<ざっくり言うと>
  • 日本第一党西山たけし、「欧米の定義ではレイシストとは人種差別を理由に大虐殺をするような人の事」と意味不明な妄言を吐く。
  • 辞書を引かない人間は信じるに値しない。そういう人間に騙されず、自分自信がそういう人間にならないためには、辞書を引く習慣をつけることが有益である。


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本当は教育勅語や『新潮45』についての追加記事を書くつもりだったのですが、とんでもないツイートを発見してしまったので、それについて先に書きます。


在特会の会長であった桜井誠が作った日本第一党というレイシスト集団がありますが(党と名乗っているが政党要件は満たしていない)、そこの一人が「レイシスト」と呼ばれてこんなことを言っていました。
なんと、欧米人のレイシストの定義は、「人種差別を理由に大虐殺するような人間」なんだそうです。「私は虐殺なんかしてないから、レイシストではない」と言っているわけですね。


アホか、こいつ!


いや、日本第一党なんて入ってる時点で救いようのないアホに決まってるんですが、よくもまあこんな大嘘を平気で言えるもんです。


「欧米人の定義」なんて言っているので、とりあえず英語辞書で最も権威のあるオックスフォードケンブリッジを見てみましょう。

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A person who shows or feels discrimination or prejudice against people of other races, or who believes that a particular race is superior to another.
someone who believes that other races are not as good as their own and therefore treats them unfairly:
どちらもほとんど同じ定義ですね。

「ある特定の人種が、他の人種よりも優れていると信じ、他人種に不公平な扱いをしたり、偏見を持ったりする人」

ですね。


言うまでもなく、虐殺なんて要件はありません。あといくつか英語の辞書を引いてみましたが、どれもほぼ同じ定義でした。


「日本人は韓国人(朝鮮人、中国人など)よりも優れている」と考え、彼等に対し不公平な扱いをすれば、それで「欧米人の定義」では十二分にレイシストです。桜井誠や在特会が、いったいこれまでどれだけ在日韓国朝鮮人を不当に扱ってきたことか。桜井誠、在特会、日本第一党などは、欧米の定義に照らし合わせれば間違いなくレイシストです。


以前から「ネトウヨは辞書を引く能力もないからネトウヨになる」とこのブログでは言ってきましたが、このように、「レイシスト」に「人種差別を理由に大虐殺をする人」などという意味不明な自分勝手な定義を勝手に当てはめ、さらには「欧米人の定義」などという他人の威を借りて自己正当化する人間の何と卑怯なことか。


これを見てもわかる通り、レイシストというのは、自分がやってることが差別だという認識さえ持てないような人間がなるものなんですね。


デマというのは、自分で物事をちゃんと調べない人間が流したり拡散したりするものです。辞書の定義も調べられないような人間には、何かを議論する能力もその資格もありませんね。虐殺してなければレイシストじゃないとか、どこどうやればそんな意味不明な発想が生まれるのか…。


愛国カルトやレイシストに騙されないためには、自分がそのような存在にならないためには、辞書を引くという行為は大変有益な行為です。それだけでも、こういう低レベルな嘘つきからは身を守ることができます。

~~愛国カルトに騙されないための教訓~~

・わからない言葉は辞書を引こう。
 知ってるつもりの言葉も辞書で確認しよう。
 
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