Snes9xの解説

本体の入手

Snes9x Windows版の最新バージョンはv1.51です。以下のミラーサイトのいずれかから、ダウンロードして下さい。

公式Snes9xのダウンロードページ(ミラー)
「1.51」の「Windows用本体」をクリック
ipher's WIP Page
ページの右側の「FILES」の欄にある、「SNES9x 1.51」の「Windows Version」をクリック
SNES Emulation
「SNES9X 1.51」をクリック

日本語化パッチの利用

Snes9xを日本語化したいのなら、ねこかぶ氏のホームページから、Snes9x v1.51用の日本語化パッチをダウンロードして、解凍し、中に入っている「s9x151jp.exe」を、snes9x.exeがある フォルダに放り込んで、実行して下さい。ただし、このページでは、項目の名前は全て英語で表記しますので、あしからず。

コントローラーの設定

コントローラーの設定は、「Input」の「Joypad configuration」から行えます。
設定の方法は次の通りです:実機コントローラーのボタンに対応した欄が並んでいますので、欄をクリックし、その欄が表すボタンに対応させたいキーボードのキー(もしくはジョイパッドのボタン)を 押します。

トラブルシューティング

斜めの十字キー入力を行うキーも設定できますが、特に設定する必要はありません(例えば右上を入力したいなら、右ボタンを割り当てたキー(ボタン)と上ボタンを割り当てたキー(ボタン)を、同時に押せば良い)。 ただし、十字キーをジョイパッドのPOVハットに割り当てる時は、斜めの十字キー入力を行うボタンも設定する必要があります

備考

ゲームの起動

メニューバーの「File」の「Load Game」を選択して下さい。ROM読み込みダイアログが表示されます。左側の欄から、ROMの置いてあるフォルダを選択すると、そのフォルダにあるROMが、 右側の欄に表示されるので、そのROMをダブルクリックすれば、ゲームが起動します。
デスクトップは、C:ドライブの「Documents and Settings」フォルダの中にある、「Owner(所有者)」フォルダの中にあることに注意して下さい。

初期設定では画面がぼやけますから、気になるなら下の「グラフィックの設定」を読んで下さい。ノイズが混ざるときは、下の「サウンドの設定」を読んで下さい。

トラブルシューティング

Snes9X v1.51は、SlaunchXPで設定しROMを起動して終了させた後、本体のみを起動するとなぜかSlaunchXPでさっき起動したROMが勝手に立ち上がるそうです。次のようにすれば解決するそうです。 まず、Snes9Xの基本設定を行った後「snes9x.cfg」をエディタで開き、[Config]のLOCKの箇所をTRUEに書き換えれば読み込み専用になるので、SlauchXPでも問題なく動作します。

