になる。 命が助かったのは本当によかったけど、そのお金が脅威も生みますね。

高須克弥さん「定番の作法を守ってほしい。 まず『恥ずかしながら…』と謝りなさい」

この人には敬意ははらえません。 兵士ではない。兵士ならば敵に媚びる捕虜だ。 出でくるときは定番の作法を守ってほしい。 まず「恥ずかしながら・・・」と謝りなさい。 https://t.co/jolKTVKnpi

Takumi Harimayaに連絡する メールアドレス:takumi.harimaya@buzzfeed.com.

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