何と…APS版「写ルンです」のレンズを再利用したミラーレスカメラ用の広角レンズがギズモショップさんから発売になりました。見た目はいつものUtulensシリーズと似ていますが…使っているレンズが全く違うんです!
APSって何?
そもそも最近フィルムカメラを好きになった方だと「APSフィルム」を知らないのでは?APSとはアドバンストフォトシステム(Advanced Photo System)の略でカートリッジタイプのフィルムになっています。
現在は全てのメーカーが撤退して生産も販売も終了していますが…カートリッジタイプのフィルムは装填も簡単でカメラ本体も小型化が出来る!って事で最終的に普及しなかったけど…様々なカメラが販売されていました。
で、その波に乗って「写ルンです」にもAPS版があった訳ですよ。
もちろん現在発売されている商品ではありませんし…APS版ともなれば完全に珍品(笑)世の中に残された数少ない「APS判 写ルンです」を再利用して作られたのが今回紹介する「GIZMON Utulens APS」なんです!
※ギズモショップさんからレビュー用にサンプルを提供してもらいました!
GIZMON Utulens APS レビュー
APSフィルムを使ったカメラはレンズが広角気味に設定されている事が多く、こちらも「f=24mm F16」になっています。ですから、このレンズをAPSセンサーサイズのミラーレスカメラで使用した場合は、37mm相当の広角レンズとして使う事が出来ます。
「APSフィルム」と「APSセンサーサイズ」という似たような言葉が出てきて分かりにくくなっていますが…デジカメ用語のAPS-CはフィルムのAPSという規格から付けられたものになってます。
話がそれましたが…APS-Cのミラーレスカメラで使うと37mm相当の画角になるのでリアルな写ルンですと似たような雰囲気で使う事が出来るレンズに仕上がっています。
外観は少し前にレビューを書いた「GIZMON Wtulens Lと似た「超小型&薄型のパンケーキレンズ」です。
マウントアダプターとレンズがセットになっていて…レンズを取り外すとこんなに小さい!
GIZMON Utulens APSは軽くて小さいレンズになるので…スナップ撮影に最適なんです。という事でパパッと近所で撮ってきた作例写真をご覧ください!
GIZMON Utulens APS 作例写真
カメラはNEX-3で設定は…
ホワイトバランス:太陽光
測光モード:中央重点
クリエイティブスタイル:スタンダード
全てこの設定で撮影した写真です。それでは一気に写真を貼っていきます。
37mmという画角がかなり写ルンですっぽい!しかも周辺光量落ちが何とも雰囲気を出しています。微妙に歪みがあるのもトイカメラっぽいし…面白い写りをするレンズだと思いました。バチッとハマると予想以上に綺麗な写真も撮れます。
今回はNEX-3で撮ったそのままの色味でアップしましたが…撮影後にアプリで少し色味を変えてあげればかなり写ルンですっぽい雰囲気に仕上がりそうです。
ベースになる写ルンですが少ない事もあり…製造数がかなり少ないレンズになっています。またギズモショップ本店のみの販売になりますので、Amazonや楽天では買えません。
なかなかマニアックなレンズになりますが…生産数が極端に少ないので気になった方は早めにゲットがおすすめです!それじゃ!また!
▼詳細は公式サイトからご確認を。