こんにちは,ひなたパパです。
今日の話題は,国の年金制度についてなのですが,「払った分を増やして返してもらう」制度ではありません。
厳密には「働けなくなったときに生活するため,条件に応じて年金をもらう仕組み」なのです。
年金制度には障害年金や遺族年金が含まれており,老後の資金という目的だけではありません。
公的年金の破綻リスクは少ない
最近では,公的年金について「将来,自分たちは受け取ることができない」と思っている人たちが多くいます。
ですが,財政再検証結果によると,実際には年金の破綻リスクはほとんどないとの結果が出ています。
とはいえ,「年金保険料引上げ」「年金支給額減額」「受給年齢引上げ」といったことはあるでしょう。
それでも人生100年時代,長生きすれば支払った額より受取額が増えることは間違いないと思われます。
会社員と専業主婦の年金額(標準世帯モデル)
公的年金の加入者は65歳を迎えると国が年金を支給します。
このとき,標準的な世帯(会社員と専業主婦)の場合は,月額の年金額は約22万円です。
少ないと思われるかも知れませんが,公的年金は「終身」で支払われます。
ですので,長生きすると,もらえる額は増えます。
1年あたり,264万円支給されますので,100歳まで生きた場合の受取り額を計算すると,以下の通りになりました。
- 75歳(10年):2,640万円
- 85歳(20年):5,280万円
- 95歳(30年):7,920万円
- 100歳(35年):9,240万円
私たち夫婦は,娘の養育費などを除くと,一ヶ月あたり15万もあれば生活できます。(持ち家があることが前提です)
もちろん生活費以外の支出もありますが,生活費で15万円使ったとしても,毎月7万円余り,年84万円も余裕ができます。
この金額で,旅行や趣味,家の維持などをやり繰りできるのではないでしょうか。
贅沢な生活をしなければ,老後難民といったことにはなりそうにありません。
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夫婦共働きならより豊かになる
夫婦がともに厚生年金に加入していた場合,夫婦で厚生年金がもらえます。
支給額は,毎月約30万円程度となり,より豊かな生活ができます。
1年あたり360万円支給されますので,試算は以下のとおりです。
- 75歳(10年): 3,600万円
- 85歳(20年): 7,200万円
- 95歳(30年):10,800万円
- 100歳(35年):12,600万円
会社員と専業主婦の標準モデルと比較すると,相当な差が出ています。
私たち夫婦は,正社員の夫婦共働きです。
現在の年収が増えないことを前提に,年金額を試算したことがあります。
👇私たち夫婦の年金試算額👇
www.hinata-family.com
- 夫:年金見込額約220万(月平均18.3万円)
- 妻:年金見込額約153万(月平均12.7万円)
- 計:年金見込額約373万(月平均31.0万円)
上記の通り,平均的な年金額(60歳までの支払で試算)ではありますが,長生きできれば1億円もらえるという,ありがたい状況です。
とはいえ,実際に受け取る際には,受取額は80%程度で受給年齢も70歳くらいになっていそうです。
破綻リスクはほとんどない,とは言いますが,やはり最悪の事態も想定して,今から老後を問題なく過ごしていけるように備えたいと思います。