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異界百名山~体験者が語る不思議な話~
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- 山に暮らす人たちが、実際に体験した不思議な出来事を語る
- 山は、日本人に古くから「異界」とみなされてきた場所
- スタジオでは、石川直樹さん・上橋菜穂子さん・草刈民代さん・釈徹宗さんがトークセッションを繰り広げる
どんな番組?
山は古来“あの世”と“この世”の
境目とされてきた
山に暮らす人々が語る
不思議なお話し
石川と岐阜にまたがる霊峰 白山
「それで、だれもいないんですよ。
でも音が入って来るんです」
猟師 長田泉さん
紀伊半島の中央部 大峯山
「自分らの歩く道だけが
1本スーッて見えてるんですわ」
修験者 田中岳良さん
山形県 鷹匠山
「振り返ってみたら、
息子の姿が急斜面から消えていたんです」
鷹匠 松原英俊さん
山で出会った7つの不思議な物語
スタジオでは草刈民代さん、石川直樹さん
上橋菜穂子さん、釈徹宗さんが語り合う
「物語が生まれる場所、あるいは異界って
いうのは、まだ私たちに残されている」
作家 上橋菜穂子さん
「その魂、ここにも宿り、ここにも宿り、
みんな宿っとる。それが魂というもの」
~体験者が語る不思議な話~
午後9時00分放送
BSプレミアム
番組スタッフから
異界百名山との出会い
緑の稜線から湧き上がる白い雲が、真っ青な空に映える日本の夏山。
でもそんな爽やかな風景は、山のほんの一部の表情でしかないんです!
「にっぽん百名山」などの取材で、山に滞在することが多い私は、登った先の山小屋やガイドさんたちから、山で不思議な経験をしたという体験談を何度となく聞いて来ました。夜中に稜線上を飛び交うカラフルな光の玉を見たという話や森のある場所に行くと必ず綺麗な服を着た女の子が歩いてくる、など、かなりオカルトチックな話も多かったのですが、山の上という非日常のシチュエーションと語り手の真剣な顔を見ていると、まんざら嘘でも無さそうだと、なぜか納得してしまう自分がいました。
そんなある日、今回の番組のディレクターが「面白い本があるんですよ!」と嬉々として見せてくれたのが“山怪〜山人が語る不思議な話”という山と渓谷社から出版されている本でした。著者の田中康弘さんはマタギの暮らしなどを撮影している写真家で、日本各地の山で聞いた不思議な体験を地道な取材によってまとめたルポルタージュでした。まさに自分がこれまで山で聞いて来たような不思議な話が、鬼気迫るリアリティと共に、かなりのボリュームでまとめられていたのです。この本で紹介されている不思議体験者の中には、昔からの知り合いもいて、本で紹介された話をベースに映像化したら相当面白いドキュメンタリー番組が出来るのではないかとディレクターとうなずき合ったのでした。
さっそく、著者の田中さんや出版社の方に連絡し映像化について相談したところ快諾を頂き、本には登場しない新たな取材先も加えつつ番組制作が始まりました。どうせなら、体験者の人物像や山での暮らしぶりなども深掘りしつつ、不思議体験を安易な再現映像にはせずに、山の風景のイメージ描写とインタビューのみで表現しようと考えました。撮影には情景描写に優れる一眼レフカメラを多用。結果、山の“異界感”の表現に成功したと思います。
日本の山は、太古の昔から、この世とあの世をつなぐ異界の入口だったというテーマのもと、日本人の死生観や自然との付き合い方、また、神話や物語の生まれる原点などについてスタジオトークも盛り上がりました。私たち日本人は、山にひかれ、山を仰ぎ見て、ご来光に手を合わせます。現代人が無意識のうちに求めている「異界の物語」の魅力とは何なのか?
