「美智子さまが安倍首相を痛烈批判」 誕生日文書裏読みの真相
〈二十四歳の時、想像すら出来なかったこの道に招かれ、大きな不安の中で、ただ陛下の御自身のお立場に対するゆるぎない御覚悟に深く心を打たれ、おそばに上がりました〉
そして、言葉少なに触れるにとどまったが、皇太子さまと雅子さまが築く新しい御代の安泰を祈った。
皇后さまの別の知人は、「皇后さまは、〈皇太子妃、皇后という立場を生きることは、私にとって決して易しいことではありませんでした〉といった感じで、皇室に生きる上での覚悟のお言葉を幾つもお使いです」
と、皇太子ご夫妻へ向けて応援のメッセージのようにも感じた、と印象を漏らした。
両陛下は9月、西日本豪雨の被災地を自衛隊のヘリコプターで2回訪問している。この時期は天候が不安定で、何度も日程が変更された。
「出発の20分前に、予定が決まることもあるのね」
皇后さまは、末盛さんにお見舞いの時の様子をこう話したという。
「陛下は84歳、皇后さまも同じ年におなりになった。77歳の私でも想像がつきません。常に、国の象徴として人々に寄り添うお覚悟に、ただ驚きました」
天皇陛下も12月には天皇として最後の誕生日を迎える。どのようなメッセージを公表するのか、注目が集まっている。(本誌・永井貴子)
※週刊朝日2018年11月2日号を加筆
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