グラフィックの設定

グラフィックの設定は、「Options」の「Display Configuration」から行います。

各項目の解説

General:
Full Screen
フルスクリーンモードに切り替えます。
Stretch Image
画像を表示領域いっぱいに(ウィンドウモードでは、ウィンドウの境界まで)引き伸ばします。ウィンドウモードなら、これを有効にしてウィンドウのサイズを 調整すれば(ウィンドウの境界にマウスポインタを合わせて普通に調整できる)、お好みの画面サイズでゲームが行えます。
Bi-linear Filtering
バイリニア処理を使って画像を引き伸ばすようになります。画面がぼやけた感じになります。(ドットの荒さは目立たなくなりますが)
Use Video Memory
画像の拡大にビデオメモリを使用します。処理が軽くなりますが、環境によっては画面がぼやけます。(ドットの荒さは目立たなくなりますが)
Maintain Aspect Ratio
「Stretch Image」による画像の引き伸ばしが、ROMイメージに記録された画像の縦横の比率を保つように行われるようになります。常に正方形に近い形に引き伸ばされるようになります。 長方形に引き伸ばしたい時は、無効にしましょう。
Local Vid Memory
画像をバイリニア処理で引き伸ばす時に、ビデオメモリを使用するようになります。処理が軽くなります。
SNES Image:
Transparency
半透明処理を有効にします。必ず有効にしましょう。
Hi Res
スーパーファミコンの高解像度モード(横の解像度が512)を有効にします(無効時は256)。有効にしないと、一部のゲームで、 文字が半分しか表示されない等の不具合が出ます。
Extend Height
画面の下の方に黒いスペースをつけます。ゲームによっては、縦の解像度が大きいものがある(ドラゴンクエストⅠ&Ⅱ等)ため、スペースがないと、画面の下が切れてしまいます。 それを防ぐための項目です。
Output Image Processing
画像の拡大処理を選択します。
None
画像を拡大しません。これを選択すると、画像を引き伸ばさない時の画面がとても小さくなります。
Simple 2X
標準の拡大処理を行います。通常は、これを選択しましょう。
Scanlines, TV Mode
拡大処理を行い、さらに、ブラウン管のようなエフェクトを再現します。TV Modeの方がより近い。
その他
画像フィルタを利用します。
※画像フィルタとは…物の輪郭や境界線が滑らかに表示されるように、画像を拡大するフィルタ
Hi Res:
高解像度モード用の拡大処理を選択します。「Simple 2X」で問題ありません。
Automatic Frame Skipping
フレームレートを、自動的に約60fpsに調整します。チェックを外すと、パソコンが実現可能な 最大の速度で、ゲームが動作します。ゲームが高速で動くのが直らない時は、これのチェックが 外れていないか確認しましょう。
Use Frame Rate Limiter
フレームレートを60fpsぴったりに調整します。「Automatic Frame Skipping」が有効でないと、有効にできません。
Show Frame Rate
画面にフレームレートを表示します。
Fixed Frame Skipping Rate
「Automatic Frame Skipping」が無効のときに、フレームをいくつ飛ばすかを設定します。当然ながら値が大きいほど、「パソコンが実現可能な最大速度の値」は大きくなります。
Fullscreen Display Settings
ビデオモード(フルスクリーンモード時の、画面の解像度と色の深度)を選択します。「×8」や「×16」は、画面に使用する色のビット数を表します。「Test Mode」で、お使いのパソコンがそのビデオモードをサポートしているかどうかを、 チェックできます。
Enable Triple Buffering
トリプルバッファ処理を行うことで、画面に走る波を防止します。フルスクリーンモードでないと機能しません。

備考

サウンドの設定

サウンドの設定は、「Sound」の「Settings」から行います。初期設定で問題ありません。

各項目の解説

Sound Quality:
Sound Driver:
デフォルトの「Snes9x DirectSound」を選択して下さい。
Playback Rate:
この値が大きいほど、音質が良くなります。実機に最も近いのは「32KHz」です。
Mix interval:, Buffer Length:
これらの値が小さいほど、サウンドの遅れが少なくなりますが、ノイズが入りやすくなります。設定を変えるときは、「Mix interval」の方が、「Buffer Length」よりも短くなるようにしないといけません。
16 Bit Playback
サウンドを16bitで再生します。無効時は8bitで再生されます。有効にした方が高音質。
Stereo
ステレオサウンドを有効にします。
Reverse Stereo
ステレオから出る音の左右が逆になります。
Gaussian Interpolation of Sample Data
振動数の少ない音の波形を、滑らかにして出力します。有効にした方が高音質。
Generate sample data in sync with sound CPU
音の遅れを防止します。
Sound Emulation:
Volume envelope height reading
音量の読み込みを行うようになります。有効にして下さい。
Echo Effects
エコー効果をエミュレートします。
Master volume control
音量バランスを調節します。
Mute sound
サウンドを再生しません。
Frame Advance Mute
フレームアドバンスモード時に、サウンドを再生しません。
Anti-Resonance's sample decoding method
一部のゲーム(スクウェアのものに多い)では、効果音を出す際に特殊な処理を必要とするものがあり、 通常のサンプルデータのデコード法では、正確に再生できません。この項目を有効にすることで、その処理をエミュレートしようとするデコード法が使われるようになります。 ただし、通常のサウンドが正確に再生されなくなる可能性があります。
Fake Mute desync workaround
特定のゲームの、ムービー録画の際のずれを防止します。
Enable sound CPU emulation
サウンドCPUをエミュレートします。必ず有効にして下さい。

