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【芸能・社会】

桑田佳祐「KUWATA CUP」ボウリング 来月から47都道府県で予選会

2018年10月25日 紙面から

マイボールを手にポーズを決める桑田佳祐

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 サザンオールスターズの桑田佳祐(62)が、プロ級の腕前を持つ趣味のボウリングをすべての老若男女に楽しんでもらおうと、自身の名を冠した全国大会「KUWATA CUP 2019」を開催することが決まった。一般アマチュア部門とジュニアアマチュア部門は、11月1日から予選会が47都道府県の501会場でスタート。参加券を購入すれば誰でも挑戦できる。決勝大会は来年2月10日に東京・渋谷のヒカリエホールに特設レーンを設置して開催。当日は桑田も駆けつける予定だ。

 中学3年生だった1970年代、列島はボウリングブーム。桑田少年もたくさんのトロフィーを家に飾っていた父から教わり、スコアがぐんぐんと伸びていった。高校生の時には、友人と2人で勝手に「ボウリング部」を名乗るほどのめり込み、ボウリング場でアルバイトをしながら本気でプロボウラーを目指したこともあった。

 当時流行していた、ハイスコアが出やすいレーンでは、練習ながらパーフェクト(300)を記録。しかし、音楽への道を歩み始めると、次第にボウリングから遠ざかっていった。

 転機が訪れたのは、還暦を迎えた2016年。かねて親交のある「ビッグ・ジュン」こと日本ボウリング界のレジェンド矢島純一選手(73)から誕生日祝いにボールをプレゼントされ、ゲームに誘われたことからボウリング熱が再燃。今でもマイボール、シューズ持参で週に3回ほどボウリング場に通っており、スタッフと一緒に10ゲーム以上楽しむことも。今年の夏には非公式で299点をマークした。

 昨年には、スポーツ誌「Number」とコラボした桑田責任編集のボウリング特集号が発売された。桑田のあふれるボウリング愛を感じ取ったスタッフが桑田との会話の中で、どこでも誰でも参加できるKUWATA CUPの構想が今春に持ち上がり、実現に至った。

 一般アマチュア、ジュニアアマチュア部門は11月1日から来年1月6日まで、実行委員会が選定した全国501会場で予選会を開催。3ゲームの合計点を競い合う。参加希望者はローソンチケットのウェブサイトなどから前売りの参加券を購入するか、指定の会場で当日券を購入。参加券1枚ごとに一人何回でも挑戦できる。

 来年2月8、9日に東京都内で開かれる本大会には、スコアの高い順に一般400人、ジュニア150人が出場。翌10日に競技アマチュア部門とプロボウラー部門を含めた決勝大会を渋谷で行う。ボウリングの全国大会としては過去最大規模。参加者全員に「みんなの桑田賞 KUWATA CUP 2019 オフィシャルタオル」が贈呈される。

 また、桑田はこの大会に向けてソロ名義の新曲を制作中という。テーマソングになるかは未定だが、間違いなくボウリング愛が詰まった楽曲になりそうだ。

 大会の詳細は特設サイト(http://kuwatacup.jp/2019/)で。

◆桑田佳祐★コメント

 このたび、多くの方々のご尽力により、「みんなのボウリング大会 KUWATA CUP 2019」を開催できることとなりました。ボウリングを愛する一ファンとして、大変うれしく思っております。関係者の方々に感謝いたします。

 ボウリングは大人から子供まで楽しめる生涯スポーツであり、レジャーであり、天候にもまったく影響されない国民的アクティビティです。そしてそれはひとたび見方を変えれば、「史上最強の玉転がし」であり「レーン上の総合格闘技」でもあるのです。

 その奥深さたるや、まさに「するは易し、行えば海より深し」という、極上のポップ・ミュージックを歌うが如し!!

 そんなボウリングを通して、全国各地が元気になるきっかけにこの大会がなればこの上ない喜びです。

 レッツゴーボウリング!

  桑田佳祐

 

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