俳優野村周平(24)主演のフジテレビ系連続ドラマ「結婚相手は抽選で」(土曜午後11時55分)の20日放送の第3話の視聴率が2・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と22日、分かった。前週の3・4%から、0・6ポイントダウンした。

初回から視聴率は2・8、3・4%だった。

野村が演じるのはオタクで、過度の潔癖性で、女性に全くモテない26歳のシステムエンジニア宮坂龍彦。ところが、少子化対策のために「抽選見合い結婚法」が制定され、25歳から39歳の独身男女は、抽選でお見合いをしなくてはならなくなった。

母親に依存されている看護師役の佐津川愛美(30)は、昨年の短編映画「SHE/LL」など監督にも挑戦している。「初めて自分の作品を作った時に『こんなに大変なのか』と思った。役者はキャスティングしてもらうけど(監督は)0から1を生み出す労力がすごかった。お客さんに見てもらう時に『初日おめでとうございます』って声をかけられますが、そういうのが1つ1ついとおしい。よく、監督やプロデューサーが、作品のことを『自分の子』って言うのが、よく分かりました」と話している。

20日放送の第3話では、2度のお見合いを経験した龍彦(野村)は「抽選見合い結婚法に思うこと」というタイトルでブログに日記を打ち込んでいた。「人を傷つける法律なんて、本当にあっていいのだろうか?」と次第に疑問を抱く龍彦の元に「人を傷つける法律なんて、あっていいわけないよね!」と1件のメッセージが届く。そのメッセージの主は、フリージャーナリストのひかり(大西礼芳)だった。さらに職場の先輩が、抽選見合いを避けるために電撃結婚したものの後悔しているという話を聞いて「抽選見合い結婚法」の被害者が山ほどいるのではという思いに至る。ひかりは、抽選見合いを3回断ると従事させられる「テロ対策活動後方支援隊」(テロ撲滅隊)に関する情報をネット配信しようとするが、あっという間に削除されてしまう。

その頃、美人のお嬢様、冬村奈々(高梨臨)は2回目のお見合い相手に気に入られてしまい、食事をすることに。元カレの銀林嵐望(大谷亮平)とよく会っていた店で、一番高いシャンパンや料理を頼み、高くつく女を演じて見合いを断られるように仕向ける作戦に出たが、あまり効果はない。そこへ偶然、嵐望が店を訪れる。看護師の好美(佐津川)も2回目のお見合いで出会った男性と食事に行くが、相手との微妙な価値観の違いに戸惑う。

そして龍彦は3度目のお見合い相手、花村早苗(平岩紙)と会っていた。今度も年上で予備校の事務員をしているごく普通の女性だ。結婚に必然性を感じないという龍彦に対し「じゃ、どうなったら必然性を感じるんですかね?」と問う早苗。龍彦の「子どもが欲しいと思ったらでしょうか?」という答えを聞いた早苗は龍彦を飲みに誘う。ついにチャンス到来かと意気込む龍彦だが、早苗からは衝撃の告白が…。