各種フォルダの設定

初期設定では、snes9x.exeと同じフォルダにできる「Saves」フォルダに、セーブデータのファイルが保存されます。
同じように、スクリーンショットは「Screenshots」フォルダに、ムービーは「Movies」フォルダに、SPCファイル(後述)は「SPCs」フォルダに保存されます。 これらを変更したい時は、「Options」の「Settings」を選択して下さい。そして、「Directory」の欄の左側にあるボックスから、 フォルダの種類を選び、「Directory」の欄の右にある「Browse」ボタンから、使用するフォルダを選択して下さい。

備考

ステートセーブ・ステートセーブのロード

ステートセーブ機能を使えば、ゲーム中いつでも好きなときにセーブを行い、その場所から再開する ことができます。ステートセーブの方法は次の通りです。

  1. ゲーム中に、メニューバーの「File」の「Save Game Position」から、使用するセーブスロット(ステートセーブを保存する場所)を選択すると、そのスロットに、 現在のゲームの状態が記録されます。
  2. ゲーム中に、メニューバーの「File」の「Load Game Position」から、セーブスロットを選択すると、そのスロットに記録されているゲームの状態がロードされます。

備考

ターボモード(早送り機能)

Snes9xには、ターボモードという機能があり、Tabキーを押しっぱなしにすることで有効になります(放すと無効になります)。 このモードが有効である間は、パソコンが実現可能な最大の速度で、ゲームが動作します。
「Options」の「Settings」から、ターボモードに関する設定が行えます。「Skip Rendering」で、ターボモードが有効である間、フレームをいくつ飛ばすかを設定します。 当然ながらこの値が大きいほど、「パソコンが実現可能な最大速度の値」は大きくなります。また、「Tab Toggles Turbo」を有効にすることで、Tabキーの 機能が変わり、Tabキーを押すたびに、「ターボモード」→「通常の速度」→「ターボモード」→・・・と切り替わるようになります。

備考

最近のパソコンでは、たとえフレームを飛ばさなくても、ターボモードにすると、ゲームがすさまじい速さで 動くと思います。これが嫌なら、ショートカットキーを使った速度変更を行って下さい。これを使えば、 少しだけ速度を上げることや、速度を遅くすることも可能です。詳しくは、下の「ショートカットキーの設定」を 参照して下さい。

リセットボタンを押す

メニューバーの「File」の「Reset Game」を選択すると、実機でリセットボタンを押すのと同じ効果があります。

音楽・画像・映像のキャプチャ

周辺機器の使用

Snes9xは、スーパーファミコンの周辺機器である、マルチタップ5, スーファミマウス, スーパースコープ, リーサルエンフォーサーガンのエミュレートを 行えます(パソコンのマウスが、スーファミマウス, スーパースコープ, リーサルエンフォーサーガンの役目を果たします)。
これらを使用するには、「Input」メニューから、使用する周辺機器を選択します(Justfiersがリーサルエンフォーサーガンです)。
7キーを押すことで、通常のコントローラーが差し込まれた状態と、選択された周辺機器が差し込まれた状態が切り替わります。

備考

ショートカットキーの設定一覧

「Input」メニューの「Customize Hotkeys」を選択すると、ショートカットキーの設定画面が出ます。
「Page 1」~「Page 4」の4ページがあり、各ページごとに設定できるキーが違います。
コントローラーの設定と同じようにして設定が出来ます。
ショートカットキーでないと使えない便利な機能もあります。

