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費用は?期間は?デジタルデータリカバリー体験

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10 年くらい使っていた外付けハードディスクが先日壊れてしまい、デジタルデータリカバリーという会社でデータを復旧していただきました。
復旧したデータですが、子供をメインとした家族の写真や動画と、CD からリッピングした音楽データ(CD アルバム500 枚分ほど)です。
どちらもバックアップはとっておらず、復旧出来なければ二度と手に入らないデータでした。(音楽CD の一部は持っていましたが、殆どは中古販売済み)
そのため、なんとしてでもデータを復旧したかったのです。
最初は、このようなサイト(壊れたノートパソコンからデータを救出する方法)を参考に自分で治そうともしたのですがうまくいかず、きちんと業者さんにお願いすることにしました。
今回、数あるデータ復旧業者の中から、なぜデジタルデータリカバリーを選んだか?ですが、広告が一番上にあって目に止まったから、というのが理由です。(結果的に満足していますが)
どうしても復旧したい、そして出来れば安く、という思いがあり、ホームページを見て何社かサービス内容の比較をしてみました。
しかし、一番参考にしたかった口コミで参考になるものが少なく、業者選びには不安がありました。
特に不安だったのが、「下手なところに依頼してデータが戻って来なかったらどうしよう」ということでした。
私と同じようにデータ復旧を検討している方がいらっしゃると思います。そして、中には私と同じように「この業者に依頼して大丈夫か・・・」と不安になっている方もいらっしゃると思います。
そういった方の目にとまり、なにかの参考になればと思い、デジタルデータリカバリー利用者の口コミとしてこのページを作成しました。


【目次】

1.データ復旧の費用

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初めてデータ復旧を依頼する方にとって費用は気になるところだと思います。
各社のホームページを見ていると、なんとなく「30,000円くらいでなんとかなるのかな?」と思われるかもしれません。
しかし、私が支払った復旧費用は約20万円でした。
ホームページに書かれている金額は最低料金の場合がありますので、どのくらいの費用がかかるかは見積もりを出してみないことにはわかりません。
私の場合、ハードディスクが物理障害を起こしている状態であり、復旧費用が比較的高くなる障害だったようです。
物理障害とはどういう症状かと言いますと、ハードディスクから「カチカチ」や「カタカタ」といった異音がする症状です。
ハードディスクは、データを記録するディスクや、ディスクからデータの読み書きをするためのヘッドなど複数のパーツから構成されていますが、これらのパーツに物理的な障害が発生している状態です。
最初、5 社に電話で問い合わせをしましたが、ハードディスクから異音がすると伝えると、全ての会社の回答が「正確なことは見てみないとわからないが、物理障害だと思われる」という回答でした。
ハードディスクの障害には、この「物理障害」の他、誤って削除してしまったなどの「論理障害」があるそうです。
論理障害は、安価で復旧出来るケースがあり、業者に依頼をしたとしても安い金額で復旧出来ます。
一方で物理障害の場合、部品交換等により物理的な障害を取り除く必要があるため、どうしても復旧費用が高い金額になってしまうそうです。
5 社に問い合わせておおよその見積もり金額を聞いたところ、「正確な金額は実際にハードディスクを見てからとなるが、最低でも10 万円以上はかかる」との回答でした。(ちなみにその内の1 社からは、物理障害の復旧には対応していないとの回答)

1-1.データ復旧の料金体系

データ復旧費用は「定額制」「成功報酬制」の2つがあります。
それぞれの違いを以下にまとめました。


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成功報酬制ですが、さらに2つのタイプに分かれています。
一つが、指定したデータが復旧出来なくても、他のデータが復旧されていれば費用が発生するタイプ。
もう一つが、指定したデータが復旧出来なければ費用が発生しないタイプです。
ちなみにデジタルデータリカバリーは後者であり、指定したデータが復旧されなければ費用がかからないという点が安心できました。

1-2.復旧以外に必要な費用

復旧業者にもよりますが、データ復旧以外に費用が必要になる場合もあります。それらの費用を以下にまとめました。


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・初期診断費用
見積りを行うため、ハードディスク等の機器にどのような障害が起きているのかを診断する費用です。
ほとんどの業者が無料サービスを行っていますが、業者によっては費用がかかるケースもあるので事前に確認したほうがいいでしょう。


・機器の郵送費用
見積りのために機器を業者に送る際の郵送費用です。郵送費用は依頼者の負担になります。
条件があるようですが、デジタルデータリカバリーは無料引き取りサービスも行っています。


・納品用媒体レンタル費用
復旧されたデータはUSB メモリやハードディスク等に保存して納品されます。
機器はレンタルの業者もあれば、買い取となる業者もあります。


・納品データの郵送費用
復旧されたデータを保存したハードディスクと送った機器の返却にかかる郵送費用です。
一般的に無料の業者が多いですが、中には依頼者負担の場合もありますので事前に確認したほうがよいでしょう。


2.見積もり後のキャンセルは出来る?

