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【プロ野球】

日ハム1位の吉田、栗山監督バックアップ約束 東京五輪に向けて

2018年10月27日 紙面から

指名あいさつに訪れた日本ハム・栗山監督(左)と握手を交わす金足農・吉田輝星=秋田県立金足農業高で

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 日本ハムの栗山英樹監督(57)らが26日、秋田市内の金足農高を訪れ、ドラフト1位の吉田輝星投手(17)に指名のあいさつをした。指揮官は2020年の東京五輪の侍ジャパン入りを視野に、育成を進める方針を明かした。

 午後2時から約15分。思いの丈を伝えた栗山監督は「ステキだった。あれだけさわやかで野球がうまくて。吉田輝星という名前のまんま。カッコいいやんという感じ」。会見の途中からは「輝星」と下の名で呼ぶなどゾッコンぶりを見せつけた。

 スカウティングと育成に定評があるチームにおいて、栗山監督は吉田にどんな夢を見るのか-。「近いところにはオリンピックもありますし、選ばれるようになるのが一番良い。そこに向かっていく。目指してほしい」。20年まで時間はないが、「高卒の投手だとは思っていない。軸になってくれると思っている。早いデビューに期待したい」と大きな期待を込めた。

 もちろん吉田もそのつもりだ。「自分も日の丸を背負いたいという気持ちがある。そういうチャンスとして近いのは東京五輪。しっかり目指したい」。日本を代表する投手になると誓って突き進むプロの道。「自分で意識して努力しないと成長しない場所だと思う」。今から来年1月の合同自主トレまでの期間がいかに大切か説明も受けた。勝負はすでに始まっている。

 「栗山監督はオーラがすごかった。入ってすぐ出られる覚悟で来てくれ、と言われた。ここでトレーニングするときからそういうことを意識してやりたい。今はすごく楽しみ」。ダルビッシュ、中田、大谷、清宮、そして吉田。この系譜に名を連ねるのにふさわしい右腕の輝かしい伝説が始まる。 (土屋善文)

 

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