日本ではバドミントン選手が違法賭博をしたり、男子寮に女子選手を連れ込んだりと不祥事が相次いでいるが、中国のバドミントン界も負けてない。
「三立新聞網」(10月18日付)などによると、あるOLがネット上で告発したことで事件は発覚した。武漢在住の女性は、「BDSM」というSM愛好者が集うインターネット上の掲示板で一人の男と知り合った。送られてきたプロフィールによると、その男は体つきがたくましく、女性をいじめた経験が豊富であることから、女性は調教を志願。実際に会うことになった。
2人は会うなりホテルに入ると、早速プレイを開始。ところが、想定外の事態が起きた。女性は事前に、浴尿プレイや平手打ち、陰部への攻撃はNGであると伝えていたが、男はそれを無視し、陰部にスマホのUSBケーブルを挿入してきたのだ。そして、それを力いっぱい引き抜くと、女性の陰部からは鮮血があふれ出た。女性は泣きながらやめるよう懇願したが、何度も繰り返す男。ますます興奮し始めた男に対し、女性はたまらず「部屋代は私が払うから、もうやめて!」と叫んだ。すると、それにカチンときた男は、女性の髪の毛をつかみ、全裸のままホテルの部屋から追い出すという鬼畜行為に出た。女性はホテルの従業員に助けを求め、ようやく保護されたのだった。
話はこれで終わらなかった。女性の友人が人肉捜査をしたところ、その男が元バドミントン選手で、今は指導者として活躍する楊晨(ヤン・チェン/23歳)であることが判明したのだ。選手時代、楊は全国大会で優勝した実績もある、中国バドミントン界の有名人だ。
当初、女性は泣き寝入りするつもりだったが、楊が「(女性が)生理で出た血を使ってだました」とでたらめを言いふらしていたため、公表に踏み切ったのだという。
ネット上には「充電線大魔王」「次は、バドミントンのシャトルをアソコに挿入するの?」「監獄でバドミントンをすれば?」など、楊をいじるコメントが殺到。騒動を受け、現地の警察当局が捜査を始めたというが、自分の欲望を満たすための代償は高くつきそうだ。
(文=中山介石)