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かなりわかりやすく書き直しました。異論のある人には理解いただかなくて構いません。これで実使用と合うはずです。

メーカーの仕様が入力感度50μV/インピーダンス10Ωとは、アンプの内部インピーダンスRiを10Ωの負荷抵抗に、もしくは、10Ωの内部抵抗とみなした場合に50μVの信号をオシレーターから加えた場合に規定の出力2.2mVが出るということです。
測定の基準です。(ヤマハの場合は入力抵抗が極端に低いアンプでした)

下記一番上の図は入力感度(ゲイン)測定図です。入力感度の仕様ですから、カートリッジではありません。発振器から50μV加えた時2.2mVとなります。
これでゲインは44倍になります。仕様通りです。

カートリッジよりもはるかに小さい入力50μVに早く気が付けば入力インピーダンス測定なんてする必要もありませんでした。

下図中段はこの状態でカートリッジを実際につないだ場合の図です。
40Ωの場合のカートリッジだと入力感度は250µVとなります。
カートリッジだと等価回路は図のようになり、発電電圧はカートリッジのインピーダンスRmcとこのアンプの入力抵抗Riで分圧されます。ですから40Ωカートリッジで2.2mV出力を得るためには、最低250µV必要だと言う意味です。
(デンオン40Ω対応です)

今度はアンプに40Ωカートリッジから入る実際の電圧を計算してみましょう。
50μVという高感度が必要な意味がわかります。
アンプ入力抵抗/カートリッジの抵抗+アンプ入力抵抗で求められます。
仮に40Ω、0.25mV(250µV)のカートリッジがあったとします。
上式を当てはめると
 10/40+10=0.2倍 公称発電電圧0.25mV×0.2=0.05mV=50μVということになります。

ですからアンプのゲインは44倍で変わりませんが、入力抵抗が極端に小さい場合
このようにインピーダンスミスマッチングで、入力でのロスが生じます。
これを見込んでいるから、50μVと言う高感度な訳です。
通常これを無くすためにハイ受けするのですが、低雑音との闘いからの当時の妥協点ではと思えます。

イメージ 1

入力感度が50μVと、高いアンプの意味がお分かりいただけるとともに、これは
入力感度50μV/インピーダンス10Ωは、アンプの測定仕様であることがわかります。



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