10/27SAT(日本気象協会提供

加賀
能登

購読のお申し込み

0120-367-464みんなよむよ

富山新聞

マラソンの走り方やトレーニング法をアドバイスする(左から)前河教授、大島さん、川上さん、岡野さん=27日午前10時45分、金沢駅もてなしドーム地下広場

金沢マラソン、完走のこつ伝授

2018/10/27 14:26

 28日開催の第4回金沢マラソンを前に27日、金沢駅もてなしドーム地下広場で初めての企画となる日本陸連主催のプレミアムランニングセミナーが開かれ、元五輪選手らが自身の体験を基に、ペース配分やレース前日の過ごし方のこつをアドバイスした。完走や自己ベストの更新を目指すランナーたちは不安や疑問を解消し、本番に向けて意気込みを新たにした。

 

 1996年アトランタ、2000年シドニーの2大会連続で1万メートルの代表となった川上優子さん、シドニーで5000メートル、04年アテネで1万メートルに出場した大島めぐみさんの2人に加え、日本スポーツ協会スポーツドクターの岡野裕さん、日本陸連普及育成委員会ランニング普及部長の前河洋一国際武道大教授が講師を務めた。

 

 川上さんはフルマラソンで練習以上のペースで走った結果、20キロ過ぎで足が動かなくなった体験を紹介し「気分が高まっていても前半はとにかく焦らないで。前半の貯金は後半の借金になる」と話し、自分のペースを守って走ろうと呼び掛けた。ペースランナーの活用も有効だとした。

 

 大島さんは現役時代に15回のフルマラソンを走った経験から「レース前日に走っても疲労が残るだけ。まちなかをウインドーショッピングするくらいがいい」としっかり体を休めて当日に臨むことを勧めた。世界陸上ではマイボトルに梅干しを貼り付けていたとも述べ、塩分やクエン酸補給の大切さを強調した。

 

 岡野さんは医師の立場から、熱や下痢の症状がある場合はレースを諦める勇気が必要だと話した。前河教授は長寿や健康づくりにつながるランニングの魅力を説いた。

 

 質問タイムも設けられた。初めてフルマラソンに挑戦する東京都の会社員村田真由美さん(41)は「不安でいっぱいだったが、何を気にしたらいいか分かった。無理はしないで走ることを楽しみたい」と話した。