THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。元俳優が俳優の目線で綴るエンターテインメントの表と裏

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絶対観るべき映画『ウォーターボーイズ』 若かりし妻夫木聡と玉木宏が見れるエンタメの傑作

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映画『ウォーターボーイズ』概要

こんばんは、M&Oです。

今回のM&Oの絶対観るべき映画シリーズは『ウォーターボーイズ』です。

ドラマシリーズを観ている世代も多いと思われますが、すべてはこの映画から始まったのです。当時M&Oは映画館でアルバイトをしていましたが、ものすごい勢いで人気が増していった映画で、映画館で何度も観るリピーターが続出していました。M&Oも三回ぐらい観たんじゃないでしょうか。当時アルバイトしている関係で無料で観れましたし。

 

映画『ウォーターボーイズは2001年に公開された日本映画です。

上映時間は91分。

 

監督は矢口史靖(スウィングガールズ・WOOD JOB!・アドレナリンドライブなど)

 

出演は、

鈴木智・・・・妻夫木聡

佐藤勝正・・・・玉木宏

早乙女聖・・・・金子貴俊

太田祐一・・・・三浦哲郁

金沢孝志・・・・近藤公園

木内静子・・・・平山綾

佐久間恵・・・・真鍋かおり

杉田・・・・・・杉本哲太

オカマバーのママ・・・柄本明

オカマバーのチィママ・・・徳井優

磯村・・・・・竹中直人

杉浦太陽

田中幸太朗

蛭子能収

角替和枝

鈴木砂羽

近藤芳正

西田尚美

山下真司

田中要次

飯沼誠司

豪華ですね~!!

 

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映画『ウォーターボーイズ』あらすじ

鈴木智(妻夫木聡)は唯野高校水泳部の唯一の部員。彼しかいない水泳部は廃部寸前で、鈴木自身も大会を終え引退を迎えようとしていた。鈴木は偶然にも同じ会場で行われていたシンクロナイズドスイミングの演技を観てその素晴らしさに驚いていた。

 

そんな水泳部に美人教師の佐久間(真鍋かおり)が夏休み目前の時に顧問としてやってきます。鈴木しかいなかった水泳部は佐久間先生目当てに大勢の入部希望者で溢れかえりますが、佐久間先生はシンクロナイズドスイミングの専門で、シンクロをやることを提案します。

これに驚いた男子生徒はそそくさと退散し、大勢いた入部希望者は鈴木を含むたった5人になってしまいました。

鈴木の他には、お調子者の佐藤(玉木宏)、乙女な性格の早乙女(金子貴俊)、痩せていてマッチョに憧れている太田(三浦哲郁)、見るからにガリ勉の金沢(近藤公園)の4人です。

そこへ佐久間先生が学園祭でシンクロナイズドスイミングをやることが決定したと伝えます。しかし佐久間先生は実は妊娠していて、学園祭での公演を決めるだけ決めて、産休に入ってしまいました。

結局学園祭でのプール使用は生徒会でバスケ部の釣り堀に決定してしまい、5人はバカにされるだけバカにされてしまいます。これに歯向かうように5人は自分たちだけでシンクロをやることを決心しますが、プールにはすでに釣り堀用の魚が放されていました。

魚を回収すればプール使用を考えてやると言われ魚を回収しようと奮闘しますが、プールの水を勝手に抜いたことで杉田先生(杉本哲太)から叱られ、さらに水道代と死んだ魚の代金を弁償するように迫られます。

文化祭でシンクロナイズドスイミングの公演をやってそのチケット代で弁償することを約束します。

早速チケットを売りに商店街へと向かいますが、男のシンクロナイズドスイミングというだけでバカにされ誰も買ってくれません。オカマバーの人達だけは買ってくれましたが。。。

 

独学でシンクロナイズドスイミングの練習をする5人でしたが、もちろん何をやっていいかもわからない状態。

杉田先生と、魚を用意していた磯村(竹中直人)に練習の成果を見せますが、何一つうまくいかない状態にプールを使う事を禁じられてしまいます。

 

