Adobeの新しい技術が発表されるイベントAdobe MAX。ここでは「まだリリースされていない次世代の技術」も発表されます。
去年のSNEAKSでお披露目され、今年正式にリリースされたのがこれ。 右の小窓に写っている人と動きと表情が完全にシンクしています。
さて、今回はどんな「次世代の技術」が発表されたのでしょうか! 気になったものを紹介します。
1:アニメが"描ける"ブラシ「Brush Bounty」
指定した場所の雨量を反映させることもできます。
雨以外にも「夜空」のブラシも作りました。星がキラキラと輝いています。
2:いつでもどこでもベストなトリミングを実現する神の手「SMOOTH OPERATOR」
大事な部分が、勝手にトリミングされてるってことありませんか?😂
SMOOTH OPERATORは、動画の中で「何が大切なのか」を人工知能が認識し、フォーカスを定める機能です。
だから、アクロバティックな被写体を撮影していても、トリミング範囲がいい感じに追従します。
また、被写体が複数になっても「今はどっちがメインか」を判断してくれます。
3:お絵描きみたいに3Dペインティングがサクサクできる 「FANTASTIC FOLD」
これって応用するとすごいのでは…。例えば鶴のデザイン
そこにフィットするデザインをあてはめ……
できた展開図がこれ!!!!!!
骨がデザインされた鶴の実物はこんな感じです。
4:強すぎる……切り抜き一瞬、動画版「選択とマスク」「PROJECT FASTMASK」
だから、こんな風にマスクした部分だけをカラーにして……っていうことも可能なわけです。
検出するのは人間だけじゃありません。ほら、お猫様も……。
5:トリミングの新時代が来たわ……臨場感がプラスされる「MOVING STILLS」
Adobeの新技術は遠近感をAIが検出することによって、臨場感のある映像を作り出します。いや、これ写真なの…? まじで?
Adobe
ドローンで近づいてるみたいだ……。
縦方向にも
Adobe
左が元になっている写真です。ボタンひとつでこんな動画になります。
斜め上の方向からも…臨場感すごすぎる。
Adobe
こうやって好きに動かせるのです。
Adobe
特別な技術が必要なわけではなく、直感的に…
Adobe
ポーズが決まらないな?と思っても、書き直す必要がなく、ピッピッピッとポージングを変えられます。
Adobe
ちなみに、この骨のあるモーションは、gifに書き出しができます。つまり簡単なアニメーションがイラスト1枚でできるようになります。
プレゼンを見る限り、1つの作業は10秒位でした。早すぎる……。人工知能すごすぎる。先生だわ……(Adobeの人工知能の名前はAdobe Senseiという名前)。
8:音声版Photoshop「PROJECT KAZOO」。僕の声がソプラノ歌手になるなんて…
普通に考えて、自分の声がバイオリンの音になるとかやばいよな…これ男の人の声をソプラノ歌手にもできるんだけど、VTuberに気軽になれる日が来るってことだろうか。#adobemax
人の声を認識し、別の人の声にする音声版Photoshopを開発した人がAdobeにはいます(2年前に発表されてすごく話題になりました)。
彼が新しく開発したのが、PROJECT KAZOO。
声をレコードすると、音階を認識。それをプリセットされた音に変換できる仕組みです。
楽器だけでなくソプラノ歌手、テノール歌手などが登録されていました。
SNEAKSの全貌はYouTubeでもアップされています。過去のも全部すごいから是非見てみてください。
YouTubeでこの動画を見る
※BuzzFeedは招待を受けAdobe MAXの取材をしました。