片山さつき氏窮地 口利き依頼の経営者が100万円振込認める
100万円の「口利き疑惑」が浮上している片山さつき大臣が、追い詰められている。
片山大臣に、国税庁への口利きを依頼したとされる会社経営者が19日、弁護士を通じて「2015年7月、私設秘書から要求された100万円を口座に振り込んだのは事実だ」とコメントを発表したのだ。理由についても、控除額が大きくなる特典のある青色申告承認の取り消しを免れるためだったと説明した。「週刊文春」が報じた内容を認めた形だ。
さらに、片山大臣の私設秘書も、100万円を受け取った事実を認め、片山大臣に100万円を渡したかどうかについては、朝日新聞の取材に対して「通帳を見て確認する」と否定しなかった。
国税庁の担当者も、野党の合同ヒアリングに対して、口利きの有無について「個別の税務調査に関わることであり差し控える」と否定しなかった。