テストからの現実逃避とストレスが膨らんで「どこかに行きたい」をずーーっと繰り返していた希生(息子)。
「イ〇ンかな?それともアウトレット?」
「は………そういうところじゃなくてさ((  ̄- ̄)むぅ」
分かってる(笑)
自然のパワーを吸収出来るところでしょ。
テストが終わったのでストレス抜きへ行ってきました。
紅葉も見頃だし。
だし……
なはずだった。
最初に寄った留春の滝(希生セレクト)。
紅葉には程遠く、葉は青々としていました。
駐車場からの道が険しくて、途中コケそうになりながら頑張って歩いたんだけど。
滝は小さめなものの、水が綺麗。
あ~
紅葉が始まっていたら素敵だったろうなぁ。
今回行き先を那須にした理由は、雑誌「Casa BRUTUS」のウェブマガジンで水庭を知ったから。
水庭を見るにはホテルに宿泊するかカフェでランチかお茶をする必要がありました。
タダでは見せてもらえないのか……ち。
水庭とランチのセットを予約。
1人4.320円……アハ。
ちなみにティーの方だと2.160円……オホホ。
家族連れにはちと敷居が高い。
テストを乗りきった高校生のおじいちゃんのために奮発。
もちろん自分のためにも♡
素敵な入り口をくぐり
受付を済ませて水庭へ。
そこは…
見たことのない異空間でした。
建築家の石上純也さんが手掛けた『建築としての庭』だそう。
建築界、アート界が注目する 石上純也の個展が、 カルティエ現代美術財団で開催 - T JAPAN:The New York Times Style Magazine 公式サイト
綿密な計算によって配置(移植)された数百本の木々とビオトープが、素敵な景色を造り上げていました。
※ビオトープ=生物群集が存在できる環境条件を備える地域
生態系を壊さないために、必ず石の上を歩きます。
網が掛かっているところを覗くと池がつながっていることが分かります。
ポコポコポコ。
パイプを流れる水の音。
川から引いた水が、全ての池を流れて循環します。
どんぐり。
時間制限なしでOKと言われたので、他のかたがいなくなっても、わたしたちはのんびり。
気持ちよくて帰れない。
そのうち、覆っていた曇から太陽が覗きました。
わ……
景色が変わった。
↓
空の青を含んだ水。
青々と輝く葉の緑。
木々の枝は重ならないように向きを考えて配置されたんだって。
ずっといたい……
16歳のおじいちゃん、写真撮影に夢中。
名残惜しいけれど、お腹もすいてきてのでランチへ。
水庭メインだろうと期待していなかったのですが……
前菜
メイン
デザート
スープとパン、飲み物も付きました。
おおお、美味しい( 。゚Д゚。)
このお野菜ナニモノ?!✨
自家ハーブ園や地元のお野菜を使ったお料理だそう。
なんか五感フル出動だわ。
わが家にとっては贅沢なお値段だったけれど、高くはなかった……と感じました。
館内や中庭のあちこちにセンスの良いものが。
今回のランチツアーに参加していたのは、ファミリーよりも友だち同士とかお一人様が多かったのだけれど、1組だけ小さい子を連れたご家族がいました。
多分1歳と3歳かな。
水庭は歩いて良い部分も限られるし、公園じゃないので自由に走り回れる場所もない。
小さい子は楽しめるのかなと見ていたの。
そのお父さんとお母さん、ルールを守らせながら子どもの主体性も見守っていて、とても素敵だったんです。
少し前に妹家族と久しぶりに会ったときに聞いたファミレス事件。
子どもを連れたママ友集団が賑やかすぎて迷惑だなぁと思っていたけれど、妹の子(甥っ子)もそういう時期あったし…と目をつぶっていたそう。
そしたら、その子たちが椅子の上で跳ね出した。
近くに座っていたおばさまが「迷惑なんだよ!」とキレて怒鳴ったそう。
辺りはシーンと静まり返り、
その子たちの親は
「うるせぇ、ババア!」
「ファミレスなんてそんなところだ。違うところ行け!」
と反撃。
凍りついた空気が嫌で早々に店を出たと……。
何食べたか分からなかったよって、そりゃそうだわ。
おばさまの伝え方。
周りへの配慮を欠いた親と子たち。
残念…。
確かに小さな子はなかなかじっとしていられない。
小さな子を連れた親や家族がレストランで食事をする権利もあるわ。
でも、他の人にゆっくり食事を味わう権利もあるんだよね。
わたしも周りに迷惑を掛けて申し訳なく思った経験がある。
けれど、最低限のマナーとルールは守れるように努力や工夫は……するよね?
・飽きたとき用の玩具や本を持参
・なるべく子どもに合わせて出かける(眠い時間や疲れているときは避ける)
・泣き声で迷惑をかけそうなときは、わたしか夫が順番で外か車で待つことも
・迷惑をかけたときは周囲のかたへ一言
そういう姿勢や努力って周囲の人にも伝わるもの(中には厳しい人もいるけどね)。
あのお母さん、頑張ってるから見守ろうって思うけれど、権利を振りかざして周囲を省みない人は残念だと思う。
そう育てられた子どもは不幸だわ。
そんな話を聞いていた後の、今回のご家族。
ランチは多少の肌寒さもあっのに、中庭で食べていました(お店から毛布を貸してもらっていました)。
歌を歌って楽しそう。
こぼしたって、立ち上がったって気にならないものね。
周りに配慮をしながら、子どもとの時間を楽しんでいるご夫婦が素敵だなぁと思いました。
特に芸術を楽しむ場所は、それを満喫しに来ている人にとって無音って大切だったりするでしょ。
一緒に時を過ごした人って、その場所の印象を大きく変えると思う。
ここは、わが家のお気に入りリスト入り決定しました😊
素敵な出逢いにも感謝。
※完全予約制で前日17時までに、メールか電話での申し込みが必要だそうなのでご注意ください。
あ~満足。
……ん?
いや、紅葉見れてない!
アートビオトープの木々も残念ながら青々としてたし、もっと標高の高いところまで行ってみよう!
途中、らっこ家おきまりの神社にも寄る。
ここの葉も青々…。
ご朱印をゲットした希生。
那須といえば……の有名な殺生岩(殺生石|観光情報検索 | とちぎ旅ネット)を見て
山の中腹へ
お
おおー!
駒止の滝
こっちは見頃~✨
キレーイ♡
無事、紅葉が見れたので山を下りて
大好きなパン屋(BAKERY PENNY LANE | ペニーレイン)と
夫の希望でステンドグラス美術館に寄り(乙女か…)
受付にドヤ顔で出した割引券がオルゴール美術館のものだったことは封印で。
あー…ヤダ。
雨が降りだしたので、帰宅の途に。
途中すんごい雨と雷に追われたけれど、無事帰宅。
以上日帰り秋満喫コースの旅でした😊