わっしーのききたがり

「ききたがり」わっしーのわくわく対談・雑記ブログ

僕と、病気と、でんぱ組.inc #3

ども!  でヲタ初心者で「ききたがり」わっしー です。

 

3回目「わっしーのわっしーによるききたがり」です。

 

今日は僕が病気になるずっと前、でんぱ組.incを知るずっと前

「ききたがりのわっしー」になるずっと前の話しをしたいと思います。

 

僕は子供の頃から、ずっと「いい子でいなければいけない」と思って

生きてきました。親からも、親戚からも、近所の人たちからも、

学校の友達や、先生からも、僕に関わる全ての人から「いい子」だと。

 

理由は色々あるのですが、とにかく自分がどうしたい、こうしたいではなく

周りからどう思われるのか、周りの人にはどう映っているのか、

そんなことをホントに小さい頃から思って生きてきました。

 

だから子供の時から「あれがしたい」「これがほしい」といった

わがままをいった事が1度もない、よく言えば聞き分けのある、

手のかからない「良い子」、悪く言えば子供らしさのまったくない

まるで「イエスマン」

人に甘える事も、頼ることもできない、本当に子供らしさの

カケラもない妙に悟った感じで周りの視線ばかりをを気にする

かわいげのない嫌な子供でした。

 

ただ、勉強もスポーツも友達付き合いも割とうまく、そこそこに

出来ていたので周りから浮くことも、イジメの対象になることもない

平和な生活をおくっていました。

 

でも、本音で人と関わることがなかったから、出来なかったから

本当に心が許せる、何でも相談しあえる友達が出来た事がありません。

 

そのうち「本当の自分て何なのか?」「本当の自分てだれ?」

そう思い始めいつのまにか「わっしー」という周りから、

そう呼ばれる人を演じ続けていくのが普通になっていました。

 

何事にも広く浅く、期待もしないからがっかりすることもない。

感情が欠落した欠陥人間。ずっとそう思って、そう言い聞かせて

何十年と過ごしてきました。

 

それは今、僕の周りにいてくれる「友人たち」、そして

「でんぱ組.inc」彼女たちを知る今からほんの2年ほど前まで

ずっと続いていました。

 

本当につまらない毎日でした。毎日をただ送るだけ、朝起きて

仕事に行って、帰ってきて、寝ての繰り返し。

ずっとこんな生活が死ぬまで続いていくと思いました。

 

そんな時にある人と出会って、「でんぱ組.inc」という存在を

教えてもらい興味を持ち始め、彼女たちが出演する番組

「でんぱの神神」というドキュメトアイドルバラエティーを

見始めました。

 

番組は毎回わいわい、がやがや、時にはハチャメチャで、

時には感動的な、あまり見たことのない面白い番組でした。

 

その「でんぱの神神」のなかで2013年のライブツアーに密着

をする回が何回かにわたってつづいたのですが、そのツアー中

メンバーそれぞれが、各会場で自身の過去や胸の内をライブの

1コーナーのなかで「独白」するというものがありました。

 

メンバー全員それぞれが挫折や、辛い過去から這い上がってきた

「マイナスからのスタート」を体現してきた彼女たちが自身に

起きた事を大勢の観客の前で赤裸々に告白する。

その内容はすさまじく毎回涙なしでは見ることが出来ませんでした

 

なかでも僕が1番の衝撃を受けたのは「えいたそ」という黄色担当の

いつも明るく元気な女の子の回でした。

 

f:id:kikitagari:20181024022247j:plain

 

彼女は本当にいつも明るく元気でメンバーからもファンからも

「太陽」と言われるほどの人物です。

 

でも彼女にもやっぱり胸の内に秘めた思いがあったんです。

 

「どんな時でもえいちゃんは元気で明るくていいね」

 

そういった期待にこたえたいから、

 

どんなつらい時でもどうしても「たすけて」が言えなかった

 

他人に対して不器用なんじゃなく、自分の中で思い描く理想の

自分を崩すのが嫌で、仲間にも本音で話すことが出来なかった

 

「だから私の心はずっと1人ぼっちのままだった.」

 

僕もそうだったのかもしれない。彼女の言葉が胸に刺さりました

 

それでも彼女はその「独白」の最後に「それは今までの話し」

明るく元気に話してくれました。

 

ある楽曲に出会えて、自分を見つめなおすいい機会が出来たそうです

 

それがこの曲「WWD」です。

 

 


【生きる場所なんてどこにもなかった】でんぱ組.inc「W.W.D」Full ver.

 

 

彼女たちの実体験、気持ちを歌詞にしたドキュメントソングで代表曲。

 

この曲を聴き、勇気づけられた人、救われた人、感動した人、泣いた人

 

彼女たちにとっても、ファンにとっても、僕にとっても特別な曲です。

 

「でんぱ組.inc」に出会えた事で、「WWD」に出会えた事で、

 

僕の人生はまた少し豊かなものとなり、前に進む活力になりました。

 

本当に素敵で勇気づけられる1曲です。

 

                    f:id:kikitagari:20180911084719j:plain