北海道で語学に励むニートかずーい(@kazuui81)です。
英語学習って半分くらいが単語暗記です。
勉強を始めると、
- 文法が・・・
- リスニングが・・・
- 読解が・・・
みたいに色々気になってきます。
もちろんこれらも大事なんですけど、語学の基本は語彙です。単語です。これがないと何も始まりません。
で、みなさんもご存じだとは思いますが、単語ってめ~ちゃくちゃいっぱいあるんですよね。
そうなると、
「一体いくつ覚えればいいんだ!!!」
とか
「難しい英単語って覚える必要あるの?(覚えなくてもいいなら最高)」
などの疑問を持つ人がいると思います。
そこで今回は、英語ボキャブラリー単語数が21900語らしいぼくがこれらの疑問に答えを出そうと思います。
(証拠画像。もっとあると思うんだけどまぁ言い訳しませんよw)
基本3000単語は絶対に全部必要
まず大前提として、基本3000単語は難しかろうが何だろうが絶対に覚えなければいけません。漏れが一切なく、です。
これは必須。
レベルは中学英語~高校初級くらいだと思ってください。
このうち、0~1800語くらいが中学範囲になります。
earth 地球
join 加わる
sick 病気の
こういう基本中の基本がこの段階です。
このレベルができないと本当に何も始まらないので、ヤバいなと思う人は『中学英単語ターゲット1800』みたいな、中学レベルを総復習できる英単語集を使ってガッチリカッチリ覚えちゃってください。
1800単語覚えると、簡単な旅行会話くらいはできるようになります。
あとは実践を重ねる中で、時間をかけて足りない分を補っていき、やがて3000になる。。
「旅行でちょっと使えればいい」
くらいの人はこの3000がゴール。
それ以上のレベルの"難しい単語"についてはいらないです。
"難しい単語"は人によって変わる
「旅行会話で十分な人は3000単語がゴール、あとの難しい単語はいらない」
と言いました。
このように、"どこからが難しい単語なのか"は、人それぞれゴールによって変わります。
この認識はめちゃくちゃ重要です。
というのも、仮に日常会話ができるようになりたい人が1000単語しか覚えなかったら明らかに足りないですし、逆にこういう人が「2万語覚えるぞ!」とかはりきってやってたらそれもそれでムダになってしまうからです。
なので、この記事のタイトルの質問に答えるとしたら、
難しい単語は覚える必要はありません!
でも、どこからが"難しい単語"なのかは、ゴールと自分のレベルを見てしっかり判断してね!
って感じになります。
では、次は日常レベル以上を目指す方の目安について書いていきます。
TOEIC高得点取りたい人は6000語をしっかりと
『究極の英単語』という単語集があります。
全部で4冊あり、それぞれに3000単語入っていて、ほぼ重複せずに最大約12000単語が学習できるというマジで究極の単語集です(上のリンクは第2巻)。
その裏面に書いてある「単語数とレベルの関係」が参考になります。
ここにも書いてありますが、TOEICで730点程度の高得点を狙いたいなら、6000語くらい必要です。
4000~6000語レベルの単語をためしに5つほど紹介してみます。
fluent
confuse
prey
seaweed
chat
結構難しいかもしれませんが、このくらいは瞬発的に意味が言えないとTOEICで高得点(=ビジネスで使えるレベル)は目指せません。
で、表をもう一度見ると、TOEIC860点は上級9000単語まで必要と書いてますが、ぼくの経験上、これは明らかにやりすぎです。
800点後半くらいまでは6000語レベルで十分戦えます。
というかそれ以上やるとオーバーワーク、やりすぎでむしろ効率が悪いです。
TOEIC800点後半(ビジネス上級)までを目指す場合は6000語以上は"難しい単語"だと判断して捨ててOKです。
ちなみに、~6000語レベルは、『ターゲット1900』という単語集がおすすめです。覚え方については下記の記事にまとめています。
10000語以上はいらないよ!
- 英語でニュースを見たい
- 英字新聞が読めるようになりたい
こういう高いゴールを持っている方は~10000語くらいまでは単語帳でガッツリ覚えた方がいいです。
『究極の英単語』で言うと、最後のボリューム4の途中くらいまでです。
究極の英単語 SVL Vol.4 超上級の3000語 (究極シリーズ)
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2007/10/25
- メディア: 単行本
- クリック: 32回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
9000語付近の単語をランダムに5つ書き出してみます。
rascal
shoplift
immunity
sift
commemorate
感覚的に、「このくらいまでなら覚えるべきだな」というギリギリラインです。
これが10000語を超えると、
loom
moribund
spook
nestle
augment
これはもう学習者全員にとって「難しい単語」だと言えます。これを単語帳で覚えるヒマがあったら英会話やリスニングをやった方がいいですよ。
(ただし、英検1級を取りたい人は勉強してくださいね!)
やりすぎに注意
自分にとっての"難しい単語"は、単語集で覚える必要なしです。
こういう話をすると、
「でも、難しい単語も実際ちょいちょい使われてるよ」
という人がいます。
その通りです。10000語レベル以上の単語も実際結構使われていたりします。
でも、そういう単語は実際に出くわした時に初めて調べればいいんですよ。
会話なら「え、なんて?」って聞き返せばいいですし、本に書いてあったら辞書引きゃいいわけです。
自分の興味がある分野の単語だったらそれをやれば自然と覚えます。興味がなかったらそもそも調べないで流せばいいんです。
「使われることもある」くらいの"難しい単語"を意識的にガッツリ覚えるのは学習全体で見るとめちゃくちゃ効率悪いですよ。
まぁ単語博士になるなら別ですけどね。
もう一度言いますが、難しい単語は単語帳で覚えるのではなく、出くわしたら興味のある分野だったら調べて、その他はスルー。
半分真面目で半分テキトーなこのスタイルが最も効率が良いです。
完璧を目指さない
「半分テキトーじゃまずくね?」
と思った方もいるかもしれませんが、むしろある程度のテキトーさをもっていなければ語学はうまくいきません。
これは、完璧を目指して細部までこだわりすぎるとムダが増えすぎてしまうからです。
学校の"お勉強"をずっと頑張ってきた人は特に注意が必要です。
参考記事: 受験英語は今すぐ忘れろ!その弊害についてどうしても語りたい。
学校の英語では完璧が要求されますが、正直言ってこれは害でしかないです。
単語テストでスペルを1つでも間違えたらバツ、長文ではわからない単語を全て調べるのが学校英語です。
「スマホの予測機能あるし、そもそも書く機会なんてほとんどないからスペルはなんとなくでいいや。わからない単語も興味ありそうなのだけ調べて覚えよう。」
このスタイルでテキトーにやり、できるだけ会話の機会や、聞きまくる・読みまくる頻度を上げていくのが伸びる戦略です。
まとめ:2万語覚えたけど・・・
というわけで難しい英単語について今回は書いてみました。
「てかお前は2万語も英単語覚えてんじゃん!言ってることおかしくね?」
って話なんですけどw、正直やりすぎたなと思っています。
いま中国語を勉強中ですが、英語学習での反省を活かして、難しい単語にはこだわらずスルーし、大量の中国語に触れることだけを考えてやっています。
進歩は英語の時よりも明らかに早いです。
さっきも書きましたが、興味がある分野の単語は難しくても自然と覚えていくので心配は要りませんよ。
ぜひこの記事で紹介したような意識を持って学習してみてください!
おすすめ関連記事
英単語集を使ったおすすめの英単語記憶法については下記の記事にくわしくまとめました。