夏休みに入り、鈴木は通っている予備校で木内静子(平山綾)という女子高生に一目ぼれし、デートで水族館に赴きます。イルカショーを観た鈴木は、魚の弁償の件でシンクロ練習を観に来ていた磯村がイルカと戯れているのをみて驚きます。

鈴木は磯村にシンクロの指導をお願いします。磯村は鈴木の願いを聞き入れ指導を引き受けることになります。

 

再び4人を集めた鈴木は事情を話し、磯村に水族館で指導してもらうために磯村の元を訪ねます。

しかし毎日毎日5人がやらされるのは水族館の水槽磨きで、一向にシンクロを教えてくれる気配がありません。5人は二週間ただただ水槽を磨くだけでした。

磯村の狙いは5人を都合よくタダ働きさせることだったのです。

そんな状態に業を煮やした佐藤がシンクロの練習はいつになったらするんだと磯村に問い詰めます。

いざプールに入りシンクロ練習をする5人。するとなんと5人の実力が上がっているのです。金沢に至っては泳げなかったのに泳げるようになっているのです。

まさかの展開に驚いたのは磯村でしたが、顔には出さずに5人を指導します。

 

ある日5人が海でシンクロ練習をしていると救急隊が大急ぎでやってきました。5人は溺れていると勘違いされ通行人にレスキューを呼ばれてしまったのでした。しかしこの様子はニュースにもなり5人のシンクロ挑戦は話題になることに。

 

夏休みが終わり学校に行くと、ニュースで流れた効果でシンクロの件はとても有名になっていました。

プール使用禁止にされていた5人は杉田先生に呼び出され、学校にシンクロ公演についての問い合わせが殺到していることを教えられ、プールの使用許可をもらいます。杉田先生も5人の努力を認めてくれたのでした。

そして、続々とシンクロをやりたいという生徒が現れ、シンクロ部は多くの部員を持つ部となります。

新たに部員が増えたシンクロ部は5人が中心となり練習に励みます。学校で目立たなかった存在だった彼らが、活き活きと指導し練習を行っていきます。

 

しかしシンクロ公演を行う学園祭の前夜に事件が起こります。

鈴木は静子と会っている時に、唯野高校で火事が起こり鈴木は慌てて高校へ向かいます。幸いボヤで済む火事でしたが、消防車のホースはプールに繋がれていました。プールの水を消火活動に使われてしまったのです。

あくる日、プールに水を入れようとするもプールが満たされるまでかなりの時間がかかるためシンクロ公演の時間までには間に合わない状態になってしまいます。

必至の練習に耐えてきたシンクロ部員たちは落胆の色を隠せず落ち込みます。しかしそこへ、桜木女子高校の生徒会がやってきます。桜木女子高校のプールを使っていいと言ってくれたのです。同じ日に、桜木女子高校の文化祭が行なわれていたのでした。

しかし、鈴木には問題がありました。恥ずかしいという思いから静子にシンクロをやることを言い出せずにいたのです。静子は桜木女子高校の生徒です。

桜木女子高校のプールに着くとお客さんでいっぱいです。杉田先生も佐久間先生もオカマバーのママも、みんな応援に来てくれています。

鈴木は静子に見られるのを恥ずかしがり、公演には出ないと言い出します。キャプテンの鈴木の発言に驚く佐藤達でしたが、公演はスタートし彼らは演技に向かいます。

鈴木は一人プール裏にいました。もうシンクロ演技ははじまっています。そこへ磯村がやってきます。磯村は鈴木の気持ちを分かったうえで、おまえらの演技が心から見たいと思っていると鈴木に話します。

 

鈴木は音楽に合わせ勢いよくプールに飛び込みみんなと合流します。もう恥ずかしいという思いもありません。鈴木は静子の目の前で活き活きとした表情でダンスし、静子も嬉しそうに見ています。

