こんにちは。韓国出身の料理研究家のキム・ヨンハです。
みなさんは、韓国の「カルビチム」という料理を知っていますか?
カルビ肉とじゃがいもやにんじんなどの野菜を煮込んで作る料理で、日本でいう「肉じゃが」のようなイメージです。
韓国の家庭では本当によく作られているカルビチム。ゴロッとしたお肉、肉の旨味が染み込んだ野菜が本当に美味しいのです!
韓国では牛カルビを使って煮込むのが一般的ですが、今回はもっと手軽に作るために豚のスペアリブと炊飯器で作る方法を紹介します!
炊飯器に肉と野菜と調味料を入れて、あとはボタンを押すだけ。炊飯器が調理してくれる間、家事や育児など他のことに時間を使えるのもありがたい……!
ではさっそく作り方を紹介します!
炊飯器で作るカルビチム
材料(作りやすい量)
- スペアリブ・・・・1kg
- じゃがいも・・・中2個
- にんじん・・・中1個
- ナツメ(あれば)・・・5個
【A】 - 醤油・・・1/2カップ
- りんごジュース・・・1/2カップ
- おろし玉ねぎ・・・1/2カップ
- おろしにんにく・・・大さじ2
- 砂糖・・・大さじ2
- コショウ・・・少々
- ごま油・・・大さじ1
- 水・・・1カップ
* 下準備:スペアリブを熱湯に入れ、表面の色が変わるまで茹でる。
* 炊飯器は5.5合炊きを使用しています。
作り方
1. Aを合わせてヤンニョム(韓国語で合わせ調味料のこと)を作る。じゃがいも、にんじんは大きめに切り、角を取る。
2. スペアリブの骨を上向きにして炊飯器に入れて、ヤンニョムの半分を注ぐ。
(骨を上向きにすることによって、肉に味がよく染みます)
3. じゃがいも、にんじん、ナツメを入れ、残りのヤンニョムを注ぐ。
4. 炊飯器の普通モードで炊く。
ジャーーーン!!
たったこれだけで、お肉やわらかな美味しいカルビチムが完成!
鍋で作ると2時間もかかりますが、炊飯器で作れば1時間以内。しかもほとんど放っておくだけで簡単にできますよ。
しかも、炊飯器調理のメリットは簡単なだけじゃないんです。高温&高圧で調理するので水分の損失が少なく、肉や野菜の水分で調理できてより濃厚な味に仕上がるんです。
甘辛い味付けのお肉でご飯が進む進む……!
ホロッホロになったじゃがいもが肉汁とスープを吸っていて、これもまた美味なんです。一度作ると、この味にハマること間違いなし。
お子さんはご飯と一緒に、大人はビールと一緒に楽しめて、家族みんながハッピーになれるお料理ですよ(作るのも簡単だし!)。
今回は一番ポピュラーなカルビチムのレシピを紹介しましたが、お好みでエビや貝、タコなどを追加しても美味しいですよ。お肉とのバランスも良いですし、旨味がパワーアップ!もちろん、本場韓国のように牛カルビが手に入ったら、そちらで作ってみるのも良いですね。
簡単美味しいカルビチム、ぜひお試しください!
著者プロフィール
金 英貨(キム ヨンハ)
フードコーディネーター. 料理研究家
1977年8月19日生まれ。韓国出身。
食のコンテンツ企画制作会社や食品企業にて、レシピ開発やスタイリング、フードコーディネートを手がけます。書籍、雑誌、動画などのフードコーディネートも担当させていただいています。
韓国料理を得意とし、韓国の家庭料理からおもてなし料理の料理教室の講師も務めています。
https://www.instagram.com/goodnewscooking/
(企画編集:河瀬璃菜)