台湾・宜蘭県で発生した特急列車の脱線事故現場の様子。中央通信社(CNA)提供(2018年10月21日撮影・公開)。(c)CNA PHOTO / CNA / AFP

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【AFP=時事】(更新、写真追加)台湾北東部の宜蘭(Yilan)県で21日、特急列車が脱線して横転し、少なくとも18人が死亡、168人が負傷した。当局が発表した。台湾で過去25年間に発生した鉄道事故の中で最悪の規模となった。

 脱線したのは、南部の都市、台東(Taitung)行きの特急「普悠瑪(プユマ、Puyuma)」号。現場の写真からは、同号が完全に脱線し、車両がジグザグの状態に横たわっている様子が分かる。

 台湾鉄路管理局によると、新馬(Xinma)駅付近で8車両全てが脱線し、うち5車両が横転。事故発生当時、同号には366人が乗っていたという。同局の局長は「正確な事故原因は調査中」だとしている。

 当局は、列車内部に生存者が取り残されているかどうかについては言明していない。
【翻訳編集】AFPBB News