『認知症』というキーワードに身体が即座に反応してしまう。パブロフの犬と変わらないよ。
ビクンとなるよね。
はぁ~..。(;´・ω・)
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認知症で忘れ去られたお金は143兆円
認知症により、記憶から忘れさられてしまったお金が、143 兆円にも及んでいるという報道番組(NHK NEWS WATCH9 )を見て驚いてしまった。
1万円札を積み上げると、1億円で1mの高さになるから、実に1430 kmにも及ぶ。
ん...あってる?
富士山なら379個を重ねた高さ、距離で例えるならば、北海道から福岡まで行ってしまうよ!
NEWS WATCH9 では、以下で紹介されてました。
独り暮らしをしていた認知症の老人が、光熱費の支払いを怠ったことで、ライフラインが止められる。そして、家の前を徘徊している時に介護施設の人に助けられた。
老人は、光熱費を支払うお金がないわけではなく、支払うという行動そのものを忘れてしまっていた。
認知症の特有の問題ですね。
後に、介護施設の職員が、本人立会いの元で、通帳を探してみると、1500万円の預貯金が出てくる。このお金は、本人が自分のために貯蓄していたお金。
その、お金を元に施設に入ることができた。めでたしめでたし。という内容だった。
そういう、認知症患者により、忘れさられてしまったお金が、実に143兆円にものぼるのだという。
500万人ともいわれる認知症患者。
単純に割っても、2860万円持っているんですね。
高齢化社会だから、更に増え続けていくという現状もあります。
2030年には、忘れられたお金が、200兆円を超えるようです。なんとも…。うむむ。
それにしても…。143兆円を忘れているとは凄い。
介護中の認知症の義母は、お札を積み上げるどころか、初っ端から地面を掘らねばいけなかった...。
まぁ...嫁と泣いた。(*ノωノ) マイナス?
考えねばならない。今のうちにね。
キャッシュレスになりつつある時代ですよね。
普通預金に定期預金と、都銀、地銀、郵貯など通帳は持ってはいますが、普段はネットバンクを主流にしています。
じぶん銀行...。割とネーミングが気にいっていたりもします。名前とおりに、好きなものを買うためのへそくりバンクとして愛用中です。
手数料も安くて、スマホで即時決済できる時代。
ネット口座は、物理的な通帳はなく、スマホやPCをクライアントとして、サーバにログインする。
人という窓口が介入しないから、常に強固なログインとパスワードが求められます。
利便性はありますがアカウント管理は大変ですね。
顔認証だの、指紋認証だの、2段階認証だの、ワンタイムだの、記号を含めた何十文字以上の組み合わせパスワードも求められる。
本人ですら、理解不能になる時もありますよ。
認知症じゃなくともわからない。みなさんは、どう管理されてますか?
人様に迷惑をかけぬようにと、必死に貯蓄をされて頑張っていらっしゃることかと思いますが、忘れてしまう事態も考えておかないといけないです。
当人は分らないから、気にもならないかと思いますが、面倒を見る側の事も考えないとです。
成年後見人制度と家族信託
銀行口座は、例え、親子であろうが、夫婦であろうが、本人の同意が必要。
認知症になると、更に難しくなる。本人が認識もできず同意も得られない。
そのため、成年後見人制度もあり、本人に成り代わって、各種手続きができるようになります。
僕も成年後見人にはなってますが、これが実に面倒でした。裁判所で審判を下してもらう必要がありますから。
申立て手数料に、収入印紙に郵便切手に、鑑定費用など...。
時間もかかるし、お金もかかるし、裁判所と聞くだけで挫折する人も多いかと思います。
成年後見人制度は、家庭裁判所に申し立てをして、沢山の書類を添付しつつ、調査官による事実確認が行われる。
必要に応じて、精神鑑定があって、ようやく裁判所で審判が下される。
そして、東京法務局より登記がされる。
登記されていないことの証明書など不明な書類を揃えつつ、法務局と家庭裁判所を行ったり来たり。非常に疲れましたです。
最近は、家族信託という資産管理もありますね。信頼できる他の家族に、自身の介護を目的に資産の所有権を移転する。よほどの信頼関係が必要ですね。
あとがき
認知症患者を看られている、ご家族様。日々、大変だと思います。
僕も、その一人ではありますが、少しでも笑って過ごしていきましょうね。
忘れられたお金が、143兆円もあるみたいですので、探してみられたらいかがですか?笑
無理せずに、お互い頑張っていきましょうね。
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