ショトカットキー機能
speed +1フレームあたりの時間を1ms増やす。これにより、ゲームの進行速度を遅くする。(Automatic Frame Skippingが有効のときのみ)
speed -1フレームあたりの時間を1ms減らす。これにより、ゲームの進行速度を早くする。(Automatic Frame Skippingが有効のときのみ)
pauseエミュレーションの一時停止
frame advanceこのキーを押すたびに、フレームが少しずつ進むモードに入る。「pause」に割り当てたキーで解除できる。
fast forwardターボモード有効
skip +「Fixed Frame Skipping Rate」のツマミを右に1つずらすのと同じ効果。「Automatic Frame Skipping」が有効のときに 押すと、「Automatic Frame Skipping」が無効で、「Fixed Frame Skipping Rate」が0の状態になる。
skip -「Fixed Frame Skipping Rate」のツマミを左に1つずらすのと同じ効果。「Fixed Frame Skipping Rate」が0のときに 押すと、「Automatic Frame Skipping」が有効になる。
superscope turboスーパースコープの連射ボタン
superscope pauseスーパースコープのポーズボタン
show pressed keys押されたボタンが表示されるようになる。もう一回押すと元に戻る。
movie frame countムービーのフレーム数をカウントする。もう一度押すと元に戻る。
movie read-onlyムービを読み込みだけのモードにする。もう一度押すと元に戻る。
save screen shotスクリーンショットの保存
Graphics Layer 1~4背景のレイヤー1~4の表示/非表示切り替え
Sprites Layerスプライトの表示/非表示切り替え
Clipping Windowsウィンドウエフェクトのエミュレーションの有効/無効切り替え
BG Layering hack背景のレイヤーの優先度切り替え
Transparency半透明処理の有効/無効切り替え
HDMA EmulationH-DMAエミュレーションの有効/無効切り替え
GLCube Modeこれはどういう機能なのかわかりません。
Interpolate Mode 7mode 7バイリニアフィルターの有効/無効切り替え
Joypad Swap1Pと2Pのジョイパッドを交換。もう一度押せば元に戻る。
Switch Controllers周辺機器の有効/無効切り替え
Turbo ~ modeコントローラーのボタンの連射モードの有効/無効切り替え
※連射モードが有効のときは、そのボタンを割り当てたキーボードのキー(もしくはジョイパッドのボタン)を押しっぱなしにすることで、 そのボタンが連射されている状態になります。
注意:全てのコントローラーに適用されます。
Select Slot 0~9ステートセーブ/ロードを行うスロット番号を決める
save 0~9ステートセーブをその番号のスロットに行う
load 0~9ステートセーブのロードをその番号のスロットから行う
Slot -ステートセーブ/ロードを行うスロット番号を減らす
Slot +ステートセーブ/ロードを行うスロット番号を増やす
save #ステートセーブを選択された番号のスロットに行う
load #ステートセーブのロードを選択された番号のスロットから行う

グラフィックパックの設定

天外魔境ZERO・天外魔境ZERO 少年ジャンプの章・桃太郎電鉄HAPPY・スーパーパワーリーグ4には、SPC7110という 特殊なチップが使われており、普通にプレイしようとしても、画面が乱れてしまいます。プレイするには、グラフィックパックという ファイルが必要になります。使用法は以下の通りです。

  1. 以下のサイトのいずれかから、グラフィックパックをダウンロードして下さい。1つのゲームに複数のパック(Pack1, Pack2等)が 存在することもありますが、その時は、全てダウンロードする必要があります。
  2. ダウンロードしたzipファイルを(全て)解凍したら、中にあるファイルを全て一つのフォルダにまとめて 下さい。
  3. 「Options」の「GFX Pack Configuration」をクリックし、設定ウィンドウを出して下さい。
  4. 対応するゲームの「Browse」ボタンから、ファイルをまとめたフォルダを選択して下さい。
  5. ゲームを起動すると、「バックアップが壊れています」というメッセージが表示されますが、あわてず画面の指示に従っていけば、ゲームが起動します。

