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幼馴染が女勇者なので、ひのきの棒と石で世界最強を目指すことにした。 作者:のきび

第三章 ミスティアとクロイツ ―ふたりの魔王討伐―

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クロイツと勇者候補選抜御前試合 その二 ~湯けむり殺人事件、殺人はないけどポロリはあるよ~

 うーん、この浮き板(フローティングボード)使えばオークキングの住処(すみか)まで行けるかしら。

「アリエル、この板で山越えて40km先まで行けると思う?」

「え、40kmで山越えですか? クロリア様のMPはいくつですか?」

「私のMPは1250ね。もっとリセットマラソンすればよかったわね」

「いいえ、十分すぎるほどありますよ。私なんかMP386ですから」

「二人ともすごすぎですよ私MP1ですよ」

 ティアは自分の力のなさを嘆くが、それが普通なのであり、私たちがおかしいだけだからと言うと笑顔が戻った。

しかし、ディオナの「私は30ですね」で又しょげてしまった。

 ちょっと空気読んでよディオナ。だけどディオナはお構いなしにたたみかける。

「なにかこの斧を持っていると力が流れ込んでくるんですよ。多分MPを使いきってもすぐに回復するかもしれません」

「本当なのアリエル」

「その呪いのアイテムなんですが、生物なんですよ」

「生物?」

「はい、詳しいことは分かりません。ですがその武器の素材は金属ではありませんでした」

「だ、大丈夫なの?」

「なにがです?」

 アリエルは意外と天然ボケなのだというか探究者的性質を持つ。だから人が危険とかに気をやらない傾向がある。

「いやそんな素性不明の物を持ってて」

「ええ、ご覧のとおり大丈夫です。狂戦士化もしてませんし自由自在に使えるみたいですしね」

「本当になんともないのディオナ」

「私はどちらかと言えばこの武器を持っていると落ち着きますね。まるで懐かしいようなそれで守られている。そんな気になります」

「そう、ならいいのだけど」

 ディオナの斧を見る目は相変わらず恋人を見るような目だ。武器相手にこういう目をする人間は普通殺人者などの異常者なのだけど、少し違う気もするのよね。


「それで、行けるか行けないかで言えば行けます。クロリア様のMP量なら往復してもまだ余ると思いますよ。どこにいかれるんですか?」

「ティアを連れてオークの集落を襲おうと思うのよ」

「でもそれだと飛べなくなりますよね」

「あ」

 失念していた。大空の飛翔(スカイワード)は一人限定。誰かを持てばとたんに飛べなくなる。

「うーん、そうですね。それなら魔法剣・疾風(はやて)で少し上の方に飛んで落ちたら又飛んでと行くのはどうでしょう?」

 そう言うとアリエルは地面に串の先でジグザグに絵を描く。

「それでいける?」

「ええ、問題ないです。ただ上下の揺らぎが大きいのでティアちゃんに耐えられるか」

「わ、私なら大丈夫です強くなりたいんです」

 ティアは強い目で私たちを見る。その心は揺るがないようだ。

「そういえばティアね打撃スキルがE級からC級に上がったのよ」

「一日でですか?」

「そう、正確には1時間くらい」

「え、そんな馬鹿なことが」

 アリエルは疑うように鑑定眼(アブレイザル)でティアを見るが、すぐにその顔は驚きの表情に変わった。

「……本当ですねC級になってます」

 それを聞いたディオナがティアに抱きつき喜びを体で表す。

「予定では全部の武器スキルをS級まであげる予定よ」

 その言葉にディオナの眉がピクリと上がる。

「私もお願いします。妹に負けてられません!」と言うが。レベル10なのにステータス的に50越えのディオナは同じことができないことを説明したら肩を落とした。

「まあ、ディオナは普通にレベルあげれば強くなるから」

「残念です」

「迷宮都市に行けば自ずと上がりますから、それまで我慢ですよ」

「そうですね。ティアに差をつけられるのは悔しいですけど我慢します」

「ふふふ、お姉ちゃん負けず嫌いだもんね」

「ち、違うわよ、お姉ちゃんの威厳のためです」

 わかる、わかる、姉に威厳は必要ですよね。威厳があれば皆お姉ちゃんお姉ちゃんと(あが)めたててくれるもんね。

 あれ、まって私威厳無くない? 結構最強だと思うんだけど。あれ? あれ?

