えもいブログ

AIトラベルのCTOをしています。n=1 の事実をもとに思うがままに書きます。emotionalだったり、そうじゃなかったり。

AITravelのエンジニア採用を支えるであろう採用基準

先日正社員0のエンジニアチームの組織づくりという記事を書いたところ、意外と多くの人に見ていただけました。

ありがたいなぁと、しみじみとしていたのですが、あれ?よくよく考えたらこれで万が一たくさんの方がエントリーくださったら、僕たちの採用基準が不明瞭であることがバレてしまう。。ということに気が付き、不明瞭な部分を言語化するプロジェクトを発足することにしました。

もちろん面接と評価は過去何回もしていて、業務経歴を具体的に伺ったり、1人で小規模なウェブアプリがサクッと作り切れるか?とか、いろんな観点から根堀葉掘り聞いていたりはしたのですが、きちんとラインを引いていたわけではなかった。というのが正直なところです。

ここでは、こんな感じの人とAIトラベルは一緒に働きたいよーそして、それをこうやって見極めていくよーということを書こうと思います。

もし我々の会社にエントリーくださる場合はご参考くだされば嬉しいです。(社員・業務委託、どちらの業務形態でもウェルカムです!)

今後変わるかもしれませんが、その点はお許しください。。

つまり、現状はソフトウェアエンジニア採用について、ふんわり運用からもうちょっと方向性を定めて運用を固めていこうと試行錯誤している状況なのです。

AITravelで一緒に働きたいソフトウェアエンジニア像

精神が成熟している1人前のソフトウェアエンジニア

一緒に働きたいソフトウェアエンジニア像の背景

精神が成熟していることについて

僕たちはフルリモートでソフトウェア開発を行っています。 そのため、基本的には自分を自分で律し、自分のリズムで着実に仕事を進めていただく必要があります。

そして、基本的に非同期でコミュニケーションをおこなっていくため、画面の向こうにいる人のことを常に思いやりながら、仕事が最速で進むようなコミュニケーションを組み立てることができることが非常に重要だと考えています。

そういうスキルを持つことを「精神が成熟している」という言葉に込めています。

1人前について

これも、我々の働き方からの制約による影響を受けている部分が多いのですが、リモートでソフトウェアエンジニアを1から育てるのは、現状は全く我々の組織でできるイメージがつかず、ある程度経験がある方を募集せざるを得ないと考え、このようなメッセージをおいています。

なお、1人前と言っても、とてつもなく高いレベルを求めているわけではなく、ソフトウェアのバグがあったときに、問題の切り分けを行いながら、ミドルウェアのソースコードも読みながら、きちんとソースコードを追いかけ、問題に対応することができるぐらいのレベル感を想定しています。

見極めかた

成熟していることをどう見るつもりか?

やばい。やり方わからん。。というのが正直なところです。僕もCEOも採用基準として書いたものの別に精神成熟していないし。

(落ち着いているほうだと信じたいのですが。)

現状は、ベタですが、面談で我々とオンライン or 対面で会話をして、仕事のやり方などを聞きつつ、一緒に働けそうか判断するしかなさそうだと考えています。

特に副業の場合、平日夜なのか?朝やるのか?土日はどれぐらい割く?みたいな自分の行動パターンのイメージがないと、お互いおそらくしんどくなりそうですので。

あとは、バグが含まれたプログラミングコードをお渡しして、オンラインで会話を重ねながら、バグの原因を見つけてもらうようなタスクを準備しようと考えています。(できるかどうかは僕の体力と精神力次第でやらないかもしれません。)

その課題を通じ、コミュニケーションをしつつ、仕様として何を想定していて、そのコードは一体何を満たそうとしているかをきちんと捉えながら、問題解決できるよう我々を導いていただけるかを見ていこうかなぁと考えています。

1人前エンジニアであるかをどう見るつもりか?

これも正直よくわからん。。

知りたいことは、「独力である程度なんとか開発を進めていけるか」なので、経験とかスキルセットをGitHubなどでふんわり判断したうえで、上記のようなバグ探しタスクに加え、簡単なホワイトボードコーディングをいくつかやるイメージでいます。(こちらも僕の体力と精神力次第です。個人的にはやっていきたいのですが、過去の経験上、準備と面接が大変なので、ちょっと想像しただけでもリソースが少ない僕たちには結構辛い。。)

業務経験について

業務経験だけで見るのは良くないと思いつつ、これぐらいは欲しいと言う目安を書いておきます。(あくまでもイメージです。)

  • 下記のいずれかを満たしていること
    • 1年以上のRuby on Railsを用いた開発経験
    • 5年以上のウェブアプリケーション開発経験
  • 下記は必須
    • Gitを用いた開発経験
    • アジャイル開発またはそれに準ずる開発プロセスによる実務経験

ホワイトボードコーディングについて

我々はスタートアップによくある Ruby on Rails + React という構成なので、それにちなんだタスクを鋭意準備しておりますが、言語で変に一緒に働くエンジニアの方の選択肢を削りたくはないとも思っているので、候補者の技術スタックに合わせた課題も準備したいと考えています。

以上です。まだゆるゆるなのですが、このあたりもこれからしっかり決めていきたいなという思いを込めて書いてみました。

いつもの大切なやつ

  • AITravelはフルリモートで働けるRuby on Rails/React エンジニアを募集しています。興味のある方はこちらから!