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データ復旧サービスは決して安いサービスではありません。
勿論、中にはいくらかかっても復旧したいお金には替えられないデータは存在しますが、中には「金額によっては諦めのつくデータ」もあると思います。
普通のサービスであれば、見積もりの金額が高ければキャンセルをすればよいのですが、データ復旧の場合は機器を業者に送ってからの見積もりとなります。
そのため、複数の業者から相見積もりをとるとなると郵送費用も馬鹿になりませんし、急いでデータ復旧をしたい場合は時間がかかってしまいます。
見積り金額を出す際、復旧業者は送られてきたハードディスク等の機器を専用ツールや作業員により診断をしますので、当然コストが発生します。
以前は見積もりを依頼するだけで診断費用が10,000円~30,000円程度かかるのが当たり前でした。
しかし最近は業者間のサービス競争により、多くの業者がこの初期診断と見積もりを無料で行ってくれます。
診断をしてもらった手前なかなか断りにくいですが、金額と合わなければキャンセルは出来ますのでハッキリ伝えて良いと思います。
また、注意したいのはあまり多くの業者に見積もりを出すことはおすすめ出来ないという点です。
理由は、見積もりのための診断でも機器に負担を与え、診断を何社も行うとそれによって機器の障害が進行してしまい、データ復旧の成功率が低下するためです。
どうしても相見積もりが必要であれば、予めホームページを見て2 社程度に絞り、見積もりをしてもらったほうがよいでしょう。


3.復旧技術は業者によって差がある?

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復旧費用と並んで気になるのが業者の技術力です。
データ復旧の成功率と言ってもよいでしょう。
現状、データ復旧の成功率は100%ではありません。
ハードディスクのデータを記憶するプラッタというCD のような円盤に傷がついていた、削除したデータが他のデータによ って上書きされてしまっている場合などは復旧が非常に難しいと言われています。
しかし、復旧成功率が100%ではないにしても、業者によって成功率は異なります。
データ復旧業者の平均成功率は80%程度と言われていますが、デジタルデータリカバリーでは95%を超えるなど、業者によって大きくことなります。
大切なデータですから少しでも成功率が高いところに依頼をしたいところです。
復旧成功率がなぜ業者によって異なるかですが、技術者の習熟度、ノウハウ、設備などによる違いが大きいのです。
以下、業界トップの成功率を誇るデジタルデータリカバリーを例にご説明します。

3-1.技術者の習熟度

技術者の習熟度、知識、スキルといったものは経験によって身に付きます。
また、依頼のあった案件の復旧事例をナレッジとして全技術者で共有することで、技術者のスキルアップにつなげています。
デジタルデータリカバリーは8 年連続で復旧件数国内トップの実績があり、そういった意味で技術者の習熟度は最も高いと言えるでしょう。

3-2.ノウハウ

記憶媒体は年々進化しています。ハードディスクは大容量化、高速化にともない構造やファームウェアが複雑になっていますし、最近ではハードディスクの代替品として注目されているSSDも普及してきています。
また、それら記憶媒体を使ったサーバーやNASといった物もあります。
製品が年々進化するに伴い、データ復旧の難易度も高くなります。そのためデータ復旧業者にも同様に技術の進化や設備投資が求められます。
デジタルデータリカバリーは常に最先端技術を研究し、データ復旧技術を進化させています。

3-3.設備

成功率を高めるには設備投資も欠かせません。代表的なものとしてクリーンルームがあります。
ハードディスクはナノレベルの技術が使われており、ごく小さな塵や埃が混入するだけでデータの読み書きが出来なくなります。
そのためハードディスクの製造工場はクリーンルームが完備されていますが、ハードディスクを開封して修理する復旧業者においても同様の設備が必須となります。
クリーンルームを完備していない復旧業者では開封しての修理が必要な物理障害には対応できません。
また、データを修復するためのソフトウェアや、ハードディスクのファームウェア障害を修復するためのツールといったものも必須となります。


4.復旧にかかる期間はどのくらい?

