今回は改めて、サントリーレッドを飲みます。

サントリーレッドは、1930年に発売された「赤札」をルーツに持ちます。
サントリーのウイスキーとしては第二弾となった赤札は、第一弾となった白札の、強いスモーキーフレーバーが原因となる不評を払拭しようという思いで作られました。
しかし、赤札もヒットするには至らず、販売終了してしまいました。
時は過ぎて1964年、ニッカウヰスキーが発売したハイニッカが人気を博したのを受けて、トリスよりもワンランク上ながらハイニッカに対抗しうる銘柄を出そうと誕生したのが、サントリーレッドでした。
当時の値段は500円で、サントリーホワイトの半額でした。
手軽に飲めてそこそこうまいウイスキーとして人気を得るようになりました。
1970年代から80年代にかけては、映画監督の市川崑が演出、女優の大原麗子が主演するCMによって、晩酌ウイスキーとして確立していきました。
しかし2000年代からは低迷、角瓶やトリスが人気を得るようになった最近では影が薄くなっています。
グラスに注ぐと、液色は少々淡い琥珀色、香りは軽く青リンゴとカラメルを感じます。
口に含むと、アルコールの刺激はそこそこで、その後はカラメル、青リンゴ、バニラ、ウッディさと続きます。
味わいは、アルコールからの辛みはそこそこありますが、その後は酸味が主体となります。
ロックにすると、ゴム、ナッツ、ライムが揮発します。後からは青リンゴとバニラが追いかける印象です。
味わいはビターを帯びつつも、酸味が引き続き前に来ます。
最後にハイボールにすると、ほのかに青リンゴの香りが訪れますが、それ以上の香りは注意深く嗅いでも現れてきません。
味わいは少々の甘みが加わった感じで、一転して甘口になります。
ウイスキーとして最低限を守っているのはわかりますが、より低い価格のトリスクラシックに比べると一段落ちる印象です。
原酒の熟成度やブレンドを改めないと、存在意義を失うように思えます。殊更、レッドを選んで飲むほどのものではないです。
640mL、アルコール度数39度、価格は800円ほど。
ハイニッカの対抗馬
サントリーのウイスキーとしては第二弾となった赤札は、第一弾となった白札の、強いスモーキーフレーバーが原因となる不評を払拭しようという思いで作られました。
しかし、赤札もヒットするには至らず、販売終了してしまいました。
時は過ぎて1964年、ニッカウヰスキーが発売したハイニッカが人気を博したのを受けて、トリスよりもワンランク上ながらハイニッカに対抗しうる銘柄を出そうと誕生したのが、サントリーレッドでした。
当時の値段は500円で、サントリーホワイトの半額でした。
手軽に飲めてそこそこうまいウイスキーとして人気を得るようになりました。
1970年代から80年代にかけては、映画監督の市川崑が演出、女優の大原麗子が主演するCMによって、晩酌ウイスキーとして確立していきました。
しかし2000年代からは低迷、角瓶やトリスが人気を得るようになった最近では影が薄くなっています。
ウイスキーとしては及第点だが...
まず、ストレートから。グラスに注ぐと、液色は少々淡い琥珀色、香りは軽く青リンゴとカラメルを感じます。
口に含むと、アルコールの刺激はそこそこで、その後はカラメル、青リンゴ、バニラ、ウッディさと続きます。
味わいは、アルコールからの辛みはそこそこありますが、その後は酸味が主体となります。
ロックにすると、ゴム、ナッツ、ライムが揮発します。後からは青リンゴとバニラが追いかける印象です。
味わいはビターを帯びつつも、酸味が引き続き前に来ます。
最後にハイボールにすると、ほのかに青リンゴの香りが訪れますが、それ以上の香りは注意深く嗅いでも現れてきません。
味わいは少々の甘みが加わった感じで、一転して甘口になります。
ウイスキーとして最低限を守っているのはわかりますが、より低い価格のトリスクラシックに比べると一段落ちる印象です。
原酒の熟成度やブレンドを改めないと、存在意義を失うように思えます。殊更、レッドを選んで飲むほどのものではないです。
640mL、アルコール度数39度、価格は800円ほど。
<個人的評価>
- 香り C: 青リンゴ、カラメル、バニラ、樽香が主体。ロックでゴム、ライムが見える。
- 味わい D: 酸味の後に甘みがくるが、全体的に薄い。
- 総評 D: トリスクラシックよりもコスパが落ちる。
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。