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バンクシー絵画のシュレッダー事件、実は「失敗」していた

104万ポンド(約1億5000万円)で落札されたバンクシーの絵画が直後にシュレッダーにかけられて絵の下半分だけが裁断された出来事で、一見完璧のような「いたずら」も実は計画通りにはいっていなかったことがわかった。バンクシー自身が明らかにした。

携帯電話で撮影された映像には、競売成立直後に作品が額縁に仕込まれたシュレッダーに吸い込まれていき、半分まで来たところで裁断が突然止まり、その後、スタッフによって作品が運び去られる様子がとらえられていた。

しかし、バンクシーがその後、改めて投稿した動画によると、競売にかけられた絵画は完全に裁断される予定だったという。動画には、競売に出されたものと同一に見える絵画が上から下まで裁断される様子が映っている。

「リハーサルでは、毎回うまくいった・・・」とのメッセージも添えられていた。

  
      

「ディレクターズカット版」とされる3分の動画には、額縁にシュレッダーを仕掛ける様子なども収められていた。

競売を担当したサザビーズによれば、当初は「少女と風船」とされていた作品名はその後、「愛はごみ箱の中に」と変更された。作品も落札者がそのまま購入したという。一部では、今回の出来事によって、作品の価値は落札価格からさらに上がったとの見方もある。

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