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企業の場合、「今すぐにデータを復旧しなければならない」というケースもあると思いますが、果たしてデータ復旧にはどの程度の期間がかかるのでしょうか?
データ復旧業者のホームページを見ると「最短1日で復旧」といった説明が書いてあります。
しかしこれはあくまでも「最短」です。データ復旧には難易度があり、難易度の高い物は復旧にかかる期間が長くなります。


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誤って消去してしまったデータの場合、ソフトを使って消えたデータを復元するだけの作業となるため短時間での復旧が可能です。
では、なぜ物理障害は時間がかかるのでしょうか?

4-1.物理障害の復旧に時間がかかる理由

物理障害とは、ハードディスクを構成するパーツのいずれかが、衝撃や経年劣化等により破損してしまっており、正常に動作しないためにデータの読み書きが出来ない状態です。
データを正常に読み込みさせるためには物理的な障害を取り除く必要があります。
では、どのようにして障害を取り除くのかというと、破損したパーツの交換をする必要があります。
しかしここで問題なのが、ハードディスクはナノレベルの技術で作られているため、他のハードディスクパーツと交換しても動作してくれないのです。
これは、同じメーカーの同じ製品であっても言えることで、製造ロット等によってもぴったりはまるパーツを調達するのが難しいのです。
一般的な復旧業者は依頼を受けてからドナーパーツの調達をするため、届くまでに2週間~1ヶ月程度かかると言われています。
これが、物理障害は復旧に時間がかかるという理由です。

4-2.なぜデジタルデータリカバリーは、依頼の80%を48 時間以内に復旧出来るのか?

一方でデジタルデータリカバリーは、復旧依頼の80%を48 時間以内に復旧しています。
他社で2 週間程度かかるものがなぜたった48 時間で出来るのか、理由を説明します。


① 交換用ドナーディスクを常時8,000 台以上ストック
予め交換用のドナーパーツとして常時8,000 台以上のハードディスクをストックしているため、ドナーの調達時間が一切かからず、即復旧作業にとりかかれます。


② 外部委託することなく、復旧は全て自社作業
難易度の高い復旧作業は海外に委託しているような会社もありますが、デジタルデータリカバリーは全て自社で復旧作業を行っています。


③ 問い合わせから復旧までワンフロア対応
問い合わせを受けるコールセンターと復旧作業を行うエリアが同じフロアにあり、問い合わせ段階で復旧エンジニアでなければ回答が難しいことがあれば保留にして確認にいける体制があります。
そのため問い合わせでも精度の高い回答が得られますし、実際に機器が届いてからすぐに復旧作業が開始され、復旧が完了したものも即発送できる状態になります。

4-3.2 時間以内の集荷サービス

集荷場所や条件などがあるようですが、自分で発送の手配をしなくとも、デジタルデータリカバリーが提携している運送業者に集荷の手配をしてくれます。
集荷場所によっては2 時間以内に集荷に来てくれるので、急ぎの方にも嬉しいサービスといえます。

4-4.2 時間以内の出張サービスあり

サーバーなどの大型機器のため持ち出しが不可能なケースや、セキュリティの関係で機器の持ち出しが難しい場合、現地への出張サービスがあります。
出張対応エリアは日本全国で、エリアによっては2 時間以内に来てくれます。
訪問してくれるのはデジタルデータリカバリーのエンジニアで、その場で診断と見積もりをしてくれて、金額が折り合わなければキャンセル可能です。
勿論その場で復旧を依頼することもできます。
WebメディアのGigazineが実際に出張サービスを利用した際のレポートがアップされていますので、どのようなサービスか参考にされるといいでしょう。
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4-5.全国4つの拠点で持ち込み可能

デジタルデータリカバリーは東京以外にも、大阪、名古屋、福岡の主要都市に支店があり、その場で復旧作業を行っています。
全て駅から近い好立地にありますので、急ぎの場合は直接持ち込んでその場で復旧ということも可能です。


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まとめ

以上、私が苦労したデータ復旧業者選びの参考になればと、体験を元にした口コミ情報をお届けしました。
データのトラブルでお困りの方の手助けになれば幸いです。
私はデジタルデータリカバリーを利用させてもらいましたが、結果サービスには満足しています。費用はどの会社も同じでしたが思ったよりも高い感覚ですが、大切なデータが完璧な状態で戻ってきたのは本当に助かりました。
他社のサービスは問い合わせやホームページの情報のためあまり参考にならないかもしれませんが、データ復旧業者にユーザーが求めるサービスについて、デジタルデータリカバリーは高いレベルで提供出来ていると思います。
特に技術力、復旧率向上のための研究、設備投資などはかなり力を入れていますので、難しい案件であればデジタルデータリカバリーをおすすめします。


費用は?期間は?デジタルデータリカバリー体験レポート