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富山

黒部にトキ飛来 「トキメキ」以来4年ぶり

「トキメキ」以来4年ぶりに黒部市で確認されたトキの雌=22日、黒部市内の田で(黒部市提供)

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 黒部市は二十三日、市内の田でトキの飛来を確認したと発表した。市内でのトキ確認は、二〇〇九年五月から一四年五月まで毎年のように確認され、市から特別住民票を交付された「トキメキ」(雌)以来四年ぶり。

 「二、三日前からトキがいる」と市民から連絡があり、市職員が二十二日午前に調べたところ、市内の田に飛来し、餌をついばんでいる姿を確認した。

 環境省佐渡自然保護官事務所(新潟県佐渡市)によると、一三年六月一日に佐渡トキ保護センター(同市)でふ化し、一六年九月に放鳥された雌。放鳥後、石川県や長野県に飛来し、八月から十月上旬にかけて富山市内で複数回確認されている雌と同じ個体という。二十三日午前も黒部市内の田にいる姿が目撃されている。

 同事務所は「トキは臆病なので、人が集まるとストレスになる。自然のまま、見守ってほしい」と呼び掛けている。

  (松本芳孝)

 

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