今回もご覧いただきありがとうございます。
今回は、私たちの身近にある穀物の効果・効能のご紹介です。
身近な食物に効果があるのは、嬉しいことだと思いませんか?
それは何の食物だと思いますか?
それは小豆です。
小豆といえば、おはぎやお汁こなどが思い浮かびますが、そのような食べ方ではなく違った食べ方をします。
みなさんはあまり馴染みのない食べ方かも知れませんが、凄く簡単な方法がありますので、次にその方法をご案内します。
疲れ・だるさ・二日酔い・むくみに効く小豆がゆ
アズキには、食べ物の毒を消し、食中毒や食あたりを防止する作用があります。
また、アズキはアルコールの毒素も除去してくれて、利尿作用の働きで尿の出をよくしますから、悪酔いや二日酔いの解消にも効果があります。
アズキの効能については、古い文献にも記載があります。
その文献である『本朝食艦』によれば、「赤小豆は尿の出をよくし、腫れをひき、いっさいの熱毒、風腫、瘍腫をとりさり、母乳の出をよくし、魚毒を除く」と記載されています。
また、貝原益一軒の『大和本草』や、寺島良案の『和漢三才図会』には、小豆は「小便を利し、腫をけす」とあります。
そのほか、かっけにも効果があるとされて、昔はかっけの患者にアズキと米ぬかを食べさせて、かっけを治療したといわれています。
●薬効のためには味をつけない小豆がゆを
このような小豆の薬効は、小豆に含まれるどの成分が有効なのか詳しくは分かっていませんが、サポニン、カルシウム、カリウム、脂肪、たんぱく質、ビタミンB1、B2、鉄分など多くの成分が含まれており、それらすべての成分の総合作用で、多様な薬効をあらわすものと考えられます。
不思議なことは、小豆の効果・効能を期待して用いるときには、小豆は味をつけずに用いなければならないことです。
味をつけると効果がでない、とはどうしてなのか疑問です。
おはぎやお汁このように、甘くして食べたのでは効果がなくなるのです。
そのようなことから、私のおすすめの小豆がゆも、塩などいっさい入れず水だけで煮たものです。
なべに適量の水を入れた中に、大サジに2~3杯の小豆を入れ、コトコトとゆっくり煮ます。
小豆がやわらかくよく煮えたら、小豆、汁とともに食べます。
この小豆がゆを食べると、ひどい二日酔いの時でも回復を早め、気持ちもスッキリします。
また、利尿作用が顕著で尿の出もよくなりますので、かっけや腎臓病でむくみのある人にもぜひおすすめしたい小豆がゆです。
毎日つづけて食べていると効果が出てきます。
以上が「疲労回復!特効!二日酔い・だるさ・むくみに~その身近な食物とは?」についてのご案内でした。
簡単な方法でしたね。
ぜひ、試してみてくださいね。