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今日が終わるまで、ベビメタ単独でエントリーを上げるのをやめていた。
で、今日行ってきた。

ちなみに僕はYUIMETAL推しだった。
この脱退は堪えたが、いっぱしにもアイドルを作って育てて、その裏の面も気が狂うほど見てきたので、そんなに心やられないだろう、と思っていた。

しかし、今日は相当やられた。


今回のライブはいろんなネタバレがあり、いろんな憶測を呼ぶ内容なので、詳細は控える。

しかし、言っていい範囲で言うなら、一応七人でした。

でもSUとMOA以外は正体不明で、恐らく今後もそうするのだろう。
固定メンバーではなくなり、人数も変化するだろう。
その方が秘匿感が出るし、「BABYMETALって結局何人だ!?ていうか何者なんだ!?」という、神秘性が増す。
それは現状としてはベストの策略だろう。

でもそれは、アイドルとしての「死」を意味する。
「アイドルは物語」、これは僕の長年の自論だが、「物語」性を失えば、それはアイドルでなくなる。
それは「アーチスト」なのだ。

BABYMETALは、これからも三人でいてほしかった。
もうひとりだけ増え、「あの子は誰?」から始めてほしかった。
「アイドル」としてのBABYMETALを見ていた人なら、共感してくれるだろう。


またエントリーを別にしてじっくり語るつもりだが、BABYMETALは「アイドル」として一旦「壊れ」、その窮地から「アーチスト」として生まれ変わり、見事にリカバーしたと言える。

しかしそれが、何より寂しい。

新曲の数々も今日まで敢えて聴かなかったが、ことごとく、実に素晴らしい。
小悪魔的な曲想から、ガチのメタルにコンセプトごと移行したと言える。
初めて聴いても身が震えるほど興奮した。
BABYMETALのライブは文字通りの「ミサ」となるだろう。

しかし僕が「アイドル」でなくなったBABYMETALを追いかけることは、もうないだろう。
CDは買うと思う。でも実演にはもう行かない。


『WUG』を作っていた時、何度も心が壊れそうな瞬間を救ってくれたあの名曲「Road of Resistance」が流れた時、ああ、俺のBABYMETALは終わった・・・と、大泣きした。
BABYMETALには、今や感謝しかない。

BABYMETALの新たな門出を祝福したい。
と、同時に、恩人を失ったような悲しさが堪え切れない。



「史上最高のアイドル」、BABYMETAL、ありがとう。さようなら。



とか言って、来年もしれっと行ってるかもね(笑)。