【芸能・社会】風間俊介、初丸刈り 来春のテレ朝系ドラマ「やすらぎの刻」2018年10月25日 紙面から
倉本聰さんが脚本を手掛けるテレビ朝日開局60周年記念連続ドラマ「やすらぎの刻(とき)~道」(来年4月スタート)に出演する俳優の風間俊介(35)が、役作りのために人生初の丸刈りになった。 昨年4月から9月まで月~金曜に昼の帯ドラマとして放送された「やすらぎの郷」の続編に加え、主人公・菊村栄(石坂浩二)が執筆するシナリオ「道」を映像化。山梨県のとある山間の村を舞台に昭和、平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯をつづっている。 風間が演じるのは、後にヒロイン(清野菜名)の夫となる養蚕農家の四男・根来公平。13歳の少年時代(昭和11年)から公平役を演じるにあたり丸刈りになることを決意。スタジオ内の控室で“断髪式”が行われることになった。 「ベテランのヘアメークさんをお呼びしました」とスタッフが招き入れたのは、前作で“お嬢”こと国民的女優の白川冴子役を演じた浅丘ルリ子(78)。風間とは2008年の舞台「恋はコメディー」の共演をきっかけに、互いに信頼を寄せ合う間柄だ。 「私が(カットを)やらせていただきますが、よろしいでしょうか?」。鏡越しにサプライズで現れた大女優に風間は「うわぁー!!」と驚きながら「僕はルリ子さんに身を委ねます。公平になる準備は整っていますから」と即答。バリカンを扱うのは初めてという浅丘も意を決したように「覚悟はいいわね? 参ります!!」と宣言し、豪快に風間の頭を刈り上げていった。 風間は現在、日本テレビ系「ZIP!」の月曜メインパーソナリティーを務めており、同番組にはウィッグを着用して出演してきた。「髪を切る前はこの断髪式が自分の中で作品へのスイッチが入るきっかけになるのだろうと思っていました。思っていたよりも違和感がなくて…。共演者の皆さんにも“ルリ子カット”だと自慢します!!」とすがすがしく語った。 浅丘も「こんなに似合う人はいないわね! もう『かわいい』という感想しかありません」と大満足の様子だった。 ◆橋爪功、公平の晩年を演じる風間からバトンを引き継ぎ、橋爪功(77)が公平の晩年を演じる。「ひとつの作品の中で途中から役者が変わるという展開は、とても面白いと思います。視聴者の皆さんの想像力もかき立てられますし、そのあたり、倉本さんも緻密に計算されているでしょう。僕自身も楽しみにしています」とコメント。「やすらぎの郷」の続編ブロックでも、元歌舞伎俳優の新たな入居者・水沼六郎として一人二役に挑戦する。
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