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福井

コハクチョウ、長旅の疲れ癒やす 鯖江で今季初飛来

秋の風景が広がる日野川で羽を休めるコハクチョウ=鯖江市熊田町で

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 「冬の使者」と呼ばれるコハクチョウが20日朝、鯖江市内の日野川で確認された。県内で確認されるのは今季初めて。

 日本野鳥の会福井県の会員、納村力(おさむらつとむ)さん(75)=鯖江市小黒町1=が午前6時半ごろ、丹南高校東側に成鳥3羽が飛来しているのを確認した。しばらくして600メートルほど南の有定橋近くまで移動。仲良く並んで泳いだり、浅瀬で羽を休めたりして、長旅の疲れを癒やしていた。

 コハクチョウは北極圏などで繁殖し、越冬のために南下する渡り鳥。納村さんは「昨季より10日ほど初飛来が遅いのは、秋に入っても日中の気温が高いためでは」と推測する。来年2月下旬から3月ごろ、北帰行するとみられる。

 (玉田能成)

 

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