『CoD BO4』にて“ジェスチャー”を悪用した覗き見行為が問題視。開発元は改善を約束

『Call of Duty: Black Ops 4(コール オブ デューティ ブラックオプス 4)』が10月12日にローンチを迎え、開発元のTreyarch Studiosは、配信したアップデートの内容や、現在対応にあたっている問題などについて、Redditにてファンに報告している。その中では、今後のアップデートに向けた課題のひとつとして「ジェスチャー」の扱いが挙げられている

ジェスチャーは、操作キャラクターの身振り手振りで感情を表現し、ほかのプレイヤーと簡単なコミュニケーションを取るためのもので、一般的にはエモートと呼ばれることもある。ゲーム内では、挨拶やお礼などあらかじめ登録されているジェスチャーを選択すると発動する。ただ、このジェスチャーを使用するとバトルにおいて有利に働くことが判明し、プレイヤーからは不満の声が寄せられていた。

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Image Credit: S0ur

本作のジェスチャーには大きく分けて2種類あり、ひとつは1人称視点のままおこなうもの。そしてもうひとつは、発動するとカメラが3人称視点になるものである。この後者の場合、カメラを動かしながら自分がジェスチャーしている姿を周囲からしっかり確認できるという一種の満足感があるが、3人称視点に引いたカメラであるがゆえに、1人称視点の時には見えないものが見えてしまう。

たとえば曲がり角に差し掛かった際や、なにか物陰にカバーしている場合、不用意に飛び出すと蜂の巣になる可能性があるため、1人称視点なら慎重に顔を出して状況を確認するだろう。しかし、ここでジェスチャーを発動すると、隠れたままの状態で3人称視点からその先の様子が丸見えとなる。プレイヤーはジェスチャーし終わるまで動けないため、かえって墓穴を掘ってしまう可能性もあるが、相手からはこちらの姿が見えていないが、こちらからは見えるということは大きなアドバンテージとなる。

Treyarch Studiosは、これは不当に優位を得る行為だとして対策をおこなうとしている。具体的には、現状のジェスチャーシステムに加え、新たに“競技バージョン(Competitive version)”のシステムを導入する。競技バージョンのジェスチャーでは、周囲を見ることを防ぐために別のカメラ設定を適用し、また自由に周囲を見回すことはできなくなるという。そして、それぞれのシステムはプレイヤーが任意に変更できるものではなく、3人称視点で覗き見ることがゲームバランスに影響するかどうかをもとに、場面ごとに適用の有無が決まるようだ。従来のシステムを利用できる例としては、最初にプレイヤーが集められるエリアが挙げられている。競技バージョンが具体的にどのように機能するのかはまだ示されていない。

なお、本作のアップデートではこれまでに、BLACKOUTモードのDUOSの対応人数が最大100人に増加し、逆にQUADSでは88人に減らされるなど、数々の調整やバグ修正が実施されている。アップデートおよびファンへの報告はほぼ毎日のようにおこなわれており、フィードバックをもとに迅速に対応していくTreyarch Studiosの姿勢はファンから評価されており、ジェスチャーの問題も早期の対策に期待したいところである。

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