備考

BSソフトを読み込む

上の「各種フォルダの設定」のところで説明した、「BIOS files」に指定したフォルダ(初期設定では、snes9x.exeと同じフォルダにある「BIOS」フォルダ)に、BSXBIOSファイルをBS-X.binとリネームして入れておけば、ラジカルドリーマーズ等の専用フォントを使うゲームが動作可能なそうです。
BS系を起動する場合は、最初にBS-X.binで一度BSXを起動して、BS-X.srmを作っておかないと動作は保障されないそうです。
サウンドリンクや時計を使うBS系やゲームは起動しないそうです。(起動しても正常動作はしないそうです)

スーファミターボや鮫亀を起動する

「File」メニューの「Load Multicart」から、スーファミターボのゲームが起動できます。起動にはスーファミターボのBIOSファイル(stbios.bin)が必要です。「Browse」ボタンで各スロットに入れるゲームを選び、「OK」ボタンで起動します。 Aスロットで起動したデータしかバックアップデータが初期化されないので、複数のカートリッジデータを使う場合は、事前にAスロットで初期化する必要があります。
「Swap A and B」で各スロットに入ったソフトを入れ替えます。

鮫亀も同じく、「Load Multicart」からスロットAに鮫亀を選択、スロットBに駒データを選択する事で動作可能です。こちらはBIOS不要のようです。

鮫亀と同じ拡張パック対応のSDガンダムGNEXTは、単体だと遊べるそうですが、「Load Multicart」では読み込めないそうです。また、単体ROM+拡張ROMのROMイメージでは、FastROMと誤認してしまうそうです。

ネットプレイ(ネット対戦)機能

始めに

Snes9x v1.51のネットプレイ機能は不安定らしいです。Snes9xの ネットプレイ機能を使用する人は、v1.42を使って下さい(どちらがより安定かは、実はよく知りません)。
Snes9xのネットプレイ機能は、ZSNESに比べると、安定していません(一度に5台のパソコンが参加できるという利点があるが・・・)。安定したネットプレイ機能を使用したい人は、ZSNESを使用して下さい。
不特定多数の人とネットプレイを楽しみたい人は、Snes9kを使用して下さい。

解説

サーバー役になるパソコンを決めて下さい。このパソコンに、他のパソコンがクライアントとして接続することになります。 サーバー役のパソコンは1Pとなり、プレイするゲームの決定権を持ちます。ただし、パソコンが特別な役目を負うことになるので、 最も高性能で、高速な回線を持つパソコンがなるようにして下さい。サーバー役になるパソコンが、ルータやファイアウォールを使っている時は、TCPの1996番のポートを開放しておく必要があります。 誰もサーバーになることができない時は、Snes9kを使用して下さい。
サーバー役になるパソコンが決まったら、その所有者は、自分のグローバルIPアドレスを確認くんなどで調べ、それをクライアントに教えて下さい。確認くんでは、「現在接続している場所(現IP)」の項目に表示されます。
参加者が全員、パソコンの前に座って準備万端になったら、サーバーの所有者は、プレイするゲームをロードし、メニューバーの「Netplay」から、「Act as Server」を選択して下さい。そしてクライアントにサーバーを作ったことを 知らせて、接続してくるのを待っていて下さい。
サーバーができたら、クライアントは、メニューバーの「Netplay」から、「Connect to Server」を選択して下さい。そして、「Server Address」に、教えてもらったIPアドレスを入力し、「Connect」ボタンをクリックし、サーバーに接続して下さい。 最初にサーバーに接続したパソコンが2Pになります。次に接続したパソコンが3P、以下同様です。
サーバーの人が、メニューバーの「Netplay」の「Send ROM Image to Clients」にチェックを入れてある時、ロードされているゲームのコピーが、クライアントに転送されます。 低速回線を使っている時は、時間がかかるのでやめましょう。チェックが外されている時は、クライアントはゲームをロードするように要求されます。
サーバーの人が、メニューバーの「Netplay」の「Sync Using Reset Game」にチェックを入れてある時、次のような処理を行って同期を取ります(同期を取るとは、ゲームの状態を全員同じにすることです):クライアントにゲームのコピーが転送され終わる(もしくは、クライアントがゲームをロードする)たびに、 サーバーにあるそのゲームのsrmファイルが、そのクライアントに転送され、その後全プレイヤーのゲームがリセットされます。信頼性の高い同期の取り方です。
逆に、サーバーの人が、メニューバーの「Netplay」の「Sync Using Reset Game」のチェックを外してある時、次のような処理を行って同期を取ります:クライアントにゲームのコピーが転送され終わる(もしくは、クライアントがゲームをロードする)たびに、 サーバーのゲームの状態を保存したファイルが、そのクライアントに転送され、そのファイルがクライアント側で読み込まれます。この同期の取り方の信頼性は低いです。
サーバーの人が違うゲームをロードすると、自動的にそのゲームのコピーがクライアントに転送され(もしくは、クライアントがゲームをロードするように要求され)、新しいゲームが始まります。また、サーバーの人がステートセーブをロードすると、そのステートセーブファイルが クライアントに転送され、クライアント側でもロードされます。
Snes9xのネットプレイはデリケートなので、パソコンが少しでも忙しくなると、同期ずれを起こす可能性があります。ネットプレイ中にSnes9xのウィンドウを移動したり、タスクマネージャーを呼び出したりしないで下さい。 不要なアプリケーションも全て終了しておいて下さい(それが例えメモ帳でも)。チャットは控え、携帯電話でも使いましょう。特にボンバーマンはデリケートです。サウンドの設定ウィンドウの「Volume envelope height reading」を無効にすると、 多少このデリケートさは弱まります。
同期ずれを起こしたら、サーバーの人が、メニューバーの「Netplay」の「Resync all Clients Using Freeze File Now」を選択することで、サーバーのゲームの状態を保存したファイルが、クライアントに転送され、そのファイルがクライアント側で読み込まれることで、 同期ずれが解消されます。

その他の機能

「Options」メニューの「Settings」

Auto-Save S-RAM
バッテリーセーブデータの最後の更新から何秒後に、srmファイルを更新するかを決めます。 あまりに小さい値を設定すると問題が出るので、通常はデフォルトの30秒から動かさないで下さい。「0」にすると自動更新が無効になります。 srmファイルは自動更新の有効/無効を問わず、Snes9xを終了した際(あるいは違うゲームを読み込んだ際)に更新されます。
Skip at most
「Automatic Frame Skipping」が有効のときに、スキップしても良い最大のフレーム数を設定します。これの値を大きくしないと、「speed +」のショートカットキーで ゲームの進行速度を速めても、パソコンの処理が追いつかず、結局あまり進行速度が速くならない。」ということが起こります。
Pause When Inactive
バックグラウンド動作を禁止します。
Custom Rom Open Dialoge
ROMを開く時のダイアログがWindows標準のものになります。

「Cheat」メニューの「Search for New Cheats (active)」

通常のサーチ用の「Search for New Cheats」とは違い、各アドレスのデータの値がリアルタイムに更新されます。

Q&A

Q:一部の効果音が変です。
A:Snes9xのSPC700チップのエミュレーションが不完全だからです。「Anti-Resonance's sample decoding method」を 有効にすれば、改善されることがあります(ただし通常のサウンドが正確に再生されなくなる可能性があります)。 これを有効にしても直らない時は、違うエミュレータ(SNESGT等)を使用しましょう。
Q:ゲームが高速で動くのが直りません。
A:上の方で解説している「グラフィックの設定」の「Automatic Frame Skipping」の項目を参照して下さい。

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