座間殺害事件・10人目の被害者が明かす「私を愛した殺人鬼の素顔」

最後に送ってきた写真とは?
週刊現代 プロフィール

そんななか、10月中旬頃、彼から電話で「人を殺したことがある」と打ち明けられます。このとき、彼は淡々としていました。私は冗談かなと思ってあまり気に留めませんでした。

具体的には、「ホストで働いていたとき、キャバ嬢のお客さんがいてその子が病んでしまって『死にたい』と言っていたから殺した。殺したのは俺じゃなくて、違う男が殺したんだけど、遺体を埋めたのは俺なんだよね」と。

「遺体を埋めた場所はどうしたの?」と私が聞いたら、「その場所には俺もその後行っていないからわからない。でも警察から連絡も来ていないから多分バレていない」と言っていました。

 

この話を聞いた後、今度は「ある男の人に死にたいから殺してくれと頼まれ、その男の人から大金を貰って殺した」とも言っていました。「縄で首を絞めた」と。

数日後、「この前、人を殺したことがあると言ったじゃん。実は他にも殺しているんだよね」と言われました。この時の彼は真面目というか、少し思いつめているような話し方でした。

私は半信半疑で聞いていたので、あまり突っ込まなかったんです。嘘だと思っていたので、すぐに自分の話に切り替えちゃった。でもまさか本当に殺していたなんて……。もしかしたら彼は私に「本当のこと」を打ち明けたかったのかもしれません。

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10月20日には、ロープの写真が送られてきたこともあります。私が、「なんでそんな写真送ってくるの」と返事をしたら、その後、「ごめんなさい。悪ふざけが過ぎたね」「もうやらない」と返ってきた。

私が嫌悪感を示すと、「わかった」「お願いだから嫌いにならないで」という返信もきました。