全員でアクロバティックな技も決めながら進行する中、鈴木に悲劇が訪れます。ジャンプに失敗し落水した時に海パンが脱げてしまったのです。

慌てる鈴木。それもそのはず、鈴木は最後の見せ場、三段ヤグラの一番上で決めポーズをする予定なのです。

ピンチを救ったのは静子でした。

静子はその鈴木のピンチを察し、ポケットに入れていた鈴木に渡すつもりだった海パンを鈴木に投げます。

鈴木は静子にシンクロの事を隠していましたが、静子は知っていたのです。

静子の手作りの海パンを履いた鈴木は三段やぐらの上で堂々とポーズを決め、充実感と達成感に満ちた笑顔を浮かべていました。

 

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ドラマでも人気の『ウォーターボーイズ』の始まりはこの映画だった

山田孝之市原隼人瑛太田中圭など他にも挙げたらキリがないほどドラマ版には今も出続けているキャストが出演していますが、そんなドラマシリーズもこの映画『ウォーターボーイズ』があったからこそ生まれたもの。

冒頭にも書きましたが、公開当時、

本当にすごいブームでした。

クチコミでその面白さが伝わっていったのだと思います。

公開当時は妻夫木聡さんは知名度こそあったもののお客を呼べる程ではなかったですし、玉木宏さんはこの時まったくの無名ですから。

映画の面白さで人気を獲得した映画といっていいでしょう。

埼玉県立川越高校の水泳部による文化祭でのシンクロ公演がモデルとなっているわけですが、埼玉県出身のM&Oとしては何気にこれも嬉しいです。特にこの高校の出身ではないけれど(笑)

 

映画がここまで面白かったのは、矢口監督の力も相当に大きいと思います。『スウィングガールズ』でも顕著に現れますが、

観客を盛り上げ一体感を生み出すのが本当に上手いです、名人レベルです。

家でDVDで観たって胸躍りますからね!!

そして出演している俳優陣にも賛辞を送らなければならない作品です。

もう本当に、

とてつもない練習量と努力で感動を与えてくれています。

メインの5人以外は演技の見せ場もないし名前を覚えてもらえるような露出もないわけですが、それでもモチベーションを保ってしっかりと役割を果たす姿に元役者としては激しく感動します。腐っちゃってもおかしくないですもん。

かなりきつい合宿だったようですし。

この時のシンクロ部の一員だった俳優は後に何人か知り合いになりましたが、聞くとやはり当時のメンバーは仲が良いみたいです。あれだけのものを作り出し、一緒に頑張った仲間はやはり特別なものがあるのでしょう。

 

玉木宏さんに関しては完全に出世作となりました。

アフロヘア―を燃やしながら走る姿は本当に爆笑させてくれました。スローモーションだし(笑)この時のキャラが好きなのですが、顔がカッコよすぎるためにどうしても男前の役柄が多いですね。

妻夫木聡さんは言わずもがなの活躍ですが、近藤公園さんも活躍されていますし、金子貴俊さんもキャラを活かして活躍されていますね。

三浦哲郁さんは最近はお見かけしませんが、M&Oは一度共演させて頂いた事があり、『ウォーターボーイズの太田だ~』と心で思ったものです。撮影場所でトイレが喫煙所になっていて、スタッフさんなどが常にいるので、ずっと大がしたいけど人がいてできないと話しかけてくれたのが最初の会話でした。懐かしいなぁ。

 

とにかく元気になりたい時にスカッとさせてくれる映画です。

そしてこの映画でももちろん、

竹中直人さんが大いに笑わせてくれます。

ドラマ版しか観てない人やまだウォーターボーイズを観たことない人には、絶対観て欲しい映画です。もちろん観ている人も何度観ても楽しめる映画です、観ている人はわかっていらっしゃると思いますが。

 

映画『ウォーターボーイズ

男のシンクロ!?

                       M&O