働きたくない vs 働きたい
この放送は無料ビデオなので観たのですが、放送自体は箕輪厚介氏が酔っ払っててかなりグダグダ。
働きたくない人と働きたい人を対立軸にしてそれぞれを否定することもありません。
密着取材した久野太一氏も、元サイバーエージェントでバリバリに働いていた人で、仕事が嫌で辞めたわけでもないんですよね。
働いて稼いでも付き合いで使ってしまう、派手な都会の生活に疲れた感じかな?
働きたくない人も色々
出てきた人たちはかなり能力がある恵まれた人たちで、彼らが「楽しいことやればいい」と言っているだけなので響かない部分もあります。
働きたくない人には、会社組織・集団生活になじめないだとか、ブラック企業で働いて身体を壊したとかいう人もいるわけで、色んな人を取り上げてもらいたかった。
逆に働きたい人も、報酬がいいからという人もいれば、今の仕事が面白いという人もいます。
今に始まった話ではないが、増えてはいる?
「できるだけ働きたくない」「生きている分だけ稼げればいい」といった考え方は、「ダウンシフト」と捉えると20年くらい前からある潮流です。
少し違いますが、「だめ連」が1990年代にありましたし、決して最近の話ではありません。
ただ、「働きたくない」とSNSなどで発言しやすくなって可視化されたこと、そしてそういう生き方をしやすくなったことだと思います。
低収入でも生きやすくなった理由は以下の2つ。
- 独身でも生きやすい環境ができた
- ネットのおかげで住む場所に関わらず稼げる環境ができはじめた
久野太一氏は福岡に移住してシェアオフィスで仕事をしていましたが、地方移住してローコスト生活をした事例でした。
社畜派も遊民派も少数派
とは言っても、ゴリゴリの社畜派(ワーカーホリック)も、遊民派(セミリタイアも含む?)も少数派だと思います。
現実はうまく折り合いをつけながら働いている人が大半でしょう。まだまだワークライフバランスが良くない人は多いので、「しょうがなく社畜派」が一番多いかもしれません。
ただこうやって取り上げられるほどには「(できるだけ)働きたくない人」が増えていて、今後も増えていくのでしょうね。