結論
「ゴミ記事」の判定とフィルタリングはGoogle1とそのユーザーの責務なので、気にせずに書き続けましょう。
以下、蛇足
定義
いくつかの記事についたコメントを見たところ、「ゴミ記事」の定義は以下に集約できそうです。
- レベルが低い(入門者向け)
- 自分用のメモ(体系立っていない)
- わかりにくい(文章が下手)
- 情報が古い
- 内容が間違っている
なお、複数人の意見を集約しただけであり、上の記事がすべて「ゴミ記事」である、という意味ではありません。(たとえば自分用のメモであっても多くの人の役に立つことがあります)
背景
そもそもなぜ記事を書くのかについて考えてみます。
- ほかの人の役に立つため
- 勤務先の業務のため
- もしくは勤務先での評価を上げるため
- PVを稼ぐため
- 自分用の備忘録として残しておくため
原因
定義と背景に挙げた前提のもとで「ゴミ記事」が増えてしまう原因は以下が考えられます。
- 入門者向けの技術は習得も説明も容易なので記事を書きやすい
- 書き手側の問題
- 専門性2が上がるほどその技術に触れている人が少なくなる
- 入門者向けの技術のほうが読まれやすい
- 読み手側の問題
- 専門性が上がるほど読まれる回数が少なくなるので書き手のモチベーションが上がりにくい
- そして自分用のメモになりやすくなる
- そもそもほかの人が読むことを想定して書いていない
- 自分さえわかればいい
企業ブログは技術力アピールの要素があったり、読み手をイメージしやすいからか、一定以上のレベルで書かれていることが多い印象です。
以下、ポエム
日本語圏と英語圏のレベルの違い
個人的には特に感じません。日本語で調べても見つからなかった情報が英語で調べると見つかることはよくありますが、英語で書かれた記事の絶対数が多いだけだと思います。その分英語で書かれた「ゴミ記事」も多いです。日本語の記事自体が少ないのでもっと書いてほしいです。「ゴミ記事」が増えようが構いません。
「ゴミ記事」が多いことの問題
ここで冒頭に書いた結論につながりますが、「ゴミ記事」かどうかを判定してフィルタリングするのはGoogleとそのユーザーの責務です。記事を書く人の責務ではありません。その記事を書いた人にとって「ゴミ記事」のものはありません。
よく「ゴミ記事が増えると目的の情報を検索しにくくなる」というコメントがありますが、あれは「私は検索するのが下手です」と言っているのと同じだと思っています。ネット上の記事でも書籍でも自分が求めていない情報で溢れている点は同じだと思いますが、そのような人は図書館で目的の情報が書かれている本を探すのも苦手なのでしょうか?探しにくくなるから「ゴミ本」を書くな、と主張するのでしょうか?
目的
この記事を書いた目的は、下のリンク先で「ゴミ記事が多い」という意見が多く、自分の考えを整理したかったからです。
なので、「ゴミ記事」を改善する方法までは検討しませんでした。(そもそも「ゴミ記事」が増えてもいいと思っています)
また、ただでさえ少ない日本語の記事が増えにくくなることも困るので、誰かが記事を書くモチベーションの一助になればと思って書きました。
ポエム部分は異なる意見の方もいらっしゃるかと思いますが、あくまで私の意見なのでご容赦ください
補足(追記)
この記事の内容はQiitaに書くことではない、という意見がいくつか見られたので補足しておきます。
私はQiitaを「プログラミングに関する記事」を投稿して共有するサービスだと理解しています。この記事は「『プログラミングに関する記事』に関する記事」として書いたので、「プログラミングに関する記事」に含まれると認識しています。プログラミングに関係しない「ゴミ記事」のことは扱っていません。
Qiitaにプログラミングに関係しない記事を投稿するべきではないという意見は私も同じです。この記事も含めて不適切なのであれば運営の判断でどんどん削除してください。