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三重「みえ生物誌」発刊、予約受付 三重自然誌の会
県内外の生物愛好家でつくる「三重自然誌の会」が設立三十周年を記念し、県内の動植物の情報を集めた「みえ生物誌」を発刊する。予約限定販売で十月末まで予約を受け付けている。 会は社会で地球温暖化や生物多様性への関心が高まっていた一九八七年、県内の生物愛好団体や博物館など三十団体で発足。全国に先駆け、県内の絶滅危惧種の情報をまとめたレッドデータブックを九五年に発刊するなど精力的に活動してきた。今は小学生から大学教授まで県内を中心に百五十人が在籍し、会報や論文集を定期的に出している。 生物誌は植物、昆虫、哺乳類など生物ごとの七冊に計七千五百種以上の情報を掲載。会員が見つけた生物や、標本、文献を元に種ごとに県内のどこで、いつ、誰が見つけたかを記した。絶滅したニホンオオカミが一八七七年に紀北町で発見されていたことや、カワウソが志摩市や旧飯南町(現松阪市)に生息していたことが分かる。 編集担当の清水善吉事務局長(60)は「いわば生物の戸籍簿で調査の基礎資料になる。情報を追加してデータを充実させたい」と話す。A4判で一冊二千~八千円。予約は会のホームページで。(問)清水事務局長=090(9262)4665 (水谷元海) 今、あなたにオススメ Recommended by
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