都会でなくしてしまった「山」の中でしか得られない「何か」に気づく番組となりました。
※取材協力 田中康弘 「山怪」より
(クリエイティブネクサス プロデューサー 佐藤知樹)
番組内容
聞こえてくるはずのない奇妙な音に翻弄された人。慣れた道にも関わらず、いつまでたっても目的地に着かない現象。絶望的な状況下で、未知の光に命を救われた人。山で起こった、まか不思議で心揺さぶるエピソードの数々を、実際に体験した人々が語るドキュメンタリー。日本人にとって、山は古くから「異界」、すなわち目には見えない何かがあると言われる場所。山と関わってきた人々が「異界」と接したという、全国7つの山を巡る。
出演者ほか
【出演】草刈民代,石川直樹,上橋菜穂子,釈徹宗
チャンネル
- 2018年8月15日(水) 午後9時00分(90分)
BSトピックス SPECIAL COLUMN みなさん!座敷わらしの似顔絵ってご覧になったことありますか? 私は今回、初めてみました。意外と○○です・・・(笑)。~by嘉悦
山への畏敬の念を強く感じた。すばらしい番組でした!
各物語、どれも引き込まれる内容でしたが、出演者4名のコメントが、まさに化学反応を起こしているかのように、「共振」と「共鳴」しているのを感じることができ、すばらしい番組でした。ご出演されていた作家の上橋菜穂子さんのご意見に感動しました。
面白い番組をありがとうございました。
どれも 最後には温かい気持ちになれる 不思議なお話で 興味深かったです。
ネットでも よく山の不思議なお話を目にするので、また第二弾を放送していただけたらうれしいです。
奇をてらうところがなく、さりげなく深いお話も、考えさせられるお話もあって楽しめました。
怪談といえば怪談でしょうけども、田舎住まいの私には感覚として「わかる」ものがありました。
畏(おそ)れ崇める、という気持ち、大事にしたいですね。
とても良かった。不思議なことをそっとそのままにとの言葉に、この3次元では解決できないものとの見解がいい。この現実社会と不思議世界との関わりの中道を生きよう、というのは正しいと思います。それぞれの話がとても良かったのに最後に曖昧にするかのように東京の御嶽山の世間擦れしたところで終わりにしたのが違和感感じてしまった。
単に怖がらせることを目的とした娯楽の怪談ではなく、現代の日本人が忘れている大切な感覚を呼び起こす内容で、ゲストの顔触れも良かった。何となく見始めたが、予想以上に面白かった。続編もお願いします。
出演者の職業上、知らなかった言葉が使われていて不思議な体験の意味を分かりやすく紹介してました。
日本の山と日本語の美しさも感じました。
真実性があり、怖かった!
本当に良いお話を、聞く事が出来てよかったと思います。日本人らしい見解かも知れませんが、心の中に神様や、ご先祖様がいらして見守って居て下さると思うことで救われていると思って毎日暮らして居ります。とても良い番組に感謝です。ありがとうございました。
もう一度見たいので、再放送お願いします。
いずれも、さもありなん、と興味深くかつ感銘しました。
特に大峰山山伏修験者先達の方の体験は、私の小学生時代の体験と重なり、そういうことがあり得るのだ、と感動し、旧友とも電話したところです。子供のころ、町の年配者や自分の親父からも聞いていた、いわゆる狐の火玉行列などはあるのだと思います。
山が好きで、良く低山トレッキングに出かけます。山の話に興味があり、楽しみに拝見しましたが、どれも作り物ではない本物の不思議なお話ばかりでした。特に鷹匠の松原さんのお話には厳しいだけではない、山の優しさも知り、涙が出ました。出演者の方々の淡々とした中にも深い思いのこめられた言葉に、人と自然の関わりについて考えさせられました。
いい番組でした。
怪奇を扱ったそこらの民放より比べるのが惜しいくらいはるかに品がよく、感傷に訴えかけられる番組です。
ひんやりとした夏の夜を楽しめました。
自分の中にある感覚。見る、聞くなどの五感の、その奥、第六感が、動かされる体験でした。こうゆう気持ち。ふだんは、忘れてるよなあ…と。どの話も大事に受け取りました。今、感想を書いてて、非常に野暮だと感じます。そのくらい、余韻のすばらしい番組だったからです。
山は日本では昔から、山その物が御神体になったり、神が住むと崇められてきた所であり、また、遭難者も多く、いろんな魂の通り道になってもおかしくないのでは、と思う。山伏や猟師さん、山小屋の主人などの話は怪談とはまた違う、不思議だけどあり得るだろうな、と思い面白かったと同時に、やはり山は神聖な領域なのだという感じが深まった。
作り物で怖がらせるのではない、真実みが感じれた。山を通して、自然への尊重と畏怖が一貫して流れていて良かった。
大変興味深く拝見させて頂きました。最近山登り(といっても低山ばかりですが)をはじめまして、未だそのような体験はありませんが、以前に勤めていた職場で夜勤中に声を聞いたり、また誰もいないのにクリーンルームの扉の大きな開閉音を聞きました。このような番組は最近なくなったので楽しみです。
怖いけど怖くない、不思議な番組。
ますます山が魅力的に思えました。
学生時代より山岳部にて30年程山登りをしているが山では不思議な事が良く起こる事が知られており、それを扱った番組としては画期的である。続編を望む。
体験者の人柄と話しに引き込まれる時間でした。こんなに集中して番組を見たのは久しぶりです。
ありがとうございました!