「ねえ、アリエル私って威厳無い?」

「無くわないですよ」

「お姉ちゃんと呼んでもいいのよ?」

「なに言ってるんですかクロリア様?」

 私はすごすごとティアのそばに行く。

「ティア、私って威厳無い?」

「威厳と言うか素敵です」

 ういやつ、ういやつ。私はティアの頭を撫でる

「お姉ちゃんと呼んでもいいのよ?」

「それだとディオナお姉ちゃんと区別つかなくなるからダメですよ」

 私はディオナのもそばに行く。

「ディオナ、私って威厳無い?」

「はい、全く無いです!!」

「ふえええぇ。誰もお姉ちゃんって呼んでくれないの? お姉ちゃん悲しいです」

「なに言ってるんですか。私たちのリーダーなんですから下らないこと言わないでください」

 ディオナはそう言うが、それは持つ者の台詞だ。持たざる者の私は欲しいのだ、お姉ちゃんと言う称号を。

「わかった、いないなら、増やせばいいのよ、妹を!」

 もちろんその言葉を発した私は三人から殴られたのは言うまでもない。

 なんとか妹を作る方法無いかしら。

①ディオナを私の嫁にしてティアにお姉ちゃんと言わせる。

 これはダメねディオナは私になびかない。

②アリエルの姉を落としてアリエルにお姉ちゃんと言わせる。

 これもないか、そもそもアリエルをはめた女を私は許すことはない。

③両親に頼んで妹を作ってもらう。

 天涯孤独の私には絶対に無理よね。


 ならば答えは一つ。私より幼い娘がいる家の養子になる。


 こ・れ・だ!


 そうね、できれば髪の毛ツインテールでカールしてる娘がいいわね。色は赤ね。うん赤一択。

 はあ、そんな娘いないわよね。

 でも、そんな娘ならお姉ちゃんより、お姉様よね。ぐふふ。


 肉を食べ終わると祭りも終わり。町のみんなからお礼を言われながら私達は宿に戻った。

 皆でお風呂に入り私はかけ湯をしてすぐに湯船に浸かった。

「身体洗ってから入るのがマナーですよ」

「そうね、ミスったわ。逆にみんなを先にいれてその出汁(だし)を飲むべきだったわね」

「「「さすがにそれは……」」」

「じょ、冗談よ冗談」


 まあ、先に湯船に入ったのには訳がある。先に入っているから後から入ってくる人のものが丸見えなるはずなのだ。私って天才だわ自分のアイデアが怖い。

 それにここからならみんなの身体がよく見える。大きいのやら小さいのやら大きめのやら、眼福、眼福。これで私の寿命は10年は延びたわね。体を洗い終わったアリエルが私の隣に入ると「ふっ~」と一息つく。


 ……おっぱいって浮くんだ。


 これが我が軍とアリエル軍の戦力差か。アリエルの乳力(ちちちから)に我が軍は完敗だわ。ええ、即座に白旗ものよ。まあ唯一の救いは私の嫁ということね。この乳はアリエルの物でもあるのと同時に私の物でもある。私の乳力(ちちちから)とアリエルの乳力(ちちちから)があれば世界を取れるわ!


「そう言えば、アリエルの方の勉強は捗ってる?」

「はい、知識面ではもうすべて学びました。あとは技術ですね」

「優秀ね、あんまり無理しちゃダメよ」

「はい、ありがとうございます」

 アリエルは私の上に座り、私がだっこするような形になる。

 なにげにボディーランゲージが激しいなと思いつつも、アリエルの胸を湯船に沈ませては反動で上がるを繰り返し遊んだ。

 ぼよよ~ん、ぼよよ~んと浮き上がる胸はまるで海の魔獣リバイアサンだ。

 出たなリバイヤサン! お前の弱点は知っている。ここだこのピンク色の部分が弱点なのだぁ~!

 だけど、遊んでいる私に大量のお湯がかけられた。うぷっ。

「ちょ、なにするのディオナ」

「二人だけで入ってるんじゃないんですよ、イチャイチャしすぎです」

「ん~ディオナも仲間に入りたいのかな?」

「はぁ。クロリアさんはかっこいいときとロクデナシのときで落差ありすぎですよ」

「お姉ちゃんわかってないな。それがいいんじゃない」

「さすが我が許嫁、分かってらっしゃる」

 そう言うとティアはえへへと笑い私の隣に入る。

「そう言うものなの? まあ、あなたがいいならそれでいいけど。あ、アリエルさん鎧の方できました?」

「ええ、一応白い色が出るように軽金属のミストニウムとウール鉱でプロテクターを作りました。それとクロリア様用に金をグラスラスでコーティングした小手と肩当ても用意しましたよ」

「さすがアリエルさん仕事が速い。お風呂でたら皆さん試着会ですよ」

 そう言うとディオナはそそくさとお風呂を上がった。これで今湯船にいるのは私の嫁だけなのだが。実際私ものぼせそうなのだが。膝の上にアリエル、左肩にティア。まるで前門の虎後門の狼。いいえ、これは言うなれば二つの大好物を前にお預けされた犬ね。ワンワン! 

 ……出るに出れない。

「そう言えばアリエル。ティアのハンマー調整してもらえる? あれじゃ威力が強すぎるわ」

「すみません気がつきませんでした。どのくらいが適正でした?」

 まあ、私たち基準で考えると全然問題ないものね。

「十分の一がギリギリね。それに目や耳を守る物も欲しいわ」

 あんな至近距離でエクスプローションの爆音を受けたら耳や目がやられてしまうわ。私は耐久力が高いから平気だけど。

「分かりましたハンマーの調整と保護用のアイテム用意しますね」

「ありがとうございますアリエルさん」

 ティアがそのままお辞儀をして、顔を湯船にポチャンとつけてしまったのは見て見ぬふりをした。こういう一生懸命なせいで失敗するところも又かわいい。

 しかし、そろそろ熱いかな?

