まずは朝ドラの吉報から!
◆豊川悦司“秋風羽織効果”でメガネベストドレッサー賞「日本アカデミー賞よりうれしい」 | ORICON NEWS
秋風先生! もとい豊川悦司さん、おめでとうございます!!
いや、秋風先生でいいですよね。
あのポーズ、感無量です!!
すみません、『まんぷく』関連じゃなくて。
いやまぁ、朝ドラって人気ありますもんね。
長谷川博己さんも、一年後にはベストメガネドレッサーになっているかもしれませんよ。
セクシーですもんね・ω・
そういえば、友人によいことを聞きました。
「アンチタグが賑わうこと。それはむしろ良いことなんやで。ほんまにろくでもない朝ドラちゅうのは、SNSで話題にもならへん。ロクでもなさすぎて見たことすら忘れられるんやで。アレとか、ソレとかそやったろ?」
「う……うん……」
「本作のファンが前作アンチの力で走るっちゅうのも、不幸なこっちゃ。前作アンチは本作を何がなんでも褒めなきゃならないなんてルール、破ってもエエんやけどな…… 気の毒な作品やで。心の底からいいと思うファンたいしておらんで、前作アンチが無理矢理持ち上げているだけっちゅうのもなあ……」
なるほどねえ……と頷きつつ、本編、行ってみましょう!
【21話の視聴率は10/25に発表です】
大空襲で死傷者多数なのに……
はい、昭和20年3月。
東京も大阪も、大空襲で壊滅的な打撃を受けております。
表には出さずとも、もうこの国は勝てないという諦念にかられた方もいたことでしょう。
大空襲では死傷者多数。
家屋も焼け落ち、ともかく大変な目にあいました。
このあたりは、近年の朝ドラでも当然のことながら描きましたが。程度の差はあれ、ちゃんとやりました。
「主人公は三日前に疎開しましたラッキー♪」
とヘラヘラするなぞ、日本人をバカにしきっているとしか思えない。
本当に理解できん。
反日的だからって上映禁止運動された『アンブロークン』の方が、空襲をちゃんと描いていますよ。
この作品だけでなく、海外作品についての戦争描写や発言については、とかくクレームがつきがちです。
それに対し、本作のバカにしくさった描写はエエんかな?
席を譲る福子ちゃん、可愛いってか?
さて。
自分さえよければエエ根性の腐りきったバカたれどもも、電車で移動中です。
一応いいところはあるとでも言いたげに、福子ちゃんが席を譲る場面が出てきます。
これもリアリティゼロやな。
「おい女、何を寝腐っとるんや!」
そのくらい、男性に言われて起こされて席を奪われるとか、そのくらいでいいんですよ。
このころは、男尊女卑が厳しいですし、戦時中ともなれば、「戦えない」とみなされた女への目線はそりゃ厳しいものでした。
いや、平成末期の今だって、電車の中で若い女性が居眠りしていただけで、年配の男性に席を譲って起きろと言われた……なんて体験談ありますわな。
なんなんでしょう、このコスプレドラマ
当時について調べる気が一ミリもない。あるいは調べても意図的に出していないか。
要するに、主人公たちは根性が腐りきったバカタレではなく、お年寄りに席を譲るかわいこちゃんとアピールしたいだけなんですよね。
「田んぼと畑ばっかりやわ」
日本中で大勢の人が命を落とし、孤児となった子供達が苦しんでいる最中。
鈴は疎開先が田舎だとぶーすか文句を垂れるながら、田畑の脇や山道をノホホンと移動してゆきます。
にしても、鈴さん、
「田んぼと畑ばっかりやわ」
ってあまりに愚劣じゃないですか?
バスがないという愚痴も最低すぎる。戦闘機を飛ばす燃料すらないから、日本人は燃料確保に苦労したんです。
史実の安藤百福も、そこをふまえた発明をしようとしていたほどですよ。
それが言うに事欠いて「バスがないから辛いわ~」じゃないでしょ!!
あなたの家も、近所の人々も、大阪という街も。
何もかもが炎の海に沈もうとしているのに、やっぱり自分のことしか考えられんのか?
疎開先は、立花の“はとこ”・八重さんの家でした。
八重さん、食糧難の戦時中にしては、ちょいと恰幅がよろしすぎるようで……。
ここでまた台湾ルーツの削除を再確認です。ったく、ゲスドラマだわ。
村人ABCとの会話が始まった
役場に行って福子がこのへんに医者があるかと聞いております。
隣町にあると聞いた時の福子のセリフがまたぶっ飛んでます。
「そーですかぁ」
って、おいいいいいいい!!
