最近バーチャルYouTuber(バーチャルライバー)にはまっている。
去年の終わり頃何だかTwitterで話題になっていて少しずつバーチャルYouTuberの動画を観ていたりしていた。その時は「面白い!こんな時代がきたんだなぁ~」という感じでたまに動画を観るくらいだった。
そしたら何だかすごい女性バーチャルライバー(月ノ美兎さんだったと思う)が出てきたようなことがまたTwitterでトレンドになってて「あぁすごく盛り上がってるなぁーでもあんまりついていけそうにないな」と遠くから観ていた。
時間が開いて一週間くらい前、月ノ美兎さんやいろんなバーチャルライバーさんが時々話題になっていて「にじさんじ」と言うグループは知っていたから「暇だし観てみよー」という軽い気持ちでにじさんじのバーチャルライバーさん達の動画を観ていた。(にじさんじさんだけでも情報量が多すぎて全然追いつけていません。勘違いしてるところとか間違えてるところもあると思う。間違えてたらごめん。)
そして気がついた。
「バーチャルYouTuberの関係性エッモ!!!!!」と。
配信者と配信者との関係。そこに男性女性、同期同僚、先輩後輩などの立場の違いも入ってくる。だけど、あくまで二次元。なのに二次元。それが突き刺さった。
自分は基本男女、男男、女女、どれでも美味しくいただく。関係性に萌える。
今までこんなのは知らなかった。ものすごく革命的だと思った。
私なりに考えたバーチャルYouTuberのどこがエモくて、すごいのかを書いてみる。
1・二次元だけど三次元でもある。
まずバーチャルYouTuber達は二次元の姿をとっていることが多い。(3Dモデルもある)
そこに三次元のいわゆる中の人が入る。もし声優さんだったらセリフでそのキャラクターを「一時的に演じる」。声優さんにはキャラクターと違う私生活がある。でも恐らくバーチャルYouTuberの中の人はキャラクターに「なっている」時が多いだろう。不意に話題をふられた時にスッと言葉が出てくるには「自分」と「バーチャルの自分」をうまく繋ぎ合わせなくてはキャラクターの筋が通らなくなる。バーチャルYouTuberとその中の人の線引きというのはものすごく曖昧で癒着している。だからどこまでがリアルでどこまでがバーチャルかわからなくなる。そこが魅力だし、難しいところでもある。
2・限りなくナマモノに近い二次元。
ナマモノはあらぬ妄想をしてそれを表に出して現実の人間を不快にさせてしまう恐れがある。誰だって自分で勝手に妄想されるのは不快だと思う。だから本人に迷惑をかけないように妄想をする。
だけどバーチャルYouTuberはナマモノではない。「バーチャルなキャラクター」だから。現実には存在しない。けれど「傷つく」。バーチャルなキャラクターの中には人間がいるから。「限りなくナマモノに近い二次元」であると思う。
3・どんどん関係性が深まっていく。現在進行形。
バーチャルYouTuberは成長する。今まで明かされていなかったことが明かされて新たな属性がついたり、「実はあの人はこうで…」とか別のバーチャルYouTuberが配信で出てこない裏話をしてくれることもある。
それに反応して新たなアクションが起こったりすると、「関係性」が変わる。「今までそんなに仲よくなかったけど、あのアニメが好きだと知って気になった(気になったからコラボのきっかけになった)」などで新しい関係性が始まることもある。
三次元ではよくあることだ。でもそれを二次元でやってる。この絶妙なバランスが素晴らしいと思う。これが二次元で出来るとは思ってなかった。革命的だと思う。すごい。
自分が「そこにいないから」こそ見られない感じられない「関係性」がある。それを配信することで観ることが出来る。
三次元では見ることはできない。当事者が録音録画する→それを観ることでしか「私がそこにいない時の関係性」がわからない。えもいわれぬ「空気感」。相手に対する話し方の違いなど、その時その環境でしか出せない「感情の振れ幅」が出るときを観られる。
バーチャルYouTuberはリアルタイムで感情を表現しそれが掛け合いなどで「増幅」する。それにすごく滾ってしまう。アニメゲームなどでは掛け合いで「増幅」しない。止まっている。予め作ってある台本があり、それに従って動いていく。
それを配信してくれて観られるんだぜ?一瞬の「ふとした感情」が観られる。すごすぎる…。
まだ私はバーチャルYouTuberのことを全然知らない。というか幅が広すぎて、情報量が多すぎてついていけない。
だけどにじさんじというグループを観て、ここまですごいことが今実際リアルタイムで起こっているのかと圧倒された。
まだ活動して一年もたっていないバーチャルYouTuberが多数の「未開拓」のこの世界。もっといろんな方に知ってほしい。ヤバすぎるから。
関係性にエモを感じる方はズブズブいっちゃうと思う。是非この凄まじいバーチャルYouTuberの世界を覗いて見てほしい。
(次回は私が具体的にどの方のどんなところがエモいと感じているのか書いてみたいと思う。)
こだち