これから1年間、毎月家族で、逗子の畑(山)に通うことに決めて。
「FARM CANNING」の6期生になりました。
さくさら、引越しもあり、小学生になるタイミングでもあり。
でも、ベストなタイミングだったって言える。
私は大事に楽しみに抱えてきた、40代への準備の、最後の1年間だ。
朝から、畑に入って。
夜、ヘトヘトで泥のようになって東京に帰ってきた時、もう、朝とは別人になっちゃったなあって思うほどに。
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農家になりたいわけではないのだけど。
変化が激しい時代を生き抜く、さくさら(と自分たち)に、知っていてほしかったこと。
季節の食べ物の、テーブルに出てくる、そのずっと前のこと。
素晴らしい、子供のような顔をした、一生懸命な大人たちのこと。
今の季節の野菜をみんなで収穫して。
この仲間で作り上げていく畑をいただいて、みんなで相談して、何を植えるか、どうやって育てていくか、教えていただきながら話し合って。
今日の里芋で、芋煮を囲んで、みんなで空の下でお昼を食べている時なんて、もう最高に幸せだった。
ここでお酒を飲んだら、最高だろうなあ!
そのあとの農作業が全くはかどらないだろうなあ。
私たち、一杯のために、電車で、この大荷物と疲れた体をせっせと運んでくる日は、きっと近い。
でも、その一杯。。(想像するだけで泣けるー。)
収穫したピーナッツを、みんなで割って。
炒って、ピーナッツバター作り。
1日中、畑で、さくさら、大丈夫かなあ、、
って心配していたけれど。
一瞬も飽きず。
子供達は大自然でどんどん遊びを見つけて、畑に夢中になり、鶏が卵を産むのを見つめてた。
みんながみんなのおかあさんのように、お父さんのように、なっているのも、涙が出そうに嬉しくて。
彼は、人見知りを隠そうとして、今日も、誰よりも大きな声を出していたので、気付いたらリーダー風に。
ふふふ。がんばってくれー。
私は大人数だと人見知り。
なので、1対1でのんびり、端っこで話しながら、素敵な方達に出会えた幸せをかみしめて。
トラックの荷台に乗せていただいて、山道を上がっている時に見えた、海と夕焼けを私は一生忘れられないよって思いながら。
こんな最高なこと、ってある?
って、なんどもなんども言いながら。
なんでもないおじさんのように、少年のように、ちえさんの送り迎えにいらしてた sow experience の琢さん。
私の人生のロールモデルの1人。
琢さんがよく、本や取材で語ってる、
「僕はフューチャリストではなく、ナウイスト。」
っていうのが、私もいつも、そうそう、って思っているのです。
子供達の未来を考えるのも、心配するのも、大事だけれど。
やっぱり本当に大事なのは、今、目の前で起きていることだし、未来は大事な今の積み重ねだから。
今が良ければ、きっと未来もいいって、私は心から信じてるの。
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この学校を運営されている、奥様のちえさんがまた素晴らしくって。
今日はちえさんを見つめているだけでも、本当に胸いっぱい。
少しのことから色々学ぼうとする私には、今日の出来事は多くを感じすぎて、もう、ちょっと、、心も体もヘトヘト。
最高に、最高でした。
さくさらも、来月の畑を楽しみに。