恐いと言うよりは死をもっと身近に感じられました。いろいろと人生観の勉強になりました。
すごく贅沢な時間でした。きれいな映像で。本では読んで昔から知っているようなお話でもすばらしい映像と音。そして上質な語り。7つの物語が全部すてきでした。録画出来なかったので、そのためにも是非再放送をお願いします。
日本人が忘れてはいけないことが詰まった番組でした。自然崇拝の原点がここにあります。日本人が大事にしないといけないことが詰まっていました。これからもどんどんシリーズ化してほしいです。本当にすばらしい番組でした。NHKさん日本のために頑張ってください。
番組を知ったのが放送後で見れませんでした。再放送希望します。
体験者の不思議な話も良かったけれど、スタジオの皆さんのお話がとても興味深かったです。今の我々が失いつつある自然への畏怖も感じました。印象深かったのは民宿の座敷童の話。怖がるのではなく、一緒に居ていいよ、という感覚は大切だと思いました。
不思議な話で面白かったです。もう一度見たいです。
山に関わる人々がまさに異界に迷いこんだような不思議な体験を直に話されて、聞いている自分も実際に体験したかのような感覚になり新鮮でした!続編を求めます。
登山が趣味の自分も、たまに山に登ると時代劇に出るような和笛の音を聞いたりします。
その音は決まって黄昏時に流れ、周りに登山者や休憩の出来る場所もないのにどこから?という思いを持ちながら、下山しますがまさか?
すごく面白かったけど大雨のせいでテレビが映らず途中までしか見れなかった。
ぜひ再放送をお願いします。
白山のお話と鉢巻山のお話で出会ったことのある方々が出てて、とても不思議なご縁を感じました。
歴史や伝承・民話等が大好きなので、とても楽しめました。すてきな番組をありがとうございました。これからもこのような番組を制作頂ければ幸いです。楽しみにしています。
こんなに面白い番組を見たのは、何年ぶりだろう。古来より山には神が宿ると信じられてきたが、実際に体験された方々が静かに語る言葉の1つひとつにぐんぐん引き込まれた。余計な脚色や効果音、過剰な演出や演技がなく、見聞きした出来事を淡々と語られる姿勢にゾクゾクした。まさに物語の真髄!現代人が忘れかけている自然への畏敬の念を呼び覚まされ、真摯に受けとめた。
私もここ数年、登山に魅了されています。山の神さまにお呼ばれしていたんだなと思いました。人間の退化してしまった何か?を思いださせるような…… とても不思議でとてもすばらしい番組を拝見させていただきました。ありがとうございました。
不思議なことは不思議なままに…
再現映像ではなく、インタビュー方式で放送されていて、かえってそれが新鮮でした。
旅館の女将さんの御先祖様が、見えなくても、常に近くにいると、説明されているところに、涙がでてきました。
また再放送していただきたいです。
どのお話も引き込まれました。
第二弾・第三弾…真夏の恒例…という具合に続いてほしいです。