カスタム検索
表示順:
Relevance
Relevance
Date
ウェブ
 
 
 

[速報]オラクル、2019年に東京と大阪にOracle Cloudの最新データセンターを開設へ。Oracle OpenWorld 2018

2018年10月23日


オラクルの年次イベント「Oracle OpenWorld 2018」がサンフランシスコで開幕しました。

OOW2018 fig1

基調講演に登壇した同社CTO兼創業者のラリー・エリソン氏は、同社が「Gen2 Cloud」(第二世代クラウド)として構築している新しいアーキテクチャを採用したクラウドデータセンターの説明の中で、2019年中に東京と大阪にデータセンターを開設するとしたスライドを示しました。

OOW2018 fig2 画像表示の都合で世界地図が消えていますが、スライド右に「TOKYO」と「OSAKA」が示されています。

これにより「Oracle Autonomous Database」など同社最新のクラウドサービスが国内のデータセンターとして利用可能になります。

オラクルが単独設置するOracle Cloudのデータセンターとしては国内初

Oracle Cloudの日本におけるデータセンターの展開は、2016年7月に富士通との提携によって富士通の国内データセンター内に設置されたものが現在も稼働しています

今回発表されたのは、同社自身が独自に構築するOracle Cloudのデータセンターであり、同社が進めてきた最新のGen2 Cloudデータセンターの展開の一環となります。

同社は今年2月にニューヨークで開催したイベント「Oracle CloudWorld Newyork 2018」において、Oracle Cloudのデータセンターを日本国内に開設する計画を発表していました

Oracle Cloudデータセンターの国内データセンター開設を発表 データセンターのグローバル展開を発表する、トーマス・クリアン氏(画面内の赤線はPublickeyによるもの)

この発表時点では、いつ開設されるのか時期が明示されていませんでした。それが今回のエリソン氏のスライドで2019年と示されたことになります。

同社がクラウド市場において最大の競合と位置付けるAmazon Web Servicesは、2011年に日本にデータセンターを開設しており、その後マイクロソフト、IBM、Googleなど大手クラウドベンダもすでに日本国内にデータセンターを開設済みです。

オラクルによる日本国内のデータセンター開設は、同社が国内で大手クラウドと競合するには不可欠であり、来年ようやくその環境が整うことになります。

エリソン氏の基調講演の内容は、東京と大阪に開設予定のこのGen2 Cloudを紹介するものでした。その概要は次の記事で紹介しましょう

Oracle OpenWorld 2018

follow us in feedly


≫次の記事
オラクルの第二世代クラウドは「突破困難な防壁」と「自律型ロボット」の2つによって守られている。Oracle OpenWorld 2018

≪前の記事
Cloud Foundry Foundationが「Eirini」プロジェクト発表。Diegoの代わりにKubernetesをオーケストレーションで利用可能に


カテゴリ



Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

人気記事ランキング

  1. [速報]GitHub、見られてはいけないコード中のアクセストークンを発見し通知してくれる「Token Scanning」発表。GitHub Universe 2018
  2. [速報]GitHub Actions発表、Dockerコンテナの連係によるワークフローを自由に定義可能。GitHub Universe 2018
  3. AWSの仮想プライベートサーバ(VPS)「Amazon Lightsail」、数クリックでMySQLなどのマネージドデータベースが設定可能に
  4. 日本では「ブロックチェーン」は過度な期待、「DevOps」は幻滅期、「ビッグデータ」は陳腐化へ。ガートナーが「日本におけるテクノロジのハイプサイクル」2018年版発表
  5. PostgreSQL 11が正式リリース。ハッシュパーティショニングやJITコンパイルによる高速化、ストアドプロシージャでのトランザクションサポートなど
  6. Java 11正式版がリリース、本バージョンからOracle JDKのサポートは有償に。OpenJDKで無償の長期サポート提供は現時点で期待薄
  7. 「Windows Server 2019」正式版がついにリリース。ハイブリッドクラウドやコンテナ機能など強化
  8. Cloud Foundry Foundationが「Eirini」プロジェクト発表。Diegoの代わりにKubernetesをオーケストレーションで利用可能に
  9. 来月にはJava 10が登場し、9月にはJava 11が登場予定。新しいリリースモデルを採用した今後のJava、入手方法やサポート期間はこう変わる(OpenJDKに関する追記あり)
  10. メルカリは開発組織を拡大するためにマイクロサービスアーキテクチャを採用した(前編)。Mercari Tech Conf 2018


新着記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig