ビジネス(仕事とお金)と心のゆとり 心のゆとりってなんだろう
ビジネスを優先しすぎるとどうなるのでしょう。
ビジネスばかり、お金ばかりを突き詰めていくと結局最後は、どうなっていくのでしょうか。
田舎暮らしをしていて、都会でせっせと働くサラリーマンの人たちにも是非、読んで感じてもらいたいのが今日の記事です。
田舎暮らしが良いわけではありませんが、心のゆとりとは、結局こういうことなんだなぁと感じてもらいたいのです。
面白いたとえ話があったので、ご紹介します。
お母さんは、暇をもてあましていました。家の中をいくらきれいに掃除しても夫は、誉めてくれません。もちろんお小遣いもくれないし、ほとんど家にいないので気がつかないのかもしれません。
そんな時友達から1本の電話がかかります。
「あんた、家で掃除なんかしているの馬鹿みたい」
家で掃除するのがなんで馬鹿みたいなのでしょう。
その友達いわく、いいアルバイトがあるということ。他人の家でお掃除をするとなんと5000円もいただけるバイトがあるというじゃないですか。そういう仕事の斡旋をしているところがあるそうで、早速、その業者に登録したそうです。
いつもと同じようにほこりを払い、雑巾をかけ、いつも自分の家でやっていることと、同じことをするだけで5000円いただけるのです。
しかし、その反面、自分の家は、どんどん散らかってしまったようです。旦那さんからも、最近あんまり掃除していないみたいだけど、と鈍感だったはずの旦那さんもその汚さは、気づくようになりました。しかも最近パートに出ていることもばれていました。
たまには、他人の家ではなく自分の家の掃除をしたらどうなんだ。
だったら5000円くれる・・・とは、さすがの奥さんもいえませんでした。
そこで、たまには、うちの掃除でもするか、となるかといえば、そうではなく、片っ端から、同じような仕事を4000円でしてくれるところを探したのです。
自分の家は4000円でやってもらい、自分は他人の家を5000円で掃除をする。1000円の利益です。
とても優秀ですね。
お金さえだせば、なんでも買えるし、やってもらえる世の中になってきたようです。
そうなると今度は、お金を稼ぐことに忙しくなってきます。しかしあまりにも忙しすぎて、お金を使う時間がなくなってきたのです。生活の質を上げるために、お金を稼ごうと思ったのに、逆に生活の質が下がってしまいました。
これでは、何のために働いてお金を稼いでいるのかわかりません。
お金お金といい始めるとだんだん心がすさんできます。
そしてこの奥さんは、心を癒すためにボランティアを始めることにしました。ボランティアは、心にゆとりが生まれ、すごく充実した気分になるそうです。
そのボランティアは、タダで、他人の家を掃除するボランティアでした。
心のゆとりとはこういうものですね。
たとえ一生懸命働いて、お金をたくさん手に入れたとしても、なかなか心が満たされないのは、こういうことなのでしょう。人のために喜んでもらえることが、大事なことと、ゆとりを持って生活することが大事なのですね。
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