田中圭「新たなスタート」　東京ドラマアウォード主演男優賞

　俳優の田中圭（３４）、女優の石原さとみ（３１）らが２５日、東京・芝の東京プリンスホテルで“世界に見せたい日本のドラマ”に贈る「東京ドラマアウォード２０１８」授賞式に出席した。

　男性同士の恋愛を正面から描いて国内外で大反響を呼んだ田中の主演ドラマ「おっさんずラブ」（テレビ朝日系）が作品賞の連続ドラマ部門グランプリを獲得。田中は主演男優賞も受賞し「僕にとってスタートになりました。主演はほとんどなく、俳優１８年の集大成と思ってやったけど、まだまだ楽しいことがこの先ありそうと、先の感情が生まれてきた。『おっさんずラブ』以上のものをやらなきゃしょうがない」と意気込んだ。

　同ドラマで主人公に思いを寄せる上司役を熱演した吉田鋼太郎（５９）も助演男優賞を受賞。「今回はやったことのない“ヒロイン”。自分の性格は女性っぽい。わりとジメジメしているので部長の気持ちもわかる。途中から自分の性格で演じればいいと、田中くんをひたすら愛していた」と回想。さらに「プライベートでも初共演だった田中くんと（主人公に思いを寄せる部下を演じた）林遣都くんが日に日に仲良くなっていくので、焼きもちをやいていた」と告白して笑わせた。

　法医学をテーマにした主演ドラマ「アンナチュラル」（ＴＢＳ系）で主演女優賞を受賞した石原は「誇りな感じ。自信を持って見てほしいと言える」と胸を張った。撮影もタイトルと異なり“ナチュラル”な自分でいられたことを強調し「楽で伸び伸びしていられて、こんなにプレッシャーを感じない現場は初めて。またこういう作品に出たい」と共演者やスタッフにも感謝した。

　同ドラマは作品賞、連ドラ部門の優秀賞のほか、脚本賞、演出賞、特別賞、主題歌賞（米津玄師「Ｌｅｍｏｎ」）も受賞した。