隣町までどう行けばいいのか聞かんのかい!
いくら臭いセリフとわざとらしいラブラブ描写をやらかそうが、この程度のバカでぬるい対応しているんだから、もう福子がただの御都合主義人形にしか見えません。
このあとは【ファミコンRPG8bitクソゲーシステム】の全開や!
まんぺい「でんきは ありますか」
むらびとA「ないねえ」
まんぺい「ソケットは ありますか」
むらびとB「わかりません」
まんぺい「でんきを つけたいです」
むらびとC「それは ちょっとねえ」
ピロリロリーン
まんぺいは クエスト「でんきをつける」をクリアした
規定会話数でクリアできる、ボタン連打システムだから安心だね♪
って、安心なワケないだろ!
なんでこんな同じような会話を繰り返すんだよ!
どう考えても手抜き丸出し時間稼ぎじゃないですか!!
今日の感想の多くに、普通の人々が戦時中も楽しそうにしててよかったというのがあり、とても悲しくなりました。
火垂るの墓、この世界のかたすみに、そしてこれまでの朝ドラ数々の作品で、戦時下の市井の人々の苦しみ、飢えと恐怖、その中のささやかな楽しみや喜びを、どの作品も心を砕いて表現してきたというのに。
それらよりも、こんなお笑い道中楽しい田舎暮らしがみんなは見たかったというのでしょうか。
私は向田邦子の「字の無いハガキ」を教科書で読んでいるので、今日の回はひどい手抜きにしか見えませんでした。
しっかりとした知識と深い考察で、このドラマを観て語ってくださる武者さんのレビューが読めなくなるのは残念で仕方ありません。
「仮面まんぷくファン、半青アンチ」の薄っぺらい絶賛はもううんざりなので、、、
前の記事のコメントにもありましたが、一週間の纏めレビューはいかがでしょう。
昭和20年(1945年)
火垂るの墓で 清太と節子が空襲にあった年やで…
(6月神戸空襲 2ヶ月後に節子死亡)
本当になあ…NHKさん 酷すぎないか
今日、一番仰天したのは萬平さんの盗電!
いや、「余った電球ありませんか?」と村人に聞いて回るとこまでは、もしかしたらお世話になる村人たちのために何か発明するんかな?と、微かな、本当に微かな期待もしておりましたが、甘かった。甘もうございました。まさか、本当に、自分とこに電気つけるためだったとは!そういえば、前作の主人公を物乞い呼ばわりで酷評するブロガーがおりましたが、今回どう書いてるのかなぁと覗いてみたら見事にスル―。今回の場合、物乞いどころか窃盗、泥棒ですがこれはいいんだあ、フーンてなものでしたよ。
それにしても、村人たちの描写も舐めくさっていましたね。恐らく、戦時疎開の場面に付き物の、「高価な着物をその日の食料と交換する」描写を避けて、田舎に暮らす人々をどこまでもお人よしに、(どうでも)いい人に描こうとする意図だと思いますけど、それ自体が舐めくさっている、て、いうか農家を侮辱しているとしか思えません。
農家の人達が育てている米や野菜は、日々の糧であり生活を支える「商品」であるのですから。都会からポッと来た訳の分からん一家にタダでやる義理もいわれもありません。一体あの野菜はどこから来たのか?あれっぽっちの石鹸で手に入れられる筈はありません。もしかしたらそこら辺の畑から抜いてきたのでしょうか?それなら泥棒の上塗りです。「万引き家族」ならぬ「泥棒家族」ではありませんか。
こんなことができるのも、疎開先の人々を、血が通った人物としてではなく「村人A」「村人B」という記号化された、主人公に宿とアイテムを提供してくれる8bitキャラクターとしか捉えてないからなのでしょうね。そして何より、「戦時中だってこんなに楽しんだよ!ウフフ、アハハ」という戦時パラダイスプログラムの発動!
何のためにそんなことしているのかはさっぱり分かりませんけどねw
疎開を安直に描くとは…
「疎開先で、地元の人々と習慣や考えが合わず、苦しむ」という描写は『べっぴんさん』にもありました。
『ごちそうさん』では、疎開先が、あのアクの強い義姉(だったっけ? キムラ緑子さん演)なのでやっぱりいろいろあり。
今までの作品できちんと表現してきたのに、どうして?
あと、養子ルートすら廃止とは…
グーグルで見たけど、演出家を今週から変えたのが裏目に出てさらに大袈裟度が増した
上郡の魅力を伝えていない点もマイナス。
朝の連続テレビ小説じゃなく、朝の連続テレビスイーツ()に成り下がった功罪は大きい