ARM搭載Macは2020年〜2021年に、アップルカーは2023年〜2025年に登場?有名アナリストが予測
発熱が低くてスロットリングが発動しないMacがほしいです
アップルとその主要サプライヤーであるTSMCが今後送り出す新製品について、有名アナリストによる長期的な予測が伝えられています。
アップル関連の予測で有名なMing-Chi Kuo氏が投資家向けに発表したレポートによると、現在はIntel系を採用しているMacのプロセッサが、2020年〜2021年にかけて独自設計のARMベースに移行する予定とのこと。
さらに2023年〜2025年頃には、アップルブランドの自動運転車が独自設計チップを搭載して発売されると予測。いずれのプロセッサもTSMCが製造を担当すると述べられています。
TSMCはiPhone XS/XS Maxに採用されたA12 Bionicなど、アップル独自設計チップのAシリーズを数年前から独占供給しているサプライヤーです。
Kuo氏の報告では、2019年と2020年にも、引き続き同社がA13チップとA14チップ(いずれも仮称)唯一のサプライヤーになるとか。アップルはTSMCの「優れた設計と生産能力」にますます依存するようになるものの、アップルにOLEDパネルを供給している(その一方で競合するスマートフォンを販売する)サムスンと違って利益相反はないとしています。
そうした両社の強固な関係のもと、Kuo氏は2020年〜2021年にかけて、TSMCがMac用のARMベースプロセッサを製造すると予想しています。「MacシリーズがIntel系のプロセッサから、アップル独自設計のARMベースプロセッサに移行する」との噂は米Bloombergも報じていました。
アップル独自設計チップを採用する理由として、Kuo氏は4つのメリットを列挙しています。
さらにKuo氏は、アップルが自社ブランドの自動車(いわゆるアップルカー)をリリースすると予測。その上で、アップルカー向けのチップ製造もTSMCが担当すると示唆しています。そうしたアップルカーについての予想は以下の通りです。
今年8月のレポートでも、Kuo氏はアップルカーが2023年から2025年に発売されて「次のスター製品になる」と予測していました。
一時は自動車製造をあきらめ、自動運転プラットフォーム開発プロジェクト「Project Titan」に方向転換したと噂されたアップルですが、今後はアップルカー登場に向けた大幅な巻き返しがあるのかもしれません。
Kuo氏の報告では、2019年と2020年にも、引き続き同社がA13チップとA14チップ(いずれも仮称)唯一のサプライヤーになるとか。アップルはTSMCの「優れた設計と生産能力」にますます依存するようになるものの、アップルにOLEDパネルを供給している(その一方で競合するスマートフォンを販売する)サムスンと違って利益相反はないとしています。
そうした両社の強固な関係のもと、Kuo氏は2020年〜2021年にかけて、TSMCがMac用のARMベースプロセッサを製造すると予想しています。「MacシリーズがIntel系のプロセッサから、アップル独自設計のARMベースプロセッサに移行する」との噂は米Bloombergも報じていました。
アップル独自設計チップを採用する理由として、Kuo氏は4つのメリットを列挙しています。
- アップルはMacの設計と製造を全般的にコントロールでき、出荷スケジュールを調整できる
- プロセッサのコストを下げることで利益率が向上する
- アップルが価格を(独自設計プロセッサにより)引き下げれば、Macの市場シェアが伸びる
- Macを他社製品と差別化できる
さらにKuo氏は、アップルが自社ブランドの自動車(いわゆるアップルカー)をリリースすると予測。その上で、アップルカー向けのチップ製造もTSMCが担当すると示唆しています。そうしたアップルカーについての予想は以下の通りです。
アップルカーのADAS(Apple Car's Advanced Driver Assistance Systems )はレベル4(自動運転の定義で、特定の場所でシステムが全て操作)またはレベル5(場所を限定せず全てが自動運転)のいずれかをサポートすると考えられます。TSMCの3/5 nm製造プロセスのみがレベル4およびレベル5のチップ要件を満たすことができるでしょう
今年8月のレポートでも、Kuo氏はアップルカーが2023年から2025年に発売されて「次のスター製品になる」と予測していました。
一時は自動車製造をあきらめ、自動運転プラットフォーム開発プロジェクト「Project Titan」に方向転換したと噂されたアップルですが、今後はアップルカー登場に向けた大幅な巻き返しがあるのかもしれません。