「あ、あのアリエルさん?」

「なんでしょう?」

「そろそろ、どいていただけるとありがたいのですが」

「ダメですよ、これはお仕置きの一貫ですから」よく見ると、アリエルの指から泡が出ていた。ちょ!補助魔法で沸かしてたの!! 当然アリエルとティアは耐熱魔法をかけており涼しい顔をしている。

「うううう。アリエルってなにげにサドの気があるわよね」

「そうですか?」

 アリエルは私の方を振り向き、耳をペロリとなめる。ティアも真似をしてなめようとするがアリエルに邪魔をされてなめさせてもらえない。まあ2年間お預けですから仕方ないですね。

 しかし、いっこうにアリエルは耳を舐めるのをやめない。舌が耳の中へと入る気持ちよさ。あれ、ここが天国ですか? お仕置きが天国なんですか?

「いつまで入って ちょ! ティアの前で何してるんですか!」

 出てくるのが遅い私たちをみに来て、かわいい妹の前で痴情を目にした怒りの大魔人ディオナが斧を展開して私をにらむ。その目は赤く輝いていた。え、リアルに真っ赤なんですけど。

「ディオナ目が赤い」

「当たり前です。今神の声が聞こえました。あなたを殺せと言っています」

「いや比喩じゃなくて本当に瞳が真っ赤なのよ!」

「何をバカなことを私の瞳は青ですよ! そんなことじゃ騙されませんからね!」

「お姉ちゃん、本当に真っ赤だよ」

「と言うか光輝いてますよディオナさん」

 二人にそう言われたディオナは鏡を覗いた。

「え!? 本当に赤い……。ア……キ……ト?」

 そう言い残すとディオナは倒れた。私たちがディオナに近寄ると、斧が独りでに動きだし四つの赤い目が私たちをにらむ。

「どきなさい! その子は私の家族なの、そのままにしておけないでしょ!」

 私がそう叫ぶと斧の目から光が消えバタンとと床に倒れた。私がディオナを抱き上げても斧は反応しなかった。どうやらディオナに危害を与える者に攻撃するようだ。私達は危害を加えないと判断されたのだろう。

 お風呂場で濡れた服を脱がせベッドにディオナを寝かせた。アリエルは手袋をつけ斧をベッドの横に立て掛け、ディオナを診断する。目に光を当てたり腕をとりなにかを計るようなしぐさをする。

「身体に異常はありません」

「どういうこと?」

 確かに私の目から見ても特に状態異常などはない。

「呪いのアイテムの影響としか」

「危険がないんじゃなかったの?」

「危険はないはずです、でも目が覚めてみないことにはなんとも」

 珍しくアリエルが狼狽している。アリエルを責めるのは間違いだ。むしろリーダーの私が責められなければいけない。呪いのアイテムを持つことになんの疑問も持たなかった私のミスだ。

「お姉ちゃん……」

 ティアはディオナの額をなで心配そうに見つめる。喧嘩をすることはあってもやはり姉妹なのだ心配じゃないわけがない。

 私はティアの肩を寄せ抱き締める。


 ”パシッ”


 その音と共に私の腕は弾かれる。寝ているディオナが起き鬼の形相で私を見る。

「クロリアさん。私の目の前で妹を抱き締めるとはいい根性です。もう戦争しかないですね!」

 そう言うとディオナは斧を持ち身構える。

「お姉ちゃん!」

 ティアはディオナに泣きながら抱きつく。

「そんなにひどいことされたんですか!? クロリアさ~ん~!」

 ちょ、酷くない? どれだけ信用無いのよ私。

「ダメ、お姉ちゃんクロリアさんは倒れたお姉ちゃんをベッドに運んでくれたんだよ」

「倒れた? 私が? え? え? え?」

 ディオナは自分の身体を見回しなにも以上を無いことを確認すると首をかしげる。

「覚えてないの? 目が赤くなって……鏡を見たお姉ちゃんはそのまま倒れて。……捨てて、その斧捨てて、それのせいでお姉ちゃんはおかしくなったんだよ」

「ダメよ! これは大事なものなの。捨てたり売ったりするなんてできない!!」

「良いですかディオナさん、その斧を取り上げませんから少し身体の状態を見せてください」

「……分かりました」

 警戒しつつもベッドの上に座り傍らに斧を置くとディオナはアリエルの診察を受けた。

「瞳孔の色が少し赤みがかってますね。それ以外は異常はないです」

「当然です、この斧はそう言うものじゃありませんから」

 そう言うとディオナは愛しい人を抱き締めるかのように斧を抱いた。その光景は異様だった、斧を抱き締めるディオナを傷つけまいと斧が自らの刃を曲げ彼女を守っているのだ。





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