那覇市長選に立候補している翁長政俊氏(69)と、城間幹子氏(67)は20日、市内で選挙運動を締めくくる打ち上げ式を開き、市民に支援を訴えた。応援弁士らも候補の当選を目指し、支持を強く呼び掛けた。

ガンバロー三唱で気勢を上げる城間幹子氏(前列右から3人目)=20日、那覇市おもろまち

城間幹子氏の訴え

 皆さまの後押しを受けて、力強く前に進んできた。玉城デニー知事は翁長前知事の遺志を受けて、しっかりとぶれずに沖縄を守ってくれる。その心に、県都那覇市を守る私も賛同し、支えていく。

 那覇市政の1期4年。私は市民の幸せのため、福祉のため、若者の未来のため、子どもたちの明日のために頑張る市民とともに頑張る、という気持ちで務めてきた。明日は1期4年間の審判が下る。4年間、種まきを頑張ってきた。あと4年、2期目の私に花を開かせてほしい。

 誇りある県都那覇市。平和で誇り豊かな沖縄県。県都那覇市は沖縄のフロントランナーとして、全ての市町村とともに頑張る。玉城県政を支えると強く決意する。沖縄県の未来に、県都那覇市からエールを送ろう。皆さんの力で2期目に押し上げていただきたい。ぬちかじり頑張ります。

新時代那覇築く

 玉城デニー知事 「疾風に勁草を知る」という言葉がある。強風の後、周りの草が倒れた中でしなやかに凜(りん)と立っている勁草の姿に、城間幹子氏を見ている。4年間の歩みを消そうとする大きな風の中で、凜と立つ城間氏の2期目の挑戦が、市民の未来をしっかりと伸ばしていく。県都のリーダーにふさわしいのは城間氏のほかにはいない。私とともに力を合わせて、新時代沖縄、新時代那覇を築いていく。

平和の橋かける

 照屋義実選対本部長 城間氏は翁長雄志さんの思いを引き継ぎ、再選を目指している。選挙では玉城県政を力強く支える県都那覇市の市長は誰がふさわしいのか、が問われている。城間氏は4年間で多くの実績を残した。1期目にまいた種の芽を出し、花を咲かせるが2期目。笑顔輝くうまんちゅの人口32万都市の市長は城間氏しかいない。ウチナーンチュの誇りをかけて、平和の橋をかける城間氏の再選を果たそう。

夢あふれる市に

 呉屋守將ひやみかちうまんちゅの会会長 玉陵(たまうどぅん)が国宝に指定される。玉陵は米軍圧制の中、首里の芸術家を中心にブルドーザーの前に体を投げ出して守った。われわれも辺野古新基地を止め、素晴らしい自然環境を守っていこう。城間氏は心優しく、教育経験が豊富だ。素晴らしい夢があふれる平和な那覇市政を守り、育ててもらう。市長選の相手は翁長政俊氏ではなく、日本政府、官邸だ。もう一度脇を締め、足元を固めていこう。