反出生主義
【十二人の死にたい子どもたち】の中で1人が唱えていた。
実は私はこの言葉を初めて知った。知らぬが恥ではない。
そもそも知らない人の方が多いのでは?
ただ気になったので調べることに。
反出生主義とは
子供を持つことに対して否定的な意見を持つ哲学的な立場である。
詳しく知りたい方はこちらへ
人口過剰によるもの。道徳的責任によるもの。
私が注目したのは道徳的責任の方だ。
人生とは苦しみである。楽しいこともあるが、人生という長い尺度で見れば、総じて苦しみ続けているのだ。だから、これから誕生する命も苦しみ続ける。ならば、子供を作ることは無責任でいけないことなのだ。
という感じの思想である。
例えるならば、小説。
人生という名の小説がある。その小説は退屈でつまらない内容だ。
一度読んだあなたには破り捨て全てを終わらせるか、陰鬱な気分で読み終わるかのどちらかしか選択肢がないのだ。
そんな小説誰に勧める?
私なら誰にも勧めない。つまらないと分かりながら、誰かに勧めるなんて無責任だからだ。
読む意味が、生きる意味がないのなら、そもそも生まなくていいってこと。
いや、人として生まれて社会の一員として働くことがーーー
とか言う人もいるだろう。
平成29年 全国自殺者数 2万1321人
社会の歯車最高だな。
⚫私は昔反出生主義だった
高校生の頃から子供は絶対にいらない断言していた。
自身で言うのも何だが、子供の頃は人並み以上に苦労していた。客観的に見ても不幸な人生だな、と感じる。
それゆえ子供はいらないと思っていた。
こんなクソみたいな世界に新たな命を生み出すのは無責任だ。
不幸になるなら生まれない方が幸せだ。と考えていた。
今思えばこれが反出生主義のことだったのだ。
そもそもお前みたいなのに彼女できないだろ。とか思ってる貴様。今度お前の家ピンポンダッシュしに行くからな。
反出生主義いけないことなのか
別に反出生主義は別に恥ずべき事ではない。
その人の生き方だし、ただの思想である。
子供のいる夫婦に比べ、いない夫婦の方が幸せだという研究結果もある。
ただ、もしも周りに反出生主義を否定する人がいても気にすることはない。
そいつは
「LGBTは生産性がない」とか喚く議員と何ら変わらないのだから。