青色は食欲を減退させる効果がある。
皆さん、青色の食べ物って見たことありますでしょうか?
青色の食べ物を挙げろと言われても、そんなにポンポン出て来ませんよね。
青色の食べ物ってあんまりないのです。圧倒的にその数は少ないのです。
今回はそんな「青色」が持つ、食べ物への効果を見ていきましょう。
食べ物が青色だと違和感を覚える人が多い。
青色は食欲を抑制する効果を持ちます。
想像して欲しいのですが、もし、カレーが青色だったら食べたいと思いますか?
ちょっとスプーンが進みにくいですよね。
もし晩御飯のご飯と味噌汁が青かったら、私は「う~ん」と唸ってしまうかもしれません。
いきなり青色のラーメン、スパゲッティ、ハンバーグを出しくるお店があったら「これ食べられるの?」なんて思っちゃいますよね。
こんなふうに青って、どちらかというと食欲が湧きにくい色なのです。
なんで青だと食が進みにくくなるのか?
何で私達がそう感じるかというと、
一説によると、自然の食材の中には「青」がないからではないかという説があります。
昔から、青い食べ物というのを私達は見てこなかったわけですね。
そうすると、青色のものを見ても「食べ物だ!」と認識しにくい。
むしろ「大丈夫かな?」という気持ちになりますよね。
経験からか、本能からかなのかは分かりませんが、
食べ物が青いと違和感を覚える人は多いのです。
食品パッケージに「青」が用いられるようになった背景
昔は、そんな理由から、お菓子や缶ジュース、缶コーヒーなど、食品のパッケージに青を使うことが避けられていました。
「食品を売るのに食欲を減退させる色を使ってはマズいだろう…」ということですね。
しかし、現在では青を用いたパッケージの食品が普通に店頭に並んでいます。
なぜでしょうか。
その背景には諸説ありますが、1つ、こんな話があります。
青が使えないとなると、いつも使う色が限られて商品独自のインパクトを出しにくくなります。
他の商品との差別化が難しいので、個性を出すために効果的に青が使われるようになりました。
他の色と組み合わせることによって補色効果を狙ったりですとか、青を全面に出すことで斬新さを狙ったパッケージですとか、色々な商品が出てきまして、
今では当たり前のように青が使われた商品が、スーパーやコンビニに並んでいますよね。消費者側も、そのことには違和感を感じている人は少ないはずです。
食品メーカーや飲食店は、そういった部分でも延々と試行錯誤をし続けています。
その商品パッケージを「美味しいそう」と感じさせて、たくさんの人々に商品を手にしてもらう必要がありますからね。
インパクト狙い過ぎて失敗している商品も中にはありますが…。
青には清涼感をもたらす効果もある。
青色が持つ印象の1つとして、「サッパリした感じ」がありますよね。
空の青さや海の青さから、青色に対して爽快なイメージを多くの人が持っていると思います。
そういった色の力を利用して色が着けられている食品もあります。
かき氷のブルーハワイや、飲み物のサイダーなどは、その爽快感を狙って青色が使われています。青色の持つ清涼感を利用しているのですね。
青色ダイエット!?
青色が持つ食欲を減退させる効果を利用したダイエットというものも存在しています。
食器の色を青に揃えたり、青色のレンズのサングラスをかけて食事をすることで、
食欲を抑えて食べすぎないようにするという旨のダイエットです。
効果の程は定かではありませんが…。
しかし、食器ですとか食べ物の色が変わることで、その食べ物への印象が変わるということは確かです。視覚の影響は大きいのです。
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色がもたらす印象や、五感の不思議について書いた記事
www.karada-de-manabou.com
青には青の力がある
食としては、青は避けられやすい色ですが、
別の場面では、人に良い効果をもたらす部分も持っています。
先ほどお話した、澄んだ気持ちを与えてくれる空や海も青色ですよね。
そんなことから青は人気がある色でもあります。
色には色の、適した活躍の場があるのですね。
そのお話については、またいずれ。
実は、青いラーメンとか青いカレーって実際にありますので、
興味のある方は食べてみてはいかがでしょう。
新しい扉を開いてしまうかも!?
人間って最初は違和感を覚えていることでも、慣れると適応していったりしますから、案外、いける人はいけるのかも?
ということで今回のお話はここまでです。
お読みいただきありがとうございました!