ブラジル在住の荒釣師・グランデ小川の・・
ページ制作日:2002年6月14日
【2002年6月号】
Amazon Fishing
【ヒラリー・ドラード・フィッシング】
 ドラードの仲間は、ブラジルに3種類以上が生息 している。その中で最も生息数が少ないのが、この ヒラリー・ドラードだ。
 多くの河川で幻と化している魚だ。
 最大で4キロくらいと大型にはならないが、掛か れば素晴らしくスピーディなファイトをする。今回は、 秘密ポイントの一つ「チバジー川」ってとこで、40セ ンチ弱中心で、2人で20尾くらいシャッド・ミノーで 釣りました。
 1回だけ50センチ級も来たけど、バレちゃった。ヒ ラリーの特徴は、尾の朱色とプラチナ色のボディ。 綺麗な魚でしょ?
下写真は、牧歌調の「チバジー川」。
【ブラジルは、食味の秋・・・・酒の肴・・・・2題】
 南ブラジル地方は、秋の気配が濃くなってきました。食い物が美味い! 今回紹介するのは 、ブラジル原産でないルーツの肴です。上写真は、レインボートラウトの燻製。ビールは、「アン タルチカ」。下写真は、アルゼンチン原産のペヘレイ。ブラジルでは、「ヘイ=王様」って呼びま す。ペヘレイは美味しい魚ですよ。淡水魚なのに、海のシロギスのような風味があります。小 骨も少ないですね。ムニエルかシロ焼きがいいですね。ワインはチリ産の白。
【アマゾンの博物学アングラーの魚類学・講座・4】
レッドテール・キャット学・がくがくの巻
脊椎動物門・魚上綱・硬骨魚綱・条鰭亜綱・真骨上目・コイ目・ナマズ亜目
ピメロデラ科:学名;フラクトセファルス・ヘミリオプテルス
 レッドテール・キャットフィッシュは、アマゾン3大巨頭鯰の一つである。グランデ小川の知って る範囲の最大級で、頭と内臓を抜いた状態で80キロ。生体は、120キロを超えていたと思わ れる。俺も、40キロ級は釣っている。巨大ナマズの中では、比較的釣りやすい。
 食性は貧食。口に入る大きさの動物蛋白質だったら、何でも飲み込む。もちろん人肉だろう が何だろうが、かまわず食う。サイズに似合わず、かなりの浅い場所にも出現するぞ。
 ブラジル・アマゾン地方では、この魚を「ピララーラ」と呼ぶ。語源は、先住民族インディオの
トゥピー・グァラニー系の言葉。「ピラ」=魚+「アラーラ」=コンゴウインコの意味。尾の部分の 鮮やかな赤が極色彩のコンゴウインコを思わせる、ってのが命名の理由。
 ファイトは、強力(ごうりき)系。
 そうそうグランデ小川は、数キロ級をルアー(ラパラ)で釣ったこともあるんよ。
5月号をご覧になりたい方
ブラジル月間釣り情報の目次へ
Pagina Inicial
ホーム
★ AMAZON FISHING - GRANDE OGAWA - 2002