与田監督「ビリビリきた」　竜１位・根尾と初対面

　来春キャンプ１軍スタートだ！！　中日・与田剛監督（５２）はドラフト会議から一夜明けた２６日、４球団競合の末にクジ引きで交渉権を獲得した大阪桐蔭高・根尾昂内野手（１８）の下に指名あいさつに訪れた。大阪府大東市の同校で初対面し「目の前で毎日見ておきたい」と、早くも来春１軍キャンプスタートを予告。また根尾の最初の質問は、なんと入寮する「昇竜館」の風呂に向けられた。

　大物感漂うオーラを感じ取った。根尾との待望の初対面。与田監督は興奮を隠さずに一気にまくし立てた。

　「なんかビリビリきましたね。素晴らしい選手だと改めて感じました。先を見据えた澄んだ目をしていると思っていましたが、会ってよりそれを感じました。１分１秒でも早く、同じユニホームを着て、グラウンドに立ちたいですね」

　初交渉はあいさつと雑談に終始し、背番号やポジションなど具体的な話はなし。「交渉権確定」と印字された当たりくじに、サインと「一緒に戦いましょう！！」とメッセージを添えて根尾にプレゼントした。後は球団との交渉で契約に向かっていくことになるが「いい表情をしていた」と、入団へ確かな手応えは感じ取った。

　その上で、来春キャンプは１軍の沖縄・北谷に参加させる意向も明言。新指揮官は「１月の自主トレで、体に問題がなければ（キャンプは）そばに置いて見ていきたい」とトップレベルを経験させたい考えだ。