こんばんは。
コツメの母さんです。
HSC・HSPという言葉をご存知ですか?
HSCとは Highly sensitive child
HSPとはHighly sensitive person
の略で、人一倍敏感な子ども・人のことです。
コツメの母さん、以前ブログで長女のピヨ姐のことを書いたときに読者さまでお世話になっているid:flemyさまのコメントでこの言葉を知りました。
そしてHSC、HSPの人は全体の五人に一人をしめるのだそうです。
特徴はid:saitomcさまのブログより引用させていただきました。
このブログを読んで、ピヨ姐と重なる部分がとても多いと思いました。
ほぼ当てはまります。
HSC・HSPの特徴
※個人差があり、当てはまるものや、その強弱は、人によって異なります。
また、HSC・HSPという敏感さと、HSS(High Sensation Seeking=刺激追究型)もしくはHNS(High Novelty Seeking=新奇追究型)という強い好奇心を併せ持っているタイプの子・人が存在しますが、ここではHSC・HSPの特徴について記し、HSS・HNSの特徴については触れていません。
①すぐにびっくりするなど、刺激に対して敏感である。
細かいことに気がつく(些細な刺激や情報でも感知する)。
②過剰に刺激を受けやすく、それに圧倒されると、ふだんの力を発揮することができなかったり、人より早く疲労を感じてしまったりする。
人の集まる場所や騒がしいところが苦手である。
誰かの大声や、誰かが怒鳴る声を耳にしたり、誰かが叱られているシーンを目にしたりするだけでつらい。
③目の前の状況をじっくりと観察し、情報を過去の記憶と照らし合わせて安全かどうか確認するなど、情報を徹底的に処理してから行動する。
そのため、行動するのに時間がかかったり、新しいことや初対面の人と関わることを躊躇したり、慣れた環境や状況が変わることを嫌がる傾向にある。
急に予定が変わったときや突発的な出来事に対して混乱しやすい。
④人の気持ちに寄り添い深く思いやる力や、人の気持ちを読み取る力など『共感する能力』に秀でている。細かな配慮ができる。
⑤自分と他人との間を隔てる「境界」が薄 いことが多く、他人の影響を受けやすい。
他人のネガティブな気持ちや感情を受けやすい。
⑥(*1)直感力に優れている。
漂っている空気や気配・雰囲気などで、素早くその意味や苦手な空間・人などを感じ取る。
先のことまでわかってしまうことがある。
(*2)直観力がある。物事の本質を見抜く力がある。
物事を深く考える傾向にある。思慮深い。
モラルや秩序を大事にする。正義感が強い。
不公平なことや、強要されることを嫌う。
⑦内面の世界に意識が向いていて、豊かなイマジネーションを持つ。
想像性・芸術性に優れている。
クリエイティブ(創造的)な仕事に向いている。
⑧静かに遊ぶことを好む。
1対1や少人数で話をするのを好む。
自分が交流を深めたい相手を選び、その相手と同じことを共有し、深いところでつながって共感し合えるようなコミュニケーションを好む傾向にある。
大人数の前や中では、力が発揮されにくい。
自分のペースで思索・行動することを好む。
自分のペースでできた方がうまくいく。
観察されたり、評価されたり、急かされたり、競争させられたりすることを嫌う傾向にある。
⑨自己肯定感が育ちにくい。
外向性を重要視する学校や社会の中で、求められることを苦手に感じることが多く、人と比較したり、うまくいかなかったりした場合に自信を失いやすい。
⑩自分の気質に合わないことに対して、ストレス反応(様々な形での行動や症状としての反応…HSCの場合「落ち着きがなくなる」「固まる」「泣きやすい」「言葉遣いや態度が乱暴になる」「すぐにカッとなる」、「不眠」「発熱」「頭痛」「吐き気」「腹痛」「じんましん」など)が出やすい。
細かいことに気がついたり、些細な刺激にも敏感に反応したり、過剰に刺激や情報を受け止めたりするため、学校や職場での環境や人間関係から強いストレスを感じてしまい、不適応を起こしやすい。
人の些細な言葉や態度に傷つきやすく、小さな出来事でもトラウマとなりやすい。
(*1)直感力と(*2)直観力の違いについては『直感と直観の違いが深かった。あなたはどちらのタイプ?』をご参照ください。
ピヨ姐の場合は小学校は行けたものの、たくさんのトラブルや心配事がありました。
癇癪持ちで言葉がきつく、まさに⑩そのものでした。
ピヨ姐は自分の思いを言葉にするのが大変苦手だったので、どうしてそういうことをしてしまったのかという私の問いに答えることができず、閉じこもってしまうことがよくありました。
そのため私もイライラして怒ってしまったりしつこく詰め寄ってしまうことも多かったです。
さらに周囲の人間(同じ年頃の子はもちろんのこと、一部の大人も含めて)から理解されないので小学六年生の頃あたりからだんだん周りの風当たりが強くなっていき、いじめられるようになり、しばしば体調を崩すようになっていました。
小学校卒業後は私立一貫校に入ったのでそこでしきりなおせるかと思いましたが、そこに反抗期が加わってますます難しくなってしまいました。
高2の時にいままでのためこんでいた疲れが爆発したようで「限界」を感じたピヨ姐は初めて
「学校にはいけない。辛い。」と言いました。
学校は休みがちになりましたが、ぎりぎり卒業しました。
限界を自覚して「学校は休みます」宣言をしてからは自分の思いを「言葉」にできるようになり、学校に行けなくなって初めてピヨ姐の思っていたことがわかるようになりました。
今現在も睡眠がうまくとれない(2時間おきに起きてしまう)ため、朝はめまいや吐き気で起きられません。
起立性調節障害と診断されて毎日漢方を飲んでいます。
何も予定のない土曜日などは無意識に安心しているのか一度も目が覚めずに眠れたりするんです。
それから人がたくさんいる場所(特に教室)が本当に苦手でしばしば具合が悪くなるので予備校もぽちぽちしか行けていない状況です。
今の娘には受験が控えており、心身に負担の多い日々なので毎日が心配です。
ピヨ姐には辛い日々ですが、受験が終わってなるべくストレスの少ない自分の居心地のいい場所を見つけられることがよく眠れるようになる一番の方法になると思っています。
そして…
HSCというものをもっと前から知っていたら、小学生くらいの時に知っていたら、もう少しピヨ姐の癇癪や涙に理解ができたのにと思います。
ピヨ姐の不安が少しでも軽くなっていればここまで悪化しなかったかも、と想像することもあります。
私の周りにも不登校のお子さんがいますが、もしかしてHSCなのではないかと思います。
まだ不登校の状況を受け入れられないお母さん友達もいます。
そんなお母さんにHSCのことを伝えたら少し心がかるくなるかもしれないし、子どもの心が分かるようになるかもしれません。
「うちの子はわがままでもなまけものでもないんだ。」と思えるようになるのではないかな。
そして何より、赤ちゃんのときみたいに心から寄り添おうって思えるんじゃないかなと。
おそらく私もちょいHSPでHSCだったのだと思う